恐喝に使われた音声が自分だと気付くというフックが面白そうということで読んでいみました。
新聞の書評とかでも結構、取り上げられていました。
「これは、自分の声だ」
京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。
グリコ・森永事件をモチーフにはしているのですが、内容はフィクションです。
これほどの難事件がスラスラと解決していくのは、フィクションならではでしょうし、個人的にはちょっと乗れませんでしたが、単なる過去の事件ではなく現在という視点がありましたので、そこは新鮮に感じました。
日航機墜落事故を題材とし、新聞記者たちの姿を克明に描いた『クライマーズ・ハイ』と構図が似ていますが、力量という意味ではまだまだのような気もします。
ただ、Amazonや読書メーターの感想ではかなり高評価となっていました。
新聞の書評とかでも結構、取り上げられていました。
「これは、自分の声だ」
京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。
グリコ・森永事件をモチーフにはしているのですが、内容はフィクションです。
これほどの難事件がスラスラと解決していくのは、フィクションならではでしょうし、個人的にはちょっと乗れませんでしたが、単なる過去の事件ではなく現在という視点がありましたので、そこは新鮮に感じました。
日航機墜落事故を題材とし、新聞記者たちの姿を克明に描いた『クライマーズ・ハイ』と構図が似ていますが、力量という意味ではまだまだのような気もします。
ただ、Amazonや読書メーターの感想ではかなり高評価となっていました。
罪の声 [ 塩田 武士 ] |