あの日、はからずも車に乗せた縁で修験の人から聴いた神業を実行するためには場所を特定しなければならない。拝所のあったあの神社はどこか。当日、私が行った先は芳賀という所だ。
まず地図を広げてあの日の道筋をたどってみた。過日の街道を北に進むとT字路の中心、正面に鳥居印があった。あの時、確か三光大明神と教えられた。神業の施法に気を取られて神社の由緒を読んでこなかった。周辺を眺めてみるとT字路を西に行ったところすぐに川がある。川の手前が道の駅の印がついていた。
川は南に向かって流れている。川を南方向へなぞっていくとやがて川は鉄橋をくぐった。そして、すぐ西側に再び鳥居印が表れた。
一方、先の神社の前に出たT字路を南にたどると、やはり川と同じに道なりで南に走って南の神社の前方へつながっている。目見当で、およそ車で30分弱。
ここまで当たりがついたところで、周辺が表示されるネットの広域地図を検索したので、まずはお知らせしておこう。
先の神社は「祖母井神社」と表記されている。三光大明神は呼称なのかもしれない。川は五行川、橋のたもとは「はが道の駅」。隣の温泉は「ロマンの湯」。川をまたいでいた鉄橋は真岡線。五行川という川の名もさもありなんと思うが、南の神社は「大前神社」。ネットでの検索ままだが、「金鯉」で有名な神社だ。もっと驚いたことがある。一文を読むと、全国的に知られた江戸時代の偉人がこの地域から名を馳せたという偉業がまさにここだった。
あの修験の人をリーダとする人達は、の神業施法を実行している人たちだったのだろう。またもや不思議な引き合わせだ。
詣でる機会ができたら、修験の人から聴いた神業の場所を実際に見聞してきたい。その時は報告しよう。土地勘のある方はご確認あれ。
つづく
寄り道をしているため、冒険譚はまたまた遅れます。お許しあれ。
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(神気浴記と冒険譚の初期のバックナンバーは、こちらのブログー1にあります。ただし、こちらは現在稼働しておりません)
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