朝日子ども新聞がコラム記事を削除していました。
まずは自己肯定感を高めることが大切だと思いますので、こういう文章を掲載することは問題ですね。
子どもに自分を嫌えって、「自虐史観」に慣れすぎて何も思わなかったのでしょうか。
「自分がきらい」っていっている子どもを想像できなかったのでしょうか。
https://twitter.com/monokirk/status/1267988784051703808/photo/2
だらしないあなたへ
2020年6月3日 08:30朝日小学生新聞(絵・杉浦範茂)
大勢の中のあなたへ
あなたに手紙を書きます。だらしないあなたに手紙を書きます。
洋服の着方がだらしない。食べ方がだらしない。いろいろな場面で「だらしない」と言われるあなた。私は「だらしない」という言葉が大きらいです。人から「だらしないぞ」と言われると、はずかしい。自分をきらいになってしまいます。
「だらしない」には二つの種類があります。一つは、外見のだらしなさ。かみの毛がボサボサだったり、服が乱れていたり……。もう一つは、内面のだらしなさ。時間や約束を守らないとか、借りたものを返さないとか。人にきらわれるよね。勉強も運動ものびるわけがありません。
ぜひ、あなたにも「だらしない自分」をきらいになってもらいたい。顔から火が出るほど、はずかしいと思ってほしいのです。
では、どうすれば「だらしなさ」を克服できるでしょう。その呪文を教えます。「きちんと、ちゃんと、しっかりと」です。服のボタンを留める時、「きちんと留める」と言う。服をぬいだら、「ちゃんと洗濯機に入れる」と言う。何か行動するたびに、「きちんと、ちゃんと、しっかりと」のどれかを言葉の頭につけて動けば、だらしなさを克服できます。
だらしなさは甘えです。その甘えがすべてのあなたの成長をおそくします。だらしない自分を今日からきらいになってくださいね。
ひきたよしあき 博報堂教育財団 コミュニケーションコンサルタント