萩の里自然公園便り

萩の里自然公園の魅力や催しなどをお知らせします。

最近見た生き物

2020-07-11 20:46:19 | 生き物情報

雨や霧の日が続きましたが、太陽が出るといろんな生き物も活発に活動するようです。

フタスジチョウ

ミドリシジミの仲間

ヒョウモンチョウの仲間

トホシカメムシ

シオカラトンボ♀

ヒナバッタの幼虫?

エゾイヌゴマから蜜を吸うコチャバネセセリ

子育て中のハクセキレイ

ニホンカナヘビ

ベンシジミ

シジグロシロチョウ

ノコギリカミキリ

コバネヒメギス

ミカドフキバッタ幼虫

カタツムリの仲間

最近よく聞こえてきます。

エゾセンンニュウの鳴声だそうです。ヤブの中にいるので姿はなかなか見る事ができないそうです。

エゾセンニュウ(日本野鳥の会)

「じょっぴんかけたか-じょっぴんかけたか」って聞こえませんか?

 

 

 

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夏の里山自然散歩の様子

2020-07-11 19:48:15 | 公園の催し情報

2020年7月11日開催の夏の里山自然散歩の様子をおご紹介します。

曇り空で始まりましたが、途中日が差し散歩日和になりました。

エントランス広場の芝生では、ブタナ(豚菜)が風になびいていました。ブタナはWikipediaによると、1933年に札幌市で初めて発見された際はタンポポモドキと命名されたのだが、翌年の1934年に兵庫県六甲山で見つかった同種の植物にはブタナと名付けられ、現在はブタナのほうの名称が主流となっているそうです。タンポポモドキが良いですよね。

今日は、エゾシカと植物をテーマにしました。

公園の入口からの坂道の東則面で、エゾシカの食害の激しさを見て頂きましした。

アザミ、オニシモツケ、エゾノコンギク、海を渡り旅をする蝶アサギマダラが好んで吸密するヒヨドリバナの無残な姿見て頂きました。エゾイヌゴマが咲いていますが、よく見るとエゾシカが食べ始めていることがわかりました。

シカが食べないナニワズの赤い実、

秋に真珠のようにも見えるまだ青いフッキソウの実などを見ながら、

皆伐更新実験地へ。

 

見頃のオニシモツケ(鬼下野)、

チシマアザミ、

咲き始めたイケマと、同じキハダの幼木に絡んだガガイモの葉、

花が終わったヤマブキショウマ、オオアマドコロの実、もうすぐ開花するヒヨドリバナ、

オカトラノオ、

オオウバユリ、

ムラサキシキブ、

イガホウズキの実、

チヨウセンゴミシの実 秋が楽しみです。

サンショウの実

実験地は森の断面を見る事が出来るので、葉が生い茂る今頃でも野鳥も目にすることができる。

ヒヨドリ

 

実験地を出て、マスク休憩&水分補給。

日本のライラック・ハシドイの花を見ながらセンターハウス経由、シラネアオイ群生地。

オトギリソウ、ウマノミツバが咲いていました。カノツメソウ、ハエドクソウ、タニタデなどが開花待ち。

最後に、この公園で立った1株になってしまったクルマユリを見ていただきました。

コロナを忘れるひと時でした。参加者の皆様ありがとうございました。

 

以下、案内役のカンニングペーパーです。 鹿 と書いてあるのはエゾシカが食べる植物です。

 

ブタナ(タンポポモドキ) キク科 昭和初期に入ってきた帰化植物 食用にもなる。

シロツメクサ(白詰草)マメ科ヨーロッパ減産帰化、江戸末期オランダからガラス容器の詰め物

ミツモトソウ バラ科 35 エゾノミツモトソウは花弁より萼片が長い

ヒメジョオン キク科219 月開花 茎が中実 花6~10月 鹿

ヤマグワ 実 クワ科 138 雌雄異株 クワの実 8月黒熟

エゾイヌゴマ シソ科 234 エゾは刺毛の他に開出毛が多い。鹿

ナニワズ 実ジンチョウゲ科245 夏に葉を落とすので別名夏坊主、有毒、アイヌ:煮汁を銛に塗り海獣漁

フッキソウ 実 ツゲ科 209 常緑低木 秋に真珠のように熟す。

エンレイソウ(ミヤマ、オオバナ)の実 ユリ科 199 アイヌ:実を食べた。鹿

コバギボウシ 葉 ユリ科 今年は咲かないようだ。 鹿

ミヤマイボタ モクセイ科285 葉の先が尖る イボタノキの葉先は丸い 

ツリガネニンジン 葉 

キキョウ科 298 網の外から避難 鹿

ヤマブキショウマ 実 バラ科152 雌雄異株 鹿

オニシモツケ(鬼下野) バラ科 145 1~2mにも大きい⇒鬼 陽当り=赤み 日陰=白? 鹿

オオアマドコロ 実 ユリ科 黒熟する 鹿

ヒヨドリバナ(蕾から咲き始め) バラ科 アサギマダラが好んで吸密 鹿

シラカンバ・ダケカンバ・ウダイカンバ 葉の比較 

サンショウ 実 ミカン科 207  雌雄異株 実は10月黒熟

ムラサキシキブ(紫式部) 蕾 クマツヅラ科 290 花8月、3㎜程の紫の実-10月

ルイヨウショウマ(類葉升麻)実 キンポウゲ科 171 9月頃、球形の果実は黒熟する。鹿

サラシナショウマ 蕾 キンポウゲ科 178 鹿

トリアシショウマ 蕾 ユキノシタ科 152 鹿

チシマアザミ キク科 210 鹿

オオウバユリ 蕾 ユリ科 384 7月下旬開花 鹿

イケマ 蕾⇒花 キョウチクトウ科  96 鹿

ガガイモ 葉  キョウチクトウ科237 花は赤紫 葉に柔らかな毛 

オカトラノオ 蕾 ユキノシタ科 115  鹿

オトギリソウ オトギリソウ科 46 鹿  トモエソウ蕾 46 鹿

イガホウズキ 花・実  ナス科 98

ウシハコベ ナデシコ科 花柱5本

ツリバナ(吊花) ニシキギ科 221 実 9~10月赤熟 鹿 

マユミ(真弓) 実 ニシキギ科 219 実 9~10月赤熟 鹿 

ニシキギ 実 ニシキギ科 220 実 9~10月赤熟 鹿 

ノリウツギ(糊空木)・サビタ アジサイ科 鹿 

チョウセンゴミシ(朝鮮五味子 ) 実 マツブサ科148 ツル性樹木 7㎜程の実が9~10月に赤熟。

5つの味:甘味・酸味・辛味・塩味・苦味 鹿

ニコゲヌカキビ イネ科 

ホガエリガヤ(穂返り茅) 実 イネ科 

ヘビイチゴ バラ科 55 赤い実 花径1㎝程、葉:明るい緑 ヒメヘビイチゴ 実白,花径7㎜

マムシグサ 実 サトイモ科 387 雌雄性転換  雌株:蛇の松明

ハシドイ モクセイ科 日本のライラック ライラック(ムラサキハシドイ)ヨーロッパ原産

  アイヌ:腐れにくい木なので家の柱や墓標 イナウとして使う地域も

ナワシロイチゴ バラ科 (クマイチゴ・エビガライチゴ)

ハナニガナ(花苦菜) キク科 23 (シロバナニガナ・ハマニガナ・イワニガナ)

ミズキ 実 ミズキ科 254 実9~10月黒熟 アイヌ:イナウ、コケシの材料、まゆだま飾り

エゾシカの食痕 アキタブキとオシダ

シナノキ 蕾 シナノキ科 239 花は淡黄色で香りがよく、良質の蜜源になる。鹿

苞がプロペラの働きをして、母木から遠くに散布される。

カノツメソウ(鹿の爪草) 蕾 セリ科 132  鹿

ハエドクソウ 蕾 シソ科 102 全草を煮詰めてハエ取り紙を作った。 鹿

タニタデ 蕾 アカバナ科 135 

ヤブニンジン 実 セリ科 133 ヤブジラミは葉の切れ込みが深く先が尾状に尖る

シラネアオイ 実 キンポウゲ科273 花弁に見えるのは萼片、雌しべ2個⇒果実は2個合着 鹿

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑)葉  ユリ科  193 鹿

クルマユリ(車百合)葉  ユリ科 80 7~8月開花 鹿

ガマズミ スイカズラ科 294 7月開花 白、実:8~9月に赤熟。鹿

 

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