武帝の功罪(豪族の台頭) 2019-03-07 | 漢武帝 治安の目安となるもう一つの犯罪とは、庶民と犯罪者の垣根がないような日常の軽犯罪ではなく、盗賊や裏社会といった組織的な犯罪で、代々漢の朝廷が頭を痛めたのもこれでした。いつの時代もこうした犯罪組織というのは、社会から逸脱して行き場を失った不適格者に加えて、国内の少数民族や海外からの移民といった、所謂マイノリティと呼ばれる集団よって構成されるのが一般的です。そして武帝の治世はその輝かしい成功の陰で、前述 . . . 本文を読む