
切ない物語だった。
ただ話が進むにつれてそういう気持ちが薄くなったきがする。
最初に「記憶屋」を読み終えた時、泣いていた私だけど
昨夜「記憶屋Ⅲ」を読み終えた時は…ふ~んって感じだった。
消してほしいほどの記憶がないせいだろうか?
辛い思い出も大事にしまっておいて、
時々取り出して風に当てて磨いてあげれば
輝く思い出になるよ。
と言ってくれた人がいるせいだろうか?
もし、大切な人が大切な思い出を忘れてしまったら・・・
自分が忘れられてしまったら、とても悲しいことだけど
そのことを忘れられなくちゃ生きていけないほど辛いことなら
忘れられてもいいかな。
ただし、失恋とかはその時辛くても乗り越えられるから。
息子は事故の後、記憶がまだらにしか戻らなくて、
部活仲間やクラスメートを不安にさせたけど、
今は、ほぼ思い出せているようです。