天下統一(魏の盛衰) 2019-03-28 | 始皇帝 韓を滅ぼした後、秦が次の標的として矛先を向けたのは、政とも因縁浅からぬ趙でした。過去にも幾度となく城の取り合いをしてきた秦と三晋でしたが、戦国時代も後半になると、支那大陸の北部を北から南に流れる黄河が、旧晋諸国と秦との天然の国境となっていました。もともと黄河流域を開拓したのは晋であり、かつて晋が中原の大国で、秦が西方の弱小国だった頃には、晋(及びその後衛である韓魏趙の三国)の国土は黄河の西岸にまで . . . 本文を読む