公園の所どころに赤い実が目立ちます。
コウライテンナンショウという、森林や谷沿いのやや湿った場所に生育するサトイモ科の多年草の実です。
森に立つ赤い実の様子が松明(たいまつ)に見える事から、蛇の松明とも呼ばれます。
実は赤い粒々の集まりで、内部は空洞です。
有毒なので注意を!
肌に触れると皮膚炎、食べると嘔吐や腹痛を起こすそうです。
アイヌ語名:ラウラウ
地中には球根があり、アイヌは晩秋にこれを掘りだし、真ん中にある有毒部分を取り除き焼いたり蒸したりして食べたそうです。
エゾシカが食べないので、少しずつ増えています。
コウライテンナンショウは5月初め頃地上に生えてきます。
夏には蛇がかま首を持ちあげたような花が咲きます。