老いの記~3月~ 2023年3月13日 月曜日
・自問する ~千盡~
☆ いまどき万葉集なの コロナとかウクライナとか どう向き合ふの
万葉集第7巻1118番歌
柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)
葉を詠む
◇ いにしへにありけむ人も吾が如か三輪の檜原に挿頭折りけむ
※「かざし」頭髪や冠に挿す花などの枝。
斎藤茂吉 万葉秀歌(上) p236
巻7-1118
◇ いにしへにありけむ人も吾が如か三輪の檜原に挿頭折りけむ
巻2-196 柿本人麻呂
◇ 春へは 花折りかざし 秋立てば 黄葉かざし
巻4-497
古にありけむ人も我がごとか妹に恋ひつつ寝ねかてずけむ
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※「寝ねかてずけむ」〈かて〉補助動詞未然形。できる。〈ず〉打消。〈けむ〉過去推量。
むかし旅に出た人々も
私のように妻のこと
恋しく思って眠れぬ夜を
過ごしていたのであろうかな
釈迢空 倭をぐな
◇ 絶え間なく 人に読み説き、忘れ居つ―。万葉集マンネフシフの清き しらべを
・硫気ふく島
たゝかひのたゞ中にして、
我がために書きし 消息
あはれ たゞ一ひらのふみ―
かずならぬ身と な思ほし―
如何ならむ時をも堪へて
生きつゝもいませ とぞ祈る―
◇ きさらぎのはつかの空の 月ふかし。まだ生きて 子はたゝかふらむか
◇ 戦ひにはてしわが子と 対ひ居し夢さめて後ノチ、身じろぎもせず
▫️photo <時の彼方に>
senjinsennin 千盡仙人
祓川湧水園 2023年3月14日(火)
サツマイナモリ