運動や仕事で疲れたときや、なんとなくだるいとき、疲労回復として飲みたくなる栄養ドリンク。朝、起きたときや、仕事や勉強に集中したいとき、気合を入れたいときなどに飲む人もいる。
ドラッグストアやコンビニにはかなりの種類の栄養ドリンクがあるが、一体どういうものを、どういうタイミングで飲むと良いのか。メーカーのお客さま相談室に聞いた。
「ビタミンB1、B2などが入っている商品の場合、元気が出る効果が期待できることから、一般的には疲れた後にすぐ飲むことで、早く疲労回復ができるとしてオススメしています」
とはいえ、ドリンク剤にはカフェインがコーヒー1杯分ぐらい入っているため、カフェインで眠れなくなる人の場合は、夜ではなく、仕事や運動の後、あるいは、朝飲むなどがオススメだと言う。
その他にも、前日の疲れが残っている人や、慢性的な疲れを感じている人など、体調を整えたい目的で、毎朝飲む人もいるそうだ。続けて飲むことで、慣れてしまい、効果を感じなくなるものではないのだろうか。
「基本的にはビタミンが主成分ですので、効き目に慣れてしまうというよりは、不調を改善したり、心臓・肝臓機能を早く回復させ、整えたりするという意味があります」
また、別のメーカーのお客さま相談室では、次のように言う。
「飲むタイミングには特に決まりはないですが、一番効果を実感しやすいのは、朝に特別なイベントがあるときなど、『頑張ろう』という前、疲れた直後ですね」。ただし、「動物性生薬の多いもの」「ビタミンの多いもの」と、成分によって使い分けをするのも良いそうだ。
「動物性生薬の多いものは、血液量の増加が促され、覚醒などが期待されます。一方、疲れをとるには、ビタミンB1、B2、B6、葉酸などのビタミンB群がオススメです」
余談だが、ドリンク剤は同程度のサイズの商品ばかりだが、これは「ドリンク剤は100ミリリットル以下」と医薬品の製造基準で決められているためだそうだ。疲れたからといって、たくさん飲めばいいわけではないので、ご注意を。