「岡崎正義のかわら版」

スピリチュアルカウンセラー「岡崎正義」が、日々感じるこの世の事象を綴っていきます。

コメント「夫婦縁」に対する回答

2012年10月16日 17時46分27秒 | 恋愛・夫婦関係

 先程アップした、夫婦関係に関する過去の相談記事に、早速コメントが寄せられました。
「夫婦縁」というタイトルで、匿名さんからのご質問でした。

 その中で、「毎回同じ相手と夫婦をすることは多いのでしょうか?」というご質問がありました。
その後のコメント記事から察するに、ご主人への愛情が薄れ、「離婚」も視野に入れておられるようです。
その為、もし毎回同じ相手と夫婦になるなら勘弁してほしいというお気持ちなのでしょうか。

 そこで、今回は回答を交えながら、「夫婦」について触れたいと思います。


(1) そもそも夫婦とは、「相性が合わない同士の我慢比べ」

 まずは、匿名さんのご質問に対する回答です。
「毎回同じ相手と夫婦になることは多いのか?」ですが、これは可能性としては低いのではないでしょうか。

 夫婦とは、小見出しに書いたように、基本的に「相性が合わない同士」の我慢比べなのです。
自分に持っていないものを相手から学び、吸収し魂をレベルアップしていく。それが「夫婦」なのです。

 当然、言動・考え・価値観が違いますから、魂レベルでは「違和感バリバリ」なのが普通なのです。
とはいっても、ラブラブな夫婦もいるじゃないかと反論されるかもしれません。
 
 そのラブラブな夫婦は、実は2種類あるのです。
一つめは、「前世で頑張ったご褒美に、夫婦になった」カップル。
二つめが、「お互いの魂を、本当の意味で『開放」していない、学びを忘れてしまっている」カップルです。

 一つめのカップルは、それこそ周りもうらやむ程に仲の良いカップルですが、意外と夫婦関係以外で悩みを抱える傾向にあるようです。
基本的に人生は「修行」ですから、順風満帆な部分と、そうでない部分はバランス良く「配分」されているようですね。
夫婦関係は良好でも、親子関係や対人関係に問題を抱えている例が多い気がします。

 二つめのカップルは、せっかく学ぶ相手と縁して、「夫婦」になったにもかかわらず、相手から学ぶ事を忘れ、魂レベルで触れ合っていないカップルです。
人生的には「楽しい」かもしれませんね。波風が立たず、波乱も起きない毎日ですから。
 しかし、一旦別の事柄で問題が起きると、たちまち相手を罵倒し、罵り、周りもびっくりするくらいに、あっけなく「離婚」してしまいます。
その修羅場たるや「仲が良くはない」と思っていた夫婦が、「仲が良くてよかった・・。」と思えるくらいです。

 よく長年連れ添ったご夫婦に「似た者夫婦」がいらっしゃいますよね?
ずっと身近で見ていた古くからの友人・親戚ならわかると思いますが、最初から似ていたわけではありません。
あれは、正真正銘「魂の交流」をし、お互いの長所短所を吸収した結果、魂のレベルアップを図り、「似た者同士」になるのです。
お話を伺うと、今では想像もつかないくらいの「夫婦の修羅場」を何度も経験されている共通点があります。


(2) 我慢せずに「離婚」してはいけないのか?

 匿名さんのコメントから、離婚を視野に入れながら動かれているようですが、では前述の「夫婦」の本当の意味を踏まえれば、なるべく我慢をして夫婦関係を続けることが良いことなのでしょうか。

 矛盾するようですが、場合によっては「離婚」することもアリなケースもあるのです。
その条件は、次の理由があてはまる場合によって成り立ちます。

 (1)既に学び終わっている相手同士が結婚してしまった時
 (2)周りから促され(お見合い・政略結婚等)て、相手と直接的な接点を持たないまま結婚した時

 (1)は、「運命の出会い」的な感じで結婚したカップルに多いパターンです。
運命の出会いと言えばロマンティックに聞こえますが、要するに元から「似た者同士」が結婚したのです。

「私と境遇も価値観も一緒だわ!人生まで似ている気がする。これはきっと運命よ!」

それは言い換えれば、「同じソウルメイトで、学ぶ課題も同じ。あら!あなたも同じ科目の勉強?困ったわ・・、違う科目を学びにせっかく来たのに・・・。」
という困った出会いなのです。引きつけられるのは当然です。同じ魂のグループですから。


 (2)は、お昼にアップした記事と似たようなカップルですが、多少なりともお見合いでも紹介でも直接相手に興味を持てば、それはそれで良いのですが、
えてして、若い時期に「お金があるから」とか「あのハンサムと結婚したら周りがうらやむかも」という理由で結婚したカップルに多いのがこちらです。
こういう場合は、「魂」を見ずに「周りの環境」を見て結婚したのですから、「魂の向上」は望むべくもありません。

「若い頃はあんなにカッコ良かったのに、今じゃ・・・。あー、どこかに素敵な人はいないのかしら・・・。」なんて、相手を「賞味期限」のあるモノ扱いです。


(3) 夫婦関係とは

 皆さんは既婚者ですか? 独身者ですか?
結婚生活を続けるつもりですか? 離婚するつもりですか?

夫婦関係を続けていくバロメーター、離婚を決意しても支障がない判断基準が「スピリチュアル的」にあると思いますか?
答えは、前述した通りです。

 もし結婚生活を続けていくおつもりなら、あえて相手の嫌な部分と正面から向き合って下さい。
離婚をお考えなら、それが最初から「似たもの同士」だったか、若気の至りで結婚したのかどちらかに当てはまるか考えてください。

 仮に、我慢して魂を高めるべき「本来の夫婦」なら、どんなに苦しくても全うすることをお勧めします。
なぜなら、ここで「途中リタイア」してしまうと、来世で「もっと過酷な夫婦生活」を体験してしまうのです。

人生は『テスト」と同じです。しっかり勉強して「合格」したら良いのですが、見送ってしまうと、後から本試験より難しい『追試」が待っているのです。
学校のテストと違って、「受けない」ということはあり得ません。必ず「試練」という名でやってきます。

 あなたなら「レベル1」で合格しますか? それとも「レベル10」になるまで勉強しませんか?
早めにクリアすることが、ここでの人生を楽しくするコツなのです。

 夫婦という関係は、そういう試練の「総合テスト」なのかもしれませんね。




コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 過去の相談例・・・「夫婦関... | トップ | 寄せられたコメントについて... »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (匿名)
2012-10-18 13:57:06
夫婦のコメントしたものです。
解りやすい回答ありがとうございました。
私の場合は「相手と直接的接点を持たないで結婚した場合」にあてはまりそうです。結婚式2日前は失踪したほうがいいかと悩みました。しかし、すでにまな板の上の鯉、結婚したらきっと愛ははぐくまれるもの・・に期待したのですけど。それでも20年以上トライと我慢はしました。子供とは私はうまく行ってますが父親とはうまくいってません。
私も年を重ねると我慢するならのたれ死んだほうがまし、まだ別居ですがこの開放感に浸ってます。

スピンクルさんがご近所にいれば一度相談に乗ってもらいたいところですが何しろ海のかなたなもんで。

記事を読みながら勉強させていただきます。
返信する
縁について (名無し)
2012-10-26 23:04:08
いつも更新を楽しみに読んでいます。

動物と人との縁についてお伺いします。
飼っていたペットに沢山助けてもらったのですが出会う動物との縁とはスピリチュアル的な観点からだとどう繋がっているのでしょうか。

亡くなって2年程になりますが夢に出てきてくれたりします、何か意味があったりするのか、ただの夢なのか不思議なんです。

また違う形で出会うことはあったりするのでしょうか。

いきなりの投稿で申し訳ございません。
返信する
Unknown (匿名)
2014-05-07 20:28:10
はじめまして。夫婦、家庭の事で悩みブログを見て、ここを知りました。夫婦とは試練の総合テスト…身に染みます。離婚したいのか、続けるのかまだまだ模索中です。ブログを拝見しながら、考えていきたい、勉強したいと思います。沖縄で活動されているのですね。先月、沖縄に旅行に行ってたので、会いたかったと残念で残念でため息がでてます(涙)
返信する
頑張ったご褒美の夫婦 (まーこ)
2014-08-19 14:42:32
この言葉が何だか気になりました。
現在結婚4年目ですが、主人とはこの世界で初めて会ったとは思えないのです。
ずっとずっと一緒だったような…
似た者同士だけど全然違う性質の私と主人なので、書かれていた幾つかの例だと「頑張ったご褒美」が1番しっくりきたのです。
でも具体的にどういう風な頑張りだったり、どうしてご褒美が結婚なのでしょう?私達の話じゃなくて例え話で良いので聞いてみたいです。
スピンクルさんの例え話、分かりやすくて凄く好きです(〃^ー^〃)
返信する
Unknown (Unknown)
2015-11-04 18:49:20
んーーー、ちょっと 納得できませんねー(; ̄ー ̄A
返信する
江戸時代 (ゆり)
2018-04-26 23:34:39
日本は身分絶対でお家柄いいと敵同士でしゆうげんあげる仮面夫婦徳川家康は敵の名家の女性を幾人側室にめかけを息子はあまり聞かない孫の家光は平民娘町娘と敵の本妻はドラマで今も敵同士の夫婦は名家は残る涙話21世紀になっても聞く46
返信する
魂のレベル (鈴木 也須映)
2019-01-06 13:16:38
明けましておめでとうございます。先月の名古屋セッション、ありがとうございました。今世での課題を示して頂き、前向きに取り組む反面、未だ葛藤もしております(^^;
ブログを拝見しながら疑問や興味が湧いてきたのですが、魂のレベルは今世の人生に比例するのでしょうか。例えば、人徳者、偉人、人として魅力溢れた人、人生の成功者は魂レベルも高く、犯罪者、精神病患者、人として軽蔑すべき人は魂レベルが低いのでしょうか?そして、そこに関わる家族、特に親はどうなんでしょう?
質の高い人、人生の成功者は、やはり魂が磨かれてる人なのでしょうか。苦労の多い人、上手くいかない人生は、課題をクリア出来ないが為に、魂のレベルがあげられなかったが為に、更に苦しい課題が課せられるということなのでしょうか? 単純に自分の魂レベルはどれくらいなのかなという疑問から 思いを馳せました。セッションで腑に落ちたものの、何とかモヤモヤした感じもあり、色々考えてしまいました。
返信する

コメントを投稿

恋愛・夫婦関係」カテゴリの最新記事