神主神気浴記

月待講、御神水による服気、除災招福の霊法、占などについて不定期でお話します。
神山の不思議な物語の伝えは継続します。

ムーンワーク  三夜待ち

2024年08月26日 | 月待講


 この写真、以前に掲載しましたが覚えてますでしょうか?
 昔はこの石柱が各村々にありました。昔のカレンダー(暦)の重要なポイントの日なんです。このポイントの日は農作業のポイントのみならず前号でふれましたが、これからお話しようと思ってる大盛運暦にも大いに関係いたします。
 私は物事を実行する時にお百姓さんのこの力(情報)をたびたびお借りします。それは月読の尊パワーです。ここでいう月待ちとは、昔々特定の月齢の日に集まり、飲食をともにしながら月の出るのを待って月を拝む行事が村々にありました。月齢22夜、23夜など特定の月齢の日に集まり、燈明をともして飲食をともにしながら月の出を待つ。三夜供養とも呼ばれてているところから、月がもたらしてくれる巡りの情報への深い感謝の意味を表したものだろうと思います。
 話は繰り返しになりますが、ポイントの夜からそれぞれのポイントの夜への巡りを重ねながら、月読の尊への崇拝を重ね、命の糧を確実に収穫できることこそ大いなる盛運と感じ入ったと思われます。



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ムーンワーク  大盛運暦

2024年08月20日 | 月待講



 月の見えない力を月の姿としてとらえると、前号のように月読尊の働きが神観念として、すなわちムーンワークの源、月の働きとして古から日本人に伝わっていた。それがネックレスの醸し出すストーリーではないでしょうか。

ムーンワーク月の見えない力を視える化する
〇ネックレス(月の巡りの帯)上部のネックレス図を簡単に表したものです。
月の巡りの帯 🌑🌒🌓🌔🌕🌕🌖🌗🌘🌑
  
太い月の帯🌓🌔🌕🌖🌗  細い月の帯🌗🌘🌑🌒🌓

(月の形を借りる)
新月(朔)🌑  行動計画立案の時、再計画は見直しができます。
  上弦月🌓  自ら行動し、計画通りに推し進める。 
満月(望) 🌕  行動の見直し、転換点。
  下弦月🌗  思考期間の始まり。企画や計画造り、沈思黙公、遠くまで思いをはせるに適した期間です。

(月待暦の使い方)
 上弦月🌓→満月🌕→下弦月🌗(江戸時代の月待行事、「二十三夜待ち供養」
 <脚で稼ぐとき>労働、仕事

上弦の月からは自ら行動し、計画通りに推し進める。努力、パフォーマンス向上の期間。

 下弦月🌗→新月🌑→上弦月🌓
 <頭で稼ぐとき>企画力、著述
  下弦の月からはポイントをきちんと押さえ、計画、思考、モチベ―ション向上の期間。

月の巡りに自分のリズムを合わせてください。慣れるとご自分と一体になれます。

現代のカレンダーが導入される以前は、太陰太陽暦が使われていました。当時の重要な労働は農作業で今に続きますが、極めて自然環境に適したルーチン作業が行われ、今に引き続いています。その成果である米を今でも我々は食しています。
今は産業形態は大きく変わりましたが、この労働の繰り返しの作業におけるDNAは私たちに引き継がれており、月の形を借りて私たちに安定したムーン・ワークとして提供されています。


月の帯 🌑🌒🌓🌔🌕🌕🌖🌗🌘🌑
 大盛運 暦
太い帯🌓🌔🌕🌖🌗  細い帯🌗🌘🌑🌒🌓   
働く重点期間      考える重点期間


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ムーンワーク 月の視える化は読むためのもの

2024年08月17日 | 月待講


 毎日少しずつ形を変えながら、元の真っ暗になるまで約29.5日が月の巡りでしたね。この月の巡りの一巡にはどのようなストーリーがあるのでしょうか?また、古老たちが月の形で自分のコヨミを作ってたのは?
ネックレスのようにつなげてみたのが、先日来から使っているこの図です。先ず、チェックポイントの8,15,23夜(各月の22・23日目)は同じように入れてみました。するとどうでしょう、上下合わせた、農事暦と違った大盛(開運) 暦ができました。
 まず月の巡りどおり8,15,22夜を読んでみましょう。ネックレス図の下半分は明るくて太い月です。直線にしたものが、下段左の一列です。また、ネックレス図の上半分は暗くて細い月の巡りです。ネックレス図の23.0.7夜はどうでしょう。下段右の一列です。月の見えない力をつなげて視える化にすると月を読むことができるのでした。
 今と違った時代の照明事情を考えてみましょう。月夜の半分は闇でも、後の半分は月明りで作業や活動は可能です。明かりの時と灯かりの時、コスパは違うと同時にモチベーションがちがいます。人のDNAはおのずと異なった反応を示すでしょう。




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ムーンワーク 9 月の満ちかけ 続

2024年08月13日 | 月待講


 その時の古老の話に月待の伝えを加えて作ったのがここに掲載してます月待の暦です。すでに読者の方はお分かりかと思いますが、月を観るための暦ではありません。月を読み解くためのコヨミです。昔の方たちは農事を進めるにあたって月の神の教えに従って農作業を進めました。それが🌓8 🌕15 🌗23のポイントの夜でした。あの石柱の謎もここで解けます。月は観るものではなく29.53日を読み解くもので、それが農作業の勧めでした。それゆえに月の命ではなく、ツクヨミノミコトー天尊第二神・月読尊とお呼びするのでした。




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ムーンワーク 8 月の満ちかけ

2024年08月04日 | 月待講



図のように、月が連なって見えることはありませんね。毎夜見えるのは月が一つです。
昔の話をします。ある年の暮れでした。 
 毎年の事ですが、神職、村人が村に集まって、神社のお正月の準備をします。大注連縄、縄をなって神社や村で正月に必要なものを造ります。
 私は,縄をなう納屋で村の古老から手ほどきを受けておりました。 その時の問わず語りの話です。
「昔はのう、村の若け~もんは縄をなうのが日課でのう。決められた長さをなってないと、遊びに出してもらえんかった」「へーぇ、ノルマがあったんだ!」「月が真上に来るまでには終わらせたもんだ」
若いころから月とにらめっこして手を動かしていたそうだ。
油は高くて、縄には使わせてもらえなかった。
「月は毎日形を変えながら元の真っ暗になるまで29.53日だっけか?」
「いつの間にか月の形で自分さこよみ作ってたさ!」他の古老もあいずちを打った。
つづく


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