千葉大学病院内には、一軒、ラーメンが食べられるお店がありました。
では、この千葉大病院付近で、ラーメンが食べられるお店はないのか?!、と。
しかし、この辺りには、飲食店らしいお店は見当たりません。
で、たまたま見つけたのが、こちらのお店でした。
その名も、
みたか庵(ミタカ庵)
です。
なかなか雰囲気のあるお店です。
こんな古き昭和ながらのショーケースもありました。
ラーメンはあるのかないのか…。
メインはお蕎麦屋さんなので、ラーメンがある可能性はなくはない。
一筋の期待をもって、お店に入りました。
メニューです!
なかなか、迫力のあるメニュー表です。
が…、残念ながら、ラーメンはありませんでした。
「五目そば」はありましたが、こちらも「蕎麦」でした。
基本的に、こういう「食堂」が好きなので、どれも食べてみたいなぁって思いました。
で、考え抜いた挙句に、「かつ煮定食」を頂くことにしました。
お蕎麦も食べられて、自慢の「かつ煮」も食べられる、という。
ジャジャーン!!
こちらが、「かつ煮定食」です!!
いやー、いい感じですねー。
お蕎麦とかつ煮が、とっても美味しそう。
もともと、お蕎麦が大好きだったので、なんかワクワクします。
普段は、ホント、ラーメンしか食べてないから、、、(;´・ω・)
お蕎麦は、なかなか美味しかったです。
駅ソバとは違う感じで、食感もとてもよかったです。
信州とかで食べるお蕎麦とは違いますが、本格的なお蕎麦になっていました。
つゆは、、、
こんな感じで、うずらの卵と大根おろしがいっぱい入っていました。
これは、なかなか食欲を喚起します。
甘みと旨みがしっかりした蕎麦つゆになっています。
ラーメンのスープとは明らかに違う「表情」をしています。
どれだけ「和風」のラーメンであっても、この味にはならない。
その根本に、「甘みのある・なし」があるように思いました。
蕎麦つゆは、甘みがかかなりダイレクトで感じられます。
そして、、、
かつ煮!
これが、もう、ひっくり返るくらいに美味しかったです。
蕎麦のダシで煮込んだかつ。
これとご飯がもうめちゃめちゃ合います。
涙が出る美味しさでした。やっぱ「ダシの旨み」に僕らは泣くんですねー(;;)
お蕎麦とかつ煮。
どちらも抜群に美味しかったです(庶民感覚で♪)
B級グルメ的にも、これは食べる価値、大いにあるように思いました☆
千葉大学医学部の関係者や千葉大学病院のスタッフもきっと愛用しているのでしょう。
お客さんも結構多く集まっていました。
また…
こちらのお店の食事が、「最後の(外食の)晩餐」になることも…。
僕も、自分が死ぬとなったら、こういうお店で最後に外食をしたいなぁって思います。
もちろん美味しいラーメンを食べて死にたいところですが、、、
ラーメンそれ自体が、ある種、「健康な身体」でなければ食べられない、というか…。
千葉大病院には色んな事情(状態)の人が集まってきます。
命にかかわる病いを患っている人も、、、
そういう人たちの「食」を支えるお店でもあるんだよな、、、って。
医療そのものは尊い。
けど、こういう「食」があって、己の病と向き合えるってこともある。
ある意味で、食こそが、人間の生のクオリティーにかかわっている、というか。
僕の持論ですが、「僕らは、食べるために生きている」んです。
人生に意味があるとすれば、それは「食べる」ということじゃないかな、と最近ホンキで思います。
もちろん、食べ物を食べることができなくなってしまう人もいます。
それでも、僕らは、何かを食べることはできます。
比ゆ的に言えば、「本を読むこと」だって、「芸術に触れること」だって、食べること。
食べて、自分を太らせていく。
それは、最後の最後までできるように思います。
食べること=生きること。
そんなことを考えて、このお店を後にしました。