日々徒然 正和流

岡山で体術、居合術、気功術を修練しています。
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ルール

2018-10-12 13:40:14 | 日記
昨晩、テレビを見ていると武術を特集していました。
イギリスのバーティツというステッキ術や蹴り突き組技をも合わせた武術が1800年代からあるのだとか。

素足の習慣は無いため映像では道着代わりにアンティークな雰囲気漂うおしゃれな衣装で稽古をしていました。
当然革靴をはいていますが靴のつま先を武器として蹴るのに対してナレーションが姑息なこともやるようだと軽い口調で言っていたのが気になりました。

一般の人からしたら姑息に見えるのか・・・
護身を考えるとこんな有効な武器は無いのに。
試合では反則でも路上では有効。

巌流島で話題になった突落しも全ての格闘技術を封じたまま圧勝できる究極の一手。
ルールありきの価値観が刷り込まれている場合、金的を蹴るのは卑怯だという考えの人もいますから価値観はまちまち。

金的攻撃一つとってもあるか無いかで技術は変わってしまう。
試合ではルールで金的を禁止しているから華麗に蹴り合えるが金的ありだと様相は変わらざるを得ない。
寝技に関しては金的やその他の反則技有りきで考えると試合では有利なポジションが一転して不利になる場合もある。

反則技を有効にするとルールの影に隠れて見えないものが見えてくる。

試合そのものを否定する考えはさらさら無いし切磋琢磨する姿には感動もする。
ルールの中で競う事で地力も高まる。
しかし武術として考えるとルールある試合には無視できない欠点が多い。

今さらと言うテーマではあるがルールにとらわれる事なく、しかし流派の特質を高めるためにはルールを上手く利用する。

執着無く技術を追求する姿勢が肝要と考える。
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