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まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
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ウルトラセブン(マルホン、デジパチ)

2012-11-11 15:58:36 | 現金機デジパチ

1991年(平成3年)にマルホンから登場した新要件デジパチ「ウルトラセブン」

★賞球:7&15(新基準機)

★大当り確率:1/221(正確には1/221.76)

★出玉:約2300個(最高16ラウンド継続)

★小デジタル(電チュー用)の確率変動機能搭載


平成初期・マルホン新要件デジパチ第1弾。デジタル部にドラムを採用している。

ドラム機といえば、従来は三共のお家芸であった。初代フィーバー以降、フィーバー’82(タコフィーバー)、フィーバー10スペシャル、フィーバーエクセレント、フィーバーミラクル、フィーバーゴールド、フィーバーコスモ、フィーバーロイヤル、フィーバーグランデ、フィーバーアバンテ、フィーバークラウン、フィーバーレクサス、フィーバーシャリオ、フィーバースピリット、フィーバーフラッシュと、実に多くのドラム機シリーズを登場させてきた(車の展示ショーではないw)。

一方、他メーカーでデジパチにドラムを採用していたのが、マルホンニューギンである。マルホンはクールセブンやスーパーターボ2、ニューギンはグランドエキサイトGと、数は少ないが味のあるドラム機を旧要件時代に登場させた。三共の「独走状態」に立ち向かう意味で、意義深い試みだったと思う。

 

平成3年の新要件時代に入ると、ドラムの本家・三共はフィーバースパーク(GP、ED、CX)やフィーバーフラッシュSPなど、引き続きドラム機路線を継続。旧要件期に好評だった連チャン性も備わっていた。

対するマルホンは、この「ウルトラセブン」を新基準第1号で送り込む事で、「時代は変われど、三共ドラム機には負けぬ」との意思を示した格好だ。実際、本機はホールでもかなりの人気を博した。

なお、ニューギンも、新要件初期にエキサイトポーカー、エキサイトカムカムAW回転寿司、エキサイトビューティーなど奇抜なドラム機が人気を博し、本家・三共に一矢報いた形となった。


 

さて、この「ウルトラセブン」、機種名こそ某・人気特撮番組のキャラを彷彿とさせるが、別にタイアップ機という訳ではない。大当り絵柄の「7」が「セブン」で、その「7」で当ると超・お得というゲーム性から「ウルトラ」と名付けたのである。当時、この機種名を巡って版権問題が起きたという話は、特に記憶にない。

黒を基調とした3本のドラムには、それぞれ「1,3,5,7,9」の大当り絵柄と、13個のブランク絵柄が配されている。大当り有効ラインは、上段・中段・下段・右下がり・右上がりの5ライン

ドラムは、左⇒中⇒右の順に停止。左・中テンパイでリーチとなるが、テンパイ時に「キュイーン」という派手な金属音が鳴る。リーチ中のサウンドも華やかで、マルホン「らしさ」が全面で出ていた。

さらにダブルリーチも存在、「1と5」「3と7」「7と9」の3パターンがあった。ダブルリーチ時は、二つの絵柄が上下段に平行テンパイする(揃う時は単独絵柄)。

ウルトラセブンは独特な内部判定方式を取っており、まず最初に右出目を決定し、その後に大当り判定⇒左・中出目決定(リーチの有無)というプロセスだった。したがって、他の機種よりもリーチがアツいという、隠れた特徴があったのだ。ダブルリーチの場合も同様である。

 

全5種類(25通り)の大当り絵柄のうち、「7」の3つ揃いで当ると小デジタルが確変状態に突入する。通常時1/23の小デジ当選率が10倍アップの1/2.3に変動。次回大当りまで、出玉を減らさずに遊技する事が出来る。

但し、小デジタルのスルーがシメられていたり、電チューの拾いが悪かったりすると、確変中でも出玉はグングン減っていった。実際、7で当った後に出玉を飲まれたケースさえある。それゆえ、確変中の止打ちは大きな効果があった。

 

確率変動中は、盤面の電飾が点滅して確変状態を知らせてくれる。ただ、この時代は「確変」という概念が打ち手に浸透しておらず、ゲーム性を知らない客が、7で当てた台をそのまま捨てる…なんて事もあった。

ちなみに、私がウルトラセブンを良く打っていた向ヶ丘遊園「ギンザホール」(現存)では、盤面の左角にゲーム性を説明した「遊技プレート」(恐らくメーカー製)が付いていた。

このプレートには、大当り絵柄や有効ラインの他、7で揃うと電チューの開放確率が10倍になること、同時に盤面右サイドのランプが点滅する事、変動は次回大当りで終了する事、再度7で当った時はそこから変動が再スタートする事などが書かれていた。非常に丁寧な説明で、7の当りを捨てるような輩はほとんどいなかった。

 

言い忘れたが、本機に仕組まれた連チャン性はない。あくまでも、7の確変大当りで疑似的な連チャンを作り出しているに過ぎない。当時、「ダブルリーチで当った後は連チャンし易い」とか、「電チューに2個以上入ると連チャンする」とか噂は幾つも流れたが、何れも信憑性のないガセネタであった。 

 

最後に、ウルトラセブンの「裏モノ」について。これは、当時の一部攻略誌で話題になったが、店側がモーニングを仕込む事が可能で、しかも確変大当りになるタイプだ。同時期に出たタイプでは、「ランバダ」のウラモノも確認されている。朝から速攻で大当りが多発する店は、このタイプを使っていたのではないか。午後6時からの新装開店など、短時間で出玉を出したいような時にも重宝された事だろう。



1 コメント

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Unknown (あなろぐ)
2012-11-12 17:10:13
う~ん・・覚えているような‥いないような‥‥なんせ当時のクリーンUPは物語系、パワフル、キング&クイーン(ディスコでは有りませぬ)と大忙しだったんで(笑)
ここにピンチヒッターで極、フェスティバルも・・
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