美山たそがれメール

山村の四季情報や暮らしを発信します。

たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

母の死

2020年05月30日 | 日記
5時過ぎ電話がなった。こんな早朝に変な予感がした。
弟のお嫁さんMさんから「お婆さん、亡くなりました」と。
昨日の電話ではそう長くはないとのことだったのに。
「まあ、仕方がないね。今日は京都の友人が蕗摘みに来るので
彼らが帰り次第行くから」
私は道の駅に出すプリントサンドイッチを作った。
友人には電話をして「できるだけ早く来て頂戴」と言った。
彼らは11時過ぎに来て蕗を摘み2時過ぎに帰った。

大急ぎで実家に駆け付けると妹たちももう来ていた。
母は仲の間に寝かされていた。痩せて小さくなってはいたが、顔は綺麗で安らかだった。
帰りたいと思い続けていた自分の部屋だ。
昨年の3月下旬に骨折して、そこから転がるように悪くなった。
家庭での介護に限界を感じて特養に入所して10カ月、あっけない別れになった。
でも92歳の生涯はお見事である。父は60歳で死んでいるから30年以上長生きをした。
5人の子供を産み。孫も11人、老後も90歳まではそれなりに恵まれた暮らしだった。
一番下の弟は結婚して同居。私は15歳までしか一緒に暮らしていない。弟夫婦との
生活の方が長かった。気の強いわがままな母と同居してくれた弟夫婦には
感謝の念しかない。明日通夜、明後日葬儀。こんなご時世なので家族葬になった。
今日の午後からは近所の人たちがお別れに来てくださった。