武帝の功罪(李広と司馬遷) 2019-03-15 | 漢武帝 武帝も晩年になると、漢帝国の発展も既に終息し、帝自身が歴史的な役割を終えていたこともあって、臣下にとって忖度すべきは帝の政治方針などではなく、単に主君の個人的な趣向に過ぎないことが多くなっていました。一見すると臣下の方では基本的に同じことをしているだけなのですが、決定的に似て非なるところは、主君の所信に従い、これを実現すべく尽力するのが忠臣であるのに対して、主君の欲望を見抜き、これに迎合して媚び諂 . . . 本文を読む