2008年 全23話 チソン キム・ミンジョン チェ・ジェヒョン イ・ジフン
ストーリー 三流大学出身の落ちこぼれ新人医師ウンソク(チソン)と成績優秀のへソク(キム・ミンジョン)は同じ胸部外科のチェ・ガングク教授(チョ・ジェヒョン)のチーム。
医療事故も多く困難をきたす胸部外科で、懸命に医療に専念するウンソンとヘソク。
そしてガングクもまた陰謀を企む医院長からの圧力に抵抗していた。
そんなある日、へソクの幼い頃の友人で今は俳優をしているドングォン(イ・ジフン)がドラマ撮影中に倒れ、クォンヒ大学の胸部外科に入院してくる。へソクに再会したドングォンは、へソクに好意を抱く。
ストーリー 8点 役者 10点 音楽 8点 涙度 6点 総合 8点
最終回なのでネタバレは控えめにしておきます。22話のほうがよかったですね。とっても。後1回を残してもまだどうなんるんだろって言う要素はいっぱいありました。それだけ最終回を期待しましたが、、いい要素もありましたがそれまでにくらべてやや雑な作りのような感じでした。ちょっとガクっと来ちゃったわ。あれだけ盛り上がったヘソクとウンソンは?って感じでしたから。シーズン2がささやかれ当初の予定違ったラストになったような印象でし他が、もう少しキレイに終わってほしかったです。
22話。医院長の容態が急変。心臓移植が必要と判断され運よくドナーが見つかる。ここもねえ、移植が必要なことはわかっていましたが、ドナーはどうなるか?と思っていたらあっさり見つかりました。もしかしてガングクが事故にあって提供か?など憶測が流れていましたが、大して問題じゃなかったのよね。移植ができる医者がいない。アメリカへ行きかけているガングクをレジデントたちは必死に探して飛行機にいるガングクを突き止めました。ヘソクは自分の父親だと告白してガングクにお願いです、戻ってきてください。お父さんを生かせて、、と懇願しますが、すまないと旅立ってしまう。しか~~~し、ここで見捨てないのがやっぱりガングク。一旦アメリカへつくものの、やはり韓国へUターン。空港に迎えに来ていた奥さんとの束の間の再開はじ~んと来ちゃったわ。愛してる、、すぐに戻ってくると何度も絶叫。医者って大変だわ。そして心臓移植が始まろうとしていたときに現れたガングク!!!もう少しドラマティックにしてほしかったわ。ここで気になったのが時間経過。あの~~~、韓国アメリカ間って何時間かかるのかしら。とんぼ返りとは言え、日本でさえニューヨークで7時間だっけ?14,5時間で帰ってきたってこと?それでレジデントたちがドナーの心臓を取りにいったときになかなか渡してもらえなかったってことかしら。そして移植は無事に終わるが、、、、。
ウンソンの苦悩を後ろから見てしまうヘソク。ここでの彼女のセリフがよかったなあ。あ~~んな目であんな風に言われたら号泣してしまうわ。そして、、、。このシーン。ユジンのときよりも控えめだなって思ったんです。だってウンソンもヘソクへの愛情が強く表現されるべきところなのに、、?って思ったら翌日その理由がわかりましたねえ。(涙)
最終話。ミナの手術。予想外の出血。ここね、あの女医さんの医療ミスなんですよね。静脈を切ってしまったということで大量出血でよばれたのがテジュン。病院では妻が盲腸の手術で運ばれてきたというのにそれをほっておいて救急車で春川の病院へウンソンをつれて向かう。テジュンは動揺して手術は不可。ここでウンソンが登場、、そして、、。
最後は笑えましたね~。1年後のみんなの姿が、。この年月の経過をどう表現するかって結構悩むところらしいですけど、めがねや髪型を変えるのが多いんですけど今回は、全員の髪型が変わっていました。爆笑はスンジェ。頭が大きいじゃないの!!!それにウンソンは、、まるでレゲエ。ヘソクはあんまり変化なし。ヨンギュは左遷されてて、ここも大笑だったな。そしてカメオ出演の彼。新しく心臓外科を希望してきた若き青年医師ってどうやら最近人気のシンガーのようでしたが、よくわかりませんでした。いかにもシーズン2を意識しような終わり方でしたけど、、。
総評ですがどこかのコラムにありましたが、、このニューハートの成功の影には、、長い間の取材と脚本家の努力の結晶とありました。医療ドラマってやはり似た要素がどうしても出てしまいますが、医療に対しての現実と医者としての理想。何より、ガングクやウンソンのように組織に流されず、人を助けるという本来の使命をどうやって全うしていくかの葛藤が中心でしたね。それによって犠牲になるものも多く、良かれと思ってすることも逆に苦境に追い込まれたりする厳しい現実。
しかし、、、医療することにおいてはVIPも家族もすべて平等。順番ではなくて緊急を有する人ほど優先するという流されがちな日常の中でもウンソン自身が持つ患者への医療を超えた人間としての暖かさをガングクももう一度見直すいい出会いだったとお互いに感じていました。技術や知識にの前に人間として忘れてはならない心を視聴者に確認させたんでしょうね。いや~~~深いです。このドラマ、いろいろケチをつけましたが、最終的にはとてもいいドラマかもって思っております。いろんな愛がありました。師弟愛、家族愛、同僚愛、友情を超えた本当の愛、、。しいていえば患者が多すぎ。それぞれの患者に人生があり家族があり事情があり想いがあります。そのエピソードが短くてえ?もう終わり?って感じでドンドンいろんな人が出てくるんです。いい話も悲しい話もテンコモリですが、ちょっと早すぎて泣ける話なのに泣けなかったわって事が結構あって、、。もうすこし人数を絞ってゆっくり医者とのかかわりを描いてもよかったかと思いますが、現実の病院もこうなのかもと思ってしまいます。患者が多い、大学病院だと早く退院するようにもって行かれるってききますものね。しかもほぼ毎週のようにでてくる手術シーン。豚の心臓が50個も使われたそうです。すっかり慣れて何とも思わなくなりますが、やはりそういうものが苦手な方にはお勧めできません。しかも手術中に失敗することも多々あって、血の海になりますから。
このドラマでなんと言ってもキム・ミンジョンさんのヘソクがピカイチです。素晴らしいです。彼女を見かけることは多かったんですがこれほど素晴らしいヘソクは感動ものです。ウンソンは最初から技術はイマイチだけど患者を生かすという使命になみなみならぬ情熱を持っていて、何かと原則主義のヘソクとは対立します。知識は完璧だけど人の痛みがわからない冷たいヘソクが、、ウンソンへの愛に目覚めひたすら彼への気持ちを訴え続けるのです。が、ウンソンはかたくなに拒否。ウンソンにはお嬢さんでできのいいヘソクとどうしてもつりあわない自分自身の環境の負い目があったんです。この葛藤がイライラするんですよ。でもヘソクの想いは変わらずず~~っと恋する乙女でした。後半、やっとウンソンが受け入れますが、それからもウンソンをいつも気にして彼の反応に一喜一憂する彼女の反応が素晴らしかったんです。絶対彼女はウンソンに惚れてるな~って本気で思ってましたからね。メイキングやNGシーンを見てもそう思っていましたが、、。ウンソンも素晴らしかったです。もちろん。そしてチェ・ジェヒョン氏もさすがベテラン。家族への想いと医者としての使命の間での葛藤。終盤の彼の涙も十分胸を打つものがありました。彼もウンソンとのかかわりを通して医者としての患者へのかかわり方を学んだようです。あとはテジュン、ウンソンをいつも見下していましたが、ウンソンのおかげで変わりましたね~。そしてあの最後の選択は本当によかったです!!!ということでウンソンが保守的で冷たい大学病院の医者たちに大きな影響を与えて技術的にもメンタル的にも新しい心臓外科に変えていったというニューハートでした。ランクインとさせていただきます。見て損はありません。是非。お勧めです。
余談ですが、この最終話の翌日にでたチソン氏のスキャンダル、。いや~~、参りました。素朴で優しく強く前向きなイ・ウンソンに浸っていたかったのに、、、。放送当日の17時までロケをしていて睡眠時間も1時間と聞いていたのに、、その隙をぬって黒いベンツに乗って彼女には高級ブランド品のプレゼントはまいったな~~。興ざめです。シーズン2のうわさはありますが、実現は難しいのでは?と思っております。セットはそのまま残しているそうですが。しらけちゃって。、もう、、。彼は脇が甘い!せっかく人気がでてきたところのに、、ね。(涙)
2月強毎週楽しみにしていましたが、終わってしまいました、、、。リアル視聴は1年ぶりでしたが、今回は楽しめました。いつもはDVDでまとめて見てしまっていますが、1週間に2話の放送があり、内容についてあれこれ話し合ったり想像したり、意味や言葉を調べたりOSTを堪能したりと充実して送れたと思います。このドラマ1話が非常に長く日本放送でどこまで流れるかが?ですのでノーカットを見ることはとっても意味があることなのでもっともっとハングルのヒアリングが上達すればもっと楽しめる気がするので勉強します!!