豊岡市日撫に愛宕山という標高115mほどの山があります。
登山口は標高5mほどの場所ですから、標高差約110m程を上ります。
鶴城跡の場所で、豊岡市の文化財に指定されています。登山口は円山川側。
入ってすぐに落ち葉がいっぱい。湿りっけがあって滑らないようにせんとだめです。
昔はコナラやアベマキの落葉広葉樹が茂り、炭・薪への伐採がされていたようです。
木が伐採されなくなったその後は、日陰でも育つスタジイなどの照葉樹が多くなったそうです。
石仏が祀ってあります。 山頂の愛宕神社の鳥居でしょうか。 この階段を上がれば山頂です。
山頂の広場です。城跡ですから、一番高い位置にある曲輪と言った方がいいのかもしれません。
展望はあまり良くありませんが、蛇行する円山川が望めます。梅雨の合間の晴天は遠くの展望も良いです。
こんな日の来日岳山頂からの円山川は、きっといいでしょうね。
ここの鶴城に対し、亀城と言われる神武山(豊岡城跡)が新装なった豊岡市役所の右に見えます。
鶴城は、鶴が羽を広げたような曲輪配置になっていることから付けられたそうです。
西尾孝昌先生の縄張り図が山頂看板にありましたが、まさにそのような縄張り配置になっています。
愛宕神社裏の北側からいく層もの曲輪が見えます。城域は東西330m、南北525mと広大で、
山名氏系の有力国人の田結庄氏の居城とうなづける規模の城跡です。
北近畿タンゴ鉄道のトンネルがこの下を通っている???
徒歩15分の山登りにしては長い投稿でした。(登山日:6月24日)