Archaic Smile

私的な備忘録です。

和歌山旅行 その2(橋杭岩、無量寺・応挙芦雪館)

2021-07-04 20:37:25 | 旅行
和歌山も白浜より先は、遠くてなかなか足を運べませんが、2日目は那智勝浦からの帰りに橋杭岩と無量寺に寄りました。
橋杭岩は潮が引いたところで、岩の上をかなり奥の方まで歩いて行けます。海はきれいで、潮が引いた水たまりのなかを取り残された魚やえびが泳いでいて、ずっと覗き込んでいても見飽きません。売店のマグロの唐揚げは硬いですが美味しかったです。
あと、近くに円山応挙と弟子の芦雪の作品がある無量寺にも初めて行きました。こちらも車で行くには道が狭く、場所も分かりにくく、入館料が1,300円?も取られるので最初はどうかと思いましたが、教科書でも見るような芦雪の竜虎の大作があるので思いきって入りました。
最初、芦雪の生い立ちなどのビデオを見せてもらい、次に本物の作品を保管している宝物館で実物を鑑賞し、最後にお寺にデジタルの複写画の襖絵があるので、実際にどのようにかざられていたかを、お寺の方に案内いただき見ることができます。正直、こんな大作がこんなとこに眠ってる感がいっぱいで、他にお客もいないので、貸し切り状態でゆっくり鑑賞できます。作品も素晴らしく帰るときは入館料は全く高くない、払う価値ありだと思いました。歴史ある臨済宗のお寺なので、若冲のパンクなドクロやカブの絵もありました。応挙に絵を発注した頃は、津波のあとの建て替えとはいえ、相当な勢いを持っていたのかなと思います。
案内してくれたお寺の方に聞いたらコロナ前でも、テレビで紹介されたあと以外は、場所柄?ほとんど人は来ないようです。素晴らしい穴場だなと思います。








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