柔道男子90キロ級に、2015年世界選手権3位のベイカー茉秋選手(東海大)が登場。
世界ランキング1位のベイカー選手は、初戦となる2回戦でマルク・オーデンタール選手(ドイツ)に一本勝ち。大内刈りで相手をぐらつかせ、そこから鮮やかな背負い落としを決めてくれました。3回戦はアレクサンダル・クコリ選手(セルビア)に谷落としで技ありを奪い、そのまま横四方固めで抑え込み、合わせ技一本を奪いました。準々決勝もアレクサンドル・イディア選手(フランス)に合わせ技一本で勝利し準決勝へと駒を進めました。準決勝では程訓ショウ選手(中国)を大内刈りからけさ固めで一本を奪いました。残り1分を切り指導を取られましたが、そこから一気に決めてくれました。ここまでオール一本という圧倒的な強さで決勝に進出。決勝でバルラム・リパルテリアニ選手(ジョージア)と対戦。2分17秒に大内刈りで有効を奪い、そのまま勝利をたぐり寄せ、男子90キロ級に日本初の金メダルをもたらしてくれたのでした。
柔道男子90キロ級ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
そして、柔道女子70キロ級に、田知本遥選手(ALSOK)が登場。
1回戦、周超選手(中国)に、谷落とし、けさ固めの合わせ技一本で突破。2回戦は第1シードのキム・ポリング選手(オランダ)に、延長1分33秒、大外刈りで有効を奪って勝利。準々決勝はケリタ・ズパンチッチ選手(カナダ)を延長28秒、谷落としで技ありを奪い、準決勝に進出。準決勝ではラウラ・ファルガスコッホ選手(ドイツ)に大外刈りで技ありを奪い優勢勝ち。決勝では、ジュリ・アルベアル選手(コロンビア)を2分19秒、谷落としで技あり、そのまま横四方固めで押さえ込み、合わせ技一本。金メダルを獲得しました。2012年のロンドン大会では準々決勝で敗れ、敗者復活戦にも敗れる屈辱で7位に終わっていただけに、見事にリベンジを果たしたと言えるでしょう。
柔道女子70キロ級ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
まだまだ続く金メダル!
次は、体操男子個人総合です。
内村航平選手(コナミスポーツ)が合計92.365点で2連覇を達成しました。最終種目の鉄棒を残してトップだったオレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)を0.099点上回り、逆転で金メダルを獲得しました。オリンピックの個人総合2連覇は1968年メキシコ大会、1972年ミュンヘン大会の加藤沢男選手以来44年ぶり、4人目の快挙だそうです。内村選手は世界選手権6連覇と合わせ、個人総合で世界大会8連覇となりました。
しかし、心配事が・・・! 試合後、内村選手はずっと腰をさすっていました。時折顔をしかめながら、メダルセレモニーを終えて取材エリアにやってくると衝撃の事実を明かしたのです。「腰がやばいです。鉄棒の中にエンドウっていう腰を曲げる技があるんですけど、そこでぎっくり腰みたいになって。これでよく着地が止まったと思う」と。予選、団体決勝、そして個人総合とわずか5日間で計18種目をこなした体は限界を超えていたようです。森泉コーチも「ちょっと数日休ませたい」と話され、残っている14日の種目別「床」への出場が微妙になりました。早く治ればいいんですけど・・・。何とかこの逆境を乗り越えてほしいですね。
体操男子個人総合ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
この日の金メダリストは以上ですが、競泳では、別色のメダリストが誕生しました。
女子200メートルバタフライ決勝で、ロンドン大会銅メダリストの星奈津美選手(ミズノ)が、2分5秒20で2大会連続の銅メダルを獲得しました。レース後は涙で声にならない状態。しかし、「昨日の準決勝までは思う様な動きが出せずに不安だった。決勝を迎えるまでにたくさんの人からメッセージをもらって、自分のやるべきことは決勝で力を出し切ることだと思ったので、積極的に悔いのないように泳いだ。最後は腕もかけなくなる、足も蹴れなくなるぐらいまで初めて出し切れた。悔いはない」と、インタビューで答えてくれました。感無量の様子でした。
星選手は、2014年9月の仁川アジア大会を境に、高校1年生のときから患っていたバセドー病の症状が悪化しました。レース後は全身がいつも以上の疲労感に覆われ、歩くのがやっとという状況でした。あまりに病状が思わしくなかったため、甲状腺の全摘出手術を決断。選手生命の危機に直面しましたが、驚異的な回復力と周囲のサポートで練習を再開しました。2015年にロシアで開催された世界選手権で、奇跡の復活V。そして、今オリンピックで2大会連続となる銅メダル獲得。彼女の頑張りに拍手を送りたいですね。
競泳女子200メートルバタフライハイライト(リンク期間は8月31日まで)
メダルは惜しくも獲得できませんでしたが、卓球女子シングルスに出場した福原愛選手(ANA)にも拍手を送りたいですね。
今大会、初戦から準々決勝まで、すべて4-0で勝利してきたことが象徴するように、福原選手の調子は上々でした。「強い」愛ちゃんが見られて、あたしは幸せです。ほんとに、あと一歩でしたね。
4位。立派です! 気持ちを切り替えて、「団体」頑張ってもらいたいものです。フレ~、フレ~、愛ちゃん!
卓球女子シングルス福原愛ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
世界ランキング1位のベイカー選手は、初戦となる2回戦でマルク・オーデンタール選手(ドイツ)に一本勝ち。大内刈りで相手をぐらつかせ、そこから鮮やかな背負い落としを決めてくれました。3回戦はアレクサンダル・クコリ選手(セルビア)に谷落としで技ありを奪い、そのまま横四方固めで抑え込み、合わせ技一本を奪いました。準々決勝もアレクサンドル・イディア選手(フランス)に合わせ技一本で勝利し準決勝へと駒を進めました。準決勝では程訓ショウ選手(中国)を大内刈りからけさ固めで一本を奪いました。残り1分を切り指導を取られましたが、そこから一気に決めてくれました。ここまでオール一本という圧倒的な強さで決勝に進出。決勝でバルラム・リパルテリアニ選手(ジョージア)と対戦。2分17秒に大内刈りで有効を奪い、そのまま勝利をたぐり寄せ、男子90キロ級に日本初の金メダルをもたらしてくれたのでした。
柔道男子90キロ級ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
そして、柔道女子70キロ級に、田知本遥選手(ALSOK)が登場。
1回戦、周超選手(中国)に、谷落とし、けさ固めの合わせ技一本で突破。2回戦は第1シードのキム・ポリング選手(オランダ)に、延長1分33秒、大外刈りで有効を奪って勝利。準々決勝はケリタ・ズパンチッチ選手(カナダ)を延長28秒、谷落としで技ありを奪い、準決勝に進出。準決勝ではラウラ・ファルガスコッホ選手(ドイツ)に大外刈りで技ありを奪い優勢勝ち。決勝では、ジュリ・アルベアル選手(コロンビア)を2分19秒、谷落としで技あり、そのまま横四方固めで押さえ込み、合わせ技一本。金メダルを獲得しました。2012年のロンドン大会では準々決勝で敗れ、敗者復活戦にも敗れる屈辱で7位に終わっていただけに、見事にリベンジを果たしたと言えるでしょう。
柔道女子70キロ級ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
まだまだ続く金メダル!
次は、体操男子個人総合です。
内村航平選手(コナミスポーツ)が合計92.365点で2連覇を達成しました。最終種目の鉄棒を残してトップだったオレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)を0.099点上回り、逆転で金メダルを獲得しました。オリンピックの個人総合2連覇は1968年メキシコ大会、1972年ミュンヘン大会の加藤沢男選手以来44年ぶり、4人目の快挙だそうです。内村選手は世界選手権6連覇と合わせ、個人総合で世界大会8連覇となりました。
しかし、心配事が・・・! 試合後、内村選手はずっと腰をさすっていました。時折顔をしかめながら、メダルセレモニーを終えて取材エリアにやってくると衝撃の事実を明かしたのです。「腰がやばいです。鉄棒の中にエンドウっていう腰を曲げる技があるんですけど、そこでぎっくり腰みたいになって。これでよく着地が止まったと思う」と。予選、団体決勝、そして個人総合とわずか5日間で計18種目をこなした体は限界を超えていたようです。森泉コーチも「ちょっと数日休ませたい」と話され、残っている14日の種目別「床」への出場が微妙になりました。早く治ればいいんですけど・・・。何とかこの逆境を乗り越えてほしいですね。
体操男子個人総合ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
この日の金メダリストは以上ですが、競泳では、別色のメダリストが誕生しました。
女子200メートルバタフライ決勝で、ロンドン大会銅メダリストの星奈津美選手(ミズノ)が、2分5秒20で2大会連続の銅メダルを獲得しました。レース後は涙で声にならない状態。しかし、「昨日の準決勝までは思う様な動きが出せずに不安だった。決勝を迎えるまでにたくさんの人からメッセージをもらって、自分のやるべきことは決勝で力を出し切ることだと思ったので、積極的に悔いのないように泳いだ。最後は腕もかけなくなる、足も蹴れなくなるぐらいまで初めて出し切れた。悔いはない」と、インタビューで答えてくれました。感無量の様子でした。
星選手は、2014年9月の仁川アジア大会を境に、高校1年生のときから患っていたバセドー病の症状が悪化しました。レース後は全身がいつも以上の疲労感に覆われ、歩くのがやっとという状況でした。あまりに病状が思わしくなかったため、甲状腺の全摘出手術を決断。選手生命の危機に直面しましたが、驚異的な回復力と周囲のサポートで練習を再開しました。2015年にロシアで開催された世界選手権で、奇跡の復活V。そして、今オリンピックで2大会連続となる銅メダル獲得。彼女の頑張りに拍手を送りたいですね。
競泳女子200メートルバタフライハイライト(リンク期間は8月31日まで)
メダルは惜しくも獲得できませんでしたが、卓球女子シングルスに出場した福原愛選手(ANA)にも拍手を送りたいですね。
今大会、初戦から準々決勝まで、すべて4-0で勝利してきたことが象徴するように、福原選手の調子は上々でした。「強い」愛ちゃんが見られて、あたしは幸せです。ほんとに、あと一歩でしたね。
4位。立派です! 気持ちを切り替えて、「団体」頑張ってもらいたいものです。フレ~、フレ~、愛ちゃん!
卓球女子シングルス福原愛ハイライト(リンク期間は8月31日まで)