長野は「健康」で青森は…。47都道府県別の死亡率の高さ、低さに着目し、健康水準の善しあしを把握する興味深い調査が出た。気候や習慣、食生活の違いなのか、死亡率の低さから順にランキングにしてみると、地域ごとにその差がくっきりと表れた。アナタの出身地は上位? それとも-。
死亡率とはやや物騒だが、地域ごとの健康と、習慣、風土との因果関係を判断するには貴重な調査だ。
厚生労働省が継続的に調べているもので、正式には「年間調整死亡率」。都道府県ごとの年齢構成が同じになるように調整し、人口10万人当たりの死亡者数として算出した。
先日公表の2010年分をみると、全国平均の死亡率は男性544・3人(2005年の前回調査時593・2人)、女性274・9人(同298・6人)。ともに前回調査を下回った。
気になる県別のランク=表=では、長野県が男性477・3人、女性248・8人でともにトップとなった。前回調査でも男性1位、女性2位で、日本一の「健康優良県」の地位をかためつつある。
長野県では「保健衛生活動を充実させた成果」(健康福祉政策課)と自信を示す。
「昔から保健活動が地域に根ざし、1945年にはボランティアで活動する保健補導員(制度)を(他県に先立ち)始めました。食生活改善推進員による減塩活動なども生活習慣病の改善につながっています。45年前には男性28位、女性40位と大きく低迷していたことを忘れずに、今後も、積極的に県民の健康増進を進めます」(同)
男女とも最低の結果になったのが青森県。男性662・7人、女性304・3人。前回調査でも男性47位、女性46位で改善傾向がみられない。
青森県に問い合わせると、「厚労省は、塩辛い食べ物が多く、冬場の積雪による運動不足を挙げていますが、これはあくまで一側面。インフラ不足によるマイカーに頼った生活による足腰の衰弱や、酒好き、喫煙率の高さが大きな要因とみて、福祉政策の充実を図って参ります」(健康福祉生活課)と巻き返しを誓った。
大半の都道府県が前回調査から数値を減らす中、異変がみられたのが鳥取県の女性だ。死亡率で2・1人増え、前回3位から32位までランクを落とした。
鳥取県では「全国的に歩行数が少なく運動不足。食生活における野菜不足が深刻で、喫煙率の高さもあり、県民の健康意識の改善が大きな課題」(福祉保健課)と危機感を募らせている。
トップの長野県に対し、最下位の青森県。食生活、習慣などさまざまな側面が関係しているようだが、出身地ではぐくまれる性格傾向は影響していないのか。
「出身県でわかる人の性格-県民性の研究」(草思社)の著者で出版プロデューサーの岩中祥史氏は、「青森県人は、昔から厳しい自然環境に耐え、仕事に対して頑張りすぎるくらい頑張り、我慢強く弱音を吐かない気質があります。それが裏目に出ている。長野県人は、教育立県らしく総じて勉強熱心。体調管理や健康維持に関心が高いことが奏功しているのでしょう」と分析する。
県民性抜きに寿命と健康は語れそうにない。
静岡県は、男性11位、女性が30位
女性の場合は昨年が12位だったから、大幅なダウンですね
気候が温暖、食べ物が豊富、所得も全国ベスト5、その他諸々・・・
まあね~ベスト10に入れば嬉しいかな!?
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さぁ、どうする??