いよいよ折り返し地点を超えて、後半戦へ。
この日は、朝10時に集合して、「テロのトポグラフィー」に行きました。
これまでは、ずっと「強制収容所」に行ってきたけど、今回はここ。
このテロのトポグラフィーは、入場無料で、そして写真展示がいっぱい。
さらに、正真正銘本当の「ベルリンの壁」も残っています。
ここ以上の「見るべき場所」はないかなぁ、と。
政権に批判的な知識人や著名人を収容所に送ることで、ナチの権限を強めていった。
ユダヤ人や少数派への嫌悪と、(反体制の)知識人の弾圧。
今の日本と、根柢の根柢でどこか通じているようで、胸が痛くなりました。
それにしても、過去の悲惨な現実をここまで「展示」することに驚きを隠せません。
日本では、「日本人の蛮行」については、ほぼ見ることができません。
「被害」についての資料は展示されていますが、「加害」については本当に全く…
(ゆえに、「なかった」という過去の否定が広がっていくんでしょう)
あと、このエリアに、家族・高齢者・女性・青少年省がありました。
「おお、ここが、あの家族・高齢者・女性・青少年省かー!!!」って。
僕一人、めっちゃ興奮していました。
…
その後、本当は、ヨーロッパで虐殺されたユダヤ人メモリアル(記念碑)に行きたかったのですが…
アンペルマンショップに立ち寄り、昼食をゆっくり取りすぎたために、時間がなくなり、断念。これは、みんなに見せたかった…(;;)
アンペルマンショップ!
ドイツ・古ベルリン料理店の「シュヴァイン・ハクセ」!!
そして、カリーヴルスト!!!
旨い!!!
そして、そのまま、、、
ブランデンブルク門!!!
二人の学生が「アンペルマン」になりきっていました。
こういうの、好き、、、(;'∀')
…
でも、アポイントがあるので、先を急ぎました。(というか、絶望的に遅刻…)
この日は、5人ー5人で別れました。
相談所組と水族館組。
水族館組を水族館に送り、僕らはタクシーで妊娠葛藤相談所へ。
今回訪れたのは、「BALANCE」という相談所でした。
ここでも、妊娠葛藤相談をやっていますが、内密出産には関わっていないんだとか。
ベルリンでも、4,5か所の葛藤相談所でしか、内密出産の専門家がいないんだとか。
今回、大きな発見だったのは、「妊娠相談所」と「妊娠葛藤相談所」は微妙にズレがあって、また、「妊娠葛藤相談所」と「匿名・内密出産」との間にも、溝、というか、ズレがある、ということでした。
バランスでは、どちらかというと、「セクシャリティー」(性と生殖)の問題に強くコミットしている団体で、お話してくれた女性医師の相談員さんも、「予防」としての「性教育」に力をいれている方でした。
性教育の「教材」がいっぱい、ありました。。。
ちょっと過激な感じもしましたが、「リアリティー」はありました。
30分ほど遅刻してしまったんですが、2時間ほどのインタビューを行うことができました。
何度も「ごめんなさい」と言ったのですが、その点については、許してもらえませんでした…。
が、とても丁寧に対応してくれて、本当に素敵な方でした。
夜は、ドイツ語クラブ幹部(?)の学生とラーメン店へ。
このお店が、また凄かった。
創業してまだ1年も経っていないのに、超人気店。
しかも、店長さんは、元気で素敵な日本人女性の方!!
オーナーさん?は、この店長さんに全部任せているみたいで、、、 しかも、この店長さん、某有名ラーメン店での経験もあったんです。というか、この方、そのお店で、見たことがある!!(記憶に残ってた!)
醤油、塩、味噌、魚介豚骨、タンタン豚骨の五種をいただきました。
詳しくは後ほど書くとして、醤油は、ドイツで王道となりつつあるやや甘みのあるすっきり醤油味、塩は、見た目こそ淡麗系塩だったんですが、味的には、しょっぱさ控えめのさっぱりとした塩スープ、味噌は、濃厚ではありませんでしたが、味噌の味がダイレクトに伝わる王道系のスープ、魚介豚骨は、魚介控えめで豚骨強めの食べやすい魚豚(これ自体、ドイツではとても珍しい!ちゃんと煮干しや鰹節もスペインから輸入しているんだとか)。タンタン豚骨は、胡麻の風味がかなり強いラー油入りの辛いひき肉入り担々麺でした。これはもっともっと新たな可能性があるんじゃないかな、と。
どれも、かつてのドイツを思えば、本当に本格的なラーメンでした。が、正直、まだまだこれから!って感じのラーメンだったかな、というのが僕の印象。ここにきて、ラーメンに目覚めたドイツ人が次々にお店を開業させています。日本人のラーメン店もあぐらをかいてはいられません。「日本人が作る」という理由だけでは、これからは生き残りは難しいと思います。でも、研究熱心な店長さんだけに、今後の飛躍を期待したいと思います。
徹底的に「箱」にこだわったお店でした。
このコンセプト感、好きだなぁ~、、、
その後、インドレストランでカクテルを飲んで、気持ちよくホテルに戻りました。