レスリング女子フリースタイル53キロ級に、オリンピック4大会連続金メダルを目指す吉田沙保里選手(フリー)が登場。初戦となる2回戦でナタリア・シニシン選手(アゼルバイジャン)と対戦。第1ピリオドを1−0でリードして折り返すと、第2ピリオドは相手の足を取って場外に出し1ポイントを追加。さらにバックに回って4−0で判定勝ちしました。
準々決勝では、アフリカ選手権を9度制覇しているイザベル・サンブ選手(セネガル)と対戦。第1ピリオドでバックを取ってからのローリングで6−0とリード。第2ピリオドも7−0の残り30秒から高速タックルを決めて2ポイント加え、9−0の判定勝ちで快勝。
準決勝では、ベトサベト・アルゲリョ選手(ベネズエラ)と対戦。第1ピリオドを4−0とリードし、第2ピリオドも2ポイントを加え、6−0の判定勝ちで決勝へ進出。
決勝では、ヘレン・マルーリス選手(アメリカ)と対戦。第1ピリオド、消極的な姿勢の相手からアクティビティタイムの30秒を守り1ポイントを先取。吉田選手の1ポイントリードで迎えた第2ピリオド。開始30秒あたりで一瞬の隙をつかれタックルを許し、バックを取られてしまい1−2と逆転されました。さらに残り1分のところで場外に出されるなど1−4と劣勢な状況に。終盤に足を取るなど反撃を見せましたが、及びませんでした。1−4の判定負けで銀メダルです。オリンピック4連覇はならず、13連覇中の世界選手権と合わせた連続世界一の記録は「16」でストップしました。
試合後、吉田選手は大泣き・・・。「泣かんでいいよー。よく、頑張ったやん。」と声をかけたくなりました。
レスリング女子フリースタイル53キロ級ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
吉田沙保里選手、試合後のインタビュー(リンク有効期間は不明)
レスリング女子フリースタイル63キロ級に、川井梨紗子選手(至学館大)が登場。初戦となる2回戦で、前回ロンドン大会5位のモニカ・ミハリク選手(ポーランド)と対戦。第1ピリオドは低いタックルで相手のバックをとるなど、3−0とリード。第2ピリオドも、終始攻めの姿勢をみせ、計5−0で初戦を突破しました。
準々決勝では、アナスタシア・グリゴリエワ選手(ラトビア)と対戦。第1ピリオドを4−0でリードすると、第2ピリオドも足をとって果敢に攻めるなど、ポイントを着実に加点。8−2の判定で勝ち、準決勝進出を決めました。
準決勝では、インナ・トラズコワ選手(ロシア)に、圧倒的な強さで10−0のテクニカルフォール勝ち。決勝進出を決めました。
決勝では、マリア・ママシュク選手(ベラルーシ)と対戦。第1ピリオドの開始約30秒で低いタックルを決めると、バックを取って2点を先取。第2ピリオドも1分を過ぎたところで片足タックルを決め、2点を加点。終盤にも2点を追加し、6-0の快勝。オリンピック初出場で金メダルを獲得しました。日本女子レスリングは今大会4つ目の金メダルとなりました。
しかし、川井選手は本来58キロ級の選手です。この階級には今大会でオリンピック4連覇を達成した伊調馨選手が君臨し続けています。「打倒伊調馨」を掲げてきましたが、その高い壁を越えられず、オリンピックを目指すため、周囲の勧めで63キロ級に階級を変更。昨年の世界選手権で準優勝し、リオの切符をつかんだのでした。川井選手は「最初で最後のオリンピックの63キロ級で、こうやっていい形で終われた」と話しました。4年後の東京オリンピックは58キロ級で金メダルを目指すことになりそうです。
レスリング女子フリースタイル63キロ級ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
そして、バドミントン女子ダブルス。日本からは、世界ランキング1位の高橋礼華選手&松友美佐紀選手(ともに日本ユニシス)が出場。
1次リーグ第1戦は、ジュワラ・グッタ選手&アシュウィニ・ポンナッパ選手(インド)と対戦。21-15、21-10のストレート勝ち。
1次リーグ第2戦は、プッティタ・スパジラクル選手&サプシリー・タエラッタナチャイ選手(タイ)と対戦。21-15、21-15のストレート勝ち。
1次リーグ第3戦は、セレナ・ピーク選手&エーフィア・ムスケンス選手(オランダ)と対戦。21-9、21-11のストレート勝ち。
決勝トーナメントの準々決勝は、フー・カムン 選手&ウォン・ケウェイ選手(マレーシア)と対戦。21-16、18-21、21-9、ゲームカウント2-1で勝利。
決勝トーナメントの準決勝は、鄭径恩選手&申昇瓚選手(韓国)と対戦。21-16、21-15のストレート勝ちで決勝進出を決めました。
決勝トーナメントの決勝戦は、カミラ・リターユヒル選手&クリスティナ・ペデルセン選手(デンマーク)と対戦。
第1ゲームは同点の場面が11度、一進一退の激しい攻防になりました。デンマークの長身コンビは角度のある強打を武器に、日本ペアを苦しめます。高橋選手、松友選手も持ち前の連携で粘り強く引き下がりましたが、18-20から強烈なスマッシュで決められ、18-21で先行を許してしまいました。
第2ゲームでは、日本ペアが緩急をうまく使い、主導権を握りました。序盤を11-5と先行すると終始リードを保ったまま、21-9で勝利し、フルゲームへ持ち込みました。
第3ゲームは最初のポイントが我慢比べの長いラリーになりました。ここをデンマークペアに取られましたが、高橋選手、松友選手の集中力は途切れませんでした。11-10とリードしてコートチェンジまで持ち込むと、そこからも互いに譲らぬ競り合いになりました。16-16からデンマークペアの3連続ポイントで突き放され、16-19と3点ビハインド。しかし、ここから5連続得点で大逆転勝利。バドミントンにかけてきた2人の、執念の5点でした。17、18、19点を決めたのは松友選手。ラリーから、思いきって前に飛び出す大胆さ、相手の読みを外したコースへの返球。世界屈指の判断力を持つ前衛松友選手の真骨頂でした。20、そして最後の21点目は後衛の高橋選手。デンマークペアが思わず返球をそらす、力いっぱいのスマッシュでした。勝利の瞬間、高橋選手は「きゃあ」と叫び、涙を流しながら、コートに仰向きに倒れ込みました。松友選手は、しゃがみ込んで歓喜。その目からは涙が溢れていました。松友選手は「1ゲーム目は自分が良くなかった。最後、ファイナルでは今までやってきたことを諦めずに出すことができ、逆転できた」と声を弾ませました。高橋選手は涙声で「最後に追いついたときに、こういうときは自分たちの方が強いと思っていました」と胸を張りました。ゲームカウント2-1で、日本バドミントン界初の金メダルを獲得しました。
バドミントン女子ダブルス決勝 執念の5連続ポイントで大逆転勝利
準々決勝では、アフリカ選手権を9度制覇しているイザベル・サンブ選手(セネガル)と対戦。第1ピリオドでバックを取ってからのローリングで6−0とリード。第2ピリオドも7−0の残り30秒から高速タックルを決めて2ポイント加え、9−0の判定勝ちで快勝。
準決勝では、ベトサベト・アルゲリョ選手(ベネズエラ)と対戦。第1ピリオドを4−0とリードし、第2ピリオドも2ポイントを加え、6−0の判定勝ちで決勝へ進出。
決勝では、ヘレン・マルーリス選手(アメリカ)と対戦。第1ピリオド、消極的な姿勢の相手からアクティビティタイムの30秒を守り1ポイントを先取。吉田選手の1ポイントリードで迎えた第2ピリオド。開始30秒あたりで一瞬の隙をつかれタックルを許し、バックを取られてしまい1−2と逆転されました。さらに残り1分のところで場外に出されるなど1−4と劣勢な状況に。終盤に足を取るなど反撃を見せましたが、及びませんでした。1−4の判定負けで銀メダルです。オリンピック4連覇はならず、13連覇中の世界選手権と合わせた連続世界一の記録は「16」でストップしました。
試合後、吉田選手は大泣き・・・。「泣かんでいいよー。よく、頑張ったやん。」と声をかけたくなりました。
レスリング女子フリースタイル53キロ級ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
吉田沙保里選手、試合後のインタビュー(リンク有効期間は不明)
レスリング女子フリースタイル63キロ級に、川井梨紗子選手(至学館大)が登場。初戦となる2回戦で、前回ロンドン大会5位のモニカ・ミハリク選手(ポーランド)と対戦。第1ピリオドは低いタックルで相手のバックをとるなど、3−0とリード。第2ピリオドも、終始攻めの姿勢をみせ、計5−0で初戦を突破しました。
準々決勝では、アナスタシア・グリゴリエワ選手(ラトビア)と対戦。第1ピリオドを4−0でリードすると、第2ピリオドも足をとって果敢に攻めるなど、ポイントを着実に加点。8−2の判定で勝ち、準決勝進出を決めました。
準決勝では、インナ・トラズコワ選手(ロシア)に、圧倒的な強さで10−0のテクニカルフォール勝ち。決勝進出を決めました。
決勝では、マリア・ママシュク選手(ベラルーシ)と対戦。第1ピリオドの開始約30秒で低いタックルを決めると、バックを取って2点を先取。第2ピリオドも1分を過ぎたところで片足タックルを決め、2点を加点。終盤にも2点を追加し、6-0の快勝。オリンピック初出場で金メダルを獲得しました。日本女子レスリングは今大会4つ目の金メダルとなりました。
しかし、川井選手は本来58キロ級の選手です。この階級には今大会でオリンピック4連覇を達成した伊調馨選手が君臨し続けています。「打倒伊調馨」を掲げてきましたが、その高い壁を越えられず、オリンピックを目指すため、周囲の勧めで63キロ級に階級を変更。昨年の世界選手権で準優勝し、リオの切符をつかんだのでした。川井選手は「最初で最後のオリンピックの63キロ級で、こうやっていい形で終われた」と話しました。4年後の東京オリンピックは58キロ級で金メダルを目指すことになりそうです。
レスリング女子フリースタイル63キロ級ハイライト(リンク期間は8月31日まで)
そして、バドミントン女子ダブルス。日本からは、世界ランキング1位の高橋礼華選手&松友美佐紀選手(ともに日本ユニシス)が出場。
1次リーグ第1戦は、ジュワラ・グッタ選手&アシュウィニ・ポンナッパ選手(インド)と対戦。21-15、21-10のストレート勝ち。
1次リーグ第2戦は、プッティタ・スパジラクル選手&サプシリー・タエラッタナチャイ選手(タイ)と対戦。21-15、21-15のストレート勝ち。
1次リーグ第3戦は、セレナ・ピーク選手&エーフィア・ムスケンス選手(オランダ)と対戦。21-9、21-11のストレート勝ち。
決勝トーナメントの準々決勝は、フー・カムン 選手&ウォン・ケウェイ選手(マレーシア)と対戦。21-16、18-21、21-9、ゲームカウント2-1で勝利。
決勝トーナメントの準決勝は、鄭径恩選手&申昇瓚選手(韓国)と対戦。21-16、21-15のストレート勝ちで決勝進出を決めました。
決勝トーナメントの決勝戦は、カミラ・リターユヒル選手&クリスティナ・ペデルセン選手(デンマーク)と対戦。
第1ゲームは同点の場面が11度、一進一退の激しい攻防になりました。デンマークの長身コンビは角度のある強打を武器に、日本ペアを苦しめます。高橋選手、松友選手も持ち前の連携で粘り強く引き下がりましたが、18-20から強烈なスマッシュで決められ、18-21で先行を許してしまいました。
第2ゲームでは、日本ペアが緩急をうまく使い、主導権を握りました。序盤を11-5と先行すると終始リードを保ったまま、21-9で勝利し、フルゲームへ持ち込みました。
第3ゲームは最初のポイントが我慢比べの長いラリーになりました。ここをデンマークペアに取られましたが、高橋選手、松友選手の集中力は途切れませんでした。11-10とリードしてコートチェンジまで持ち込むと、そこからも互いに譲らぬ競り合いになりました。16-16からデンマークペアの3連続ポイントで突き放され、16-19と3点ビハインド。しかし、ここから5連続得点で大逆転勝利。バドミントンにかけてきた2人の、執念の5点でした。17、18、19点を決めたのは松友選手。ラリーから、思いきって前に飛び出す大胆さ、相手の読みを外したコースへの返球。世界屈指の判断力を持つ前衛松友選手の真骨頂でした。20、そして最後の21点目は後衛の高橋選手。デンマークペアが思わず返球をそらす、力いっぱいのスマッシュでした。勝利の瞬間、高橋選手は「きゃあ」と叫び、涙を流しながら、コートに仰向きに倒れ込みました。松友選手は、しゃがみ込んで歓喜。その目からは涙が溢れていました。松友選手は「1ゲーム目は自分が良くなかった。最後、ファイナルでは今までやってきたことを諦めずに出すことができ、逆転できた」と声を弾ませました。高橋選手は涙声で「最後に追いついたときに、こういうときは自分たちの方が強いと思っていました」と胸を張りました。ゲームカウント2-1で、日本バドミントン界初の金メダルを獲得しました。
バドミントン女子ダブルス決勝 執念の5連続ポイントで大逆転勝利