今、ウィーンのラーメン界がめっちゃ熱いんです!!
次々に、ラーメン店がウィーンで開業しているんです。
驚きの新店ラッシュと言ってもいいかもしれません。
世界でもいち早く「ラーメン店」が生まれたウィーン。
その先がけは、今はなき「Honobono亭」であります。
あまりにも時代を先取りしていたため、2011年に閉店となってしまったお店です。
しかし!!!
そのHonobono亭が投げた種が今、ウィーンで見事に花咲いているんです。
もう、凄いとしか言いようがありません。
今日からしばらくウィーンのラーメン事情について迫っていきます!
まずは、こちら!
KOJIRO / 小次郎
であります!
こちらのお店は、実は新店ではなく、1986年に創業した老舗店なんです。
1986年というと、まだ東西ドイツが分断していた時代です。
今みたいに、SUSHIやRAMENが国際的に認知されていなかった時代。
主に日本人ツアー客や観光客だけを対象に細々と営業していた時代。
そんな時代に生まれたKOJIROは、今やウィーン市内に三店舗を構えるほどに。
KOJIRO本店の詳しい記事はこちら!(寿司)
KOJIRO二号店の詳しい記事はこちら!(寿司?)
今回紹介する三号店の記事はこちら!(日本料理全般?)
店頭に、主たるメニュー表が掲示されていました。
うん、RAMENがメインのお店のようだ…\(^o^)/
で、なんと、こちらのお店も「西山製麺」の麺を使用!!!
さっき、ブラティスラヴァで西山製麺の麺を食べてきたばかりなのに…
でも、こちらは我が愛しの「匠ブランドの一番麺」ですよー!!
(匠については、拙書『学びの実践学』でも詳しく紹介しています!)
こちらでは、醤油、味噌、担々麺、野菜ラーメンがあるっぽいです。
期待が膨らみます!!
大きな「小次郎」の看板をくぐって先に行くと、、、
お店が見えてきました。
外はなんか殺風景ですが、中には人がいっぱい入っていました。
ウィーンの老舗店の三店舗目のお店、人気があって当然ですよね。
店内は、とっても綺麗で明るくて素敵でした。
夜は、バーっぽくなる感じもしなくもないような、、、
客席は、主にテーブル席のみで、まさにレストランって感じです。
激セマで有名な一号店とは違って、結構広いレストランになっています。
ちゃんと日本人スタッフもいて、日本語でもOKのお店でした。
ワーホリで働きに来ている女性スタッフさんでした。
さて、メニューを見ていきましょう!
なんか、日本っぽいですよね~。
まずは、Ramen!!
やっぱり、醤油、味噌、担々麺、野菜ラーメンですね。
担々麺は、「Goma Miso Ramen」となっています。
また、Kaltessommernudeln(冷たい夏のヌードル)なるものも…。
冷やし中華、しかも、醤油と胡麻ダレの二種あるんですね。
更に、トッピングも各種そろっています。
素晴らしい\(^o^)/
続いては、うどん!
冷やしうどん、冷やし天ぷらうどん、かけうどん、…
合鴨の焼きうどんって、、、美味しそうですわ。
そして、本領発揮となるSUSHI!!
こちらのお店、ラーメン、うどんに、寿司まであるんですねー。
しかも、写真を見る限り、かなり美味しそうです。
アメリカンなSUSHIではなく、硬派な日本のお寿司って感じがします。
34年の歴史をもつ小次郎ゆえのこだわりとプライドを感じます。
こういうお店、世界中に必ずあってほしいと思います。
更に、SASHIMI=刺身も!!
ここ、ウィーンですよ、、、(;´・ω・)
あと、御膳定食も用意されている模様です。
あー、こっちの方が食べたい~~~(;;)
でも、ダメ。
僕は、ラーメン研究者。
自分の命が尽きるその日までラーメンを追い求めるのみ。。。(;´・ω・)
健康丼ですって。??!!
これは面白いなぁ、、、
そして、焼き魚に、カツカレー!!
もう、至れり尽くせりです。。。
まだまだある、、、(;´・ω・)
丼もの各種に、、、
更に、弁当まで!!!
凄い、凄すぎる、、、。
他のお客さんを見ていると、この弁当を注文する人が多い気がしました。
弁当は既に前から、「BENTO」として色んなところで売られてましたからね。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!
醤油ラーメン(10,80€)
です!!
数時間前に行った「Ramen Kazu」の醤油ラーメンは、11,90€でした。
若干、こっちの方が安いかなっていう感じ!?
ちなみに、、、
ルーブル@ローテンブルクの醤油ラーメンは、9,80€。
JEN@イエナの醤油ラーメンは、11,50€。
SHOYU RAMEN@ウィーンのSHOYU CLASSICは、10,90€。
Ramen Bar Zipang@ハンブルクの醤油ラーメンは、9,90€。
なにわ@デュッセルドルフの醤油ラーメンは、9,50€。
…
と考えると、わりと「相場」かなぁって感じです。
醤油ラーメンだけど、もやしがどっと乗っていますね。
で、チャーシューは二枚。メンマ、わかめ、玉子…
色々と乗っています。
zoom up!
うん、見た目的には、なかなか真面目なラーメンって感じです…
が、結論から言うと、「うーん、、、」っていうのが正直なところです。
なんの変哲もない、レトルトチックな味わいの醤油ラーメン。
いい意味ではない「昔の醤油ラーメン」のような、、、
(古い中華店で出てくる少し苦味を感じる古いスープ風というか)
一昔前なら、これでも感動できたかもしれないけど、、、
なんか、なんのこだわりとか売りとかのない味わいというか、、
ちょっと、期待していただけに、、、(;´・ω・)
それに、KOJIROでしょ!?
JIRO=二郎を思い浮かべてしまっていて、そういう系を想像してたんですよね。
まぁ、それはないにしても、、、(;´・ω・)
いずれにせよ、ちょっと「あれれ」って感じのスープでした。
見た目的なヴィジュアルはよかったんですけどね、、、
で、こちらが、西山製麺×匠の麺であります!!
つるつるっとしていて、日本と変わらないクオリティーの麺であります!!
ウィーンで、こうしてちゃんとした麺が食べられる日が来るとは…
泣きそうになりますね。。。
でも、だからこそ、もったいないっていうか、、、(;´・ω・)
せっかくのお寿司屋さんのラーメンなのから、魚介醤油にこだわってみるとか…。
なんで、このスープ!?!?って、思っちゃいました。
チャーシューは、もう典型的なパサパサチャーシューでして、、、
(この辺も、もう少しこだわってほしいところっていうか、、、)
メンマも、予想通り?臭みのある業務用っぽい感じで、、、
もやしは、やっぱりこっちスタイルで、生っぽい感じでした。
このもやしなら、要らないだろう、、、って(心の中で強く思いました)。
わかめは、どこにいても変わらず、、、かな!?
***
ってことで、、、
あんまりいい記事にできませんでした、、、すみません。
でも、ウィーンの老舗日本レストランのラーメンってことで、、、
これを、無批判に絶賛することはできないかなぁって。。。
値段も相場よりも若干高めですしね、、、。
それに、、、
この先、立て続けにウィーンのラーメン店レポを続けますが、、、
超ハイレベルなラーメン専門店がウィーンに次々に出てきています。
そうなると、このラーメンって、誰のために?って感じになっちゃうと思うんです。
…うん、「過渡期」なのかもしれないなぁ、、、。
ベルリン、ハンブルク、デュッセルドルフ、フランクフルト…
次々に凄いお店が登場しては、古いお店が淘汰されつつあります。
ここのラーメンは、一昔前のラーメンの味わいといいますか。
90年代~00年代にこっちで食べてたラーメンのレベルといいますか。
あるいは、「夜明け前のラーメン」と言いますか、、、。
そんな感じでした。。。
ただ、、きっと、ラーメン以外は美味しいんだと思います。
ラーメンって、片手間でできるもんじゃないんですよね。
日本でだって同じですよね。。。
他の料理はごまかせても、ラーメンだけはごまかせないんです。
まぁ、でも、ここは「ラーメン専門店」ではないし、総合的なラインナップですし…
そこまで、真面目に語らなくてもいいのかもしれませんけど、、、
ウィーンで、ワーホリを考えている人向けに、、、
こんな求人、出てましたよ~。
ウィーンで働きながら生活したい!という人にはいい話かも!?
色々書きましたが、人気店であることには違いありません。
仕事がなくなることもないかなって感じです。
お店の前は、有名な「ナッシュマルクト」です!!
ナッシュマルクトは、1774年から続くウィーン最大の市場なんです。
ここに来ずして、ウィーンは語れない、と言われているくらいです。
ここ、僕、好きなんだよなぁ~~。。。
ってことで、最後に地図も貼り付けておきます。
このあたりで日本食が恋しくなった人にはオススメです!!