千盡仙人

◇ 佐藤千盡の油彩画

◇ photo <時の彼方に> senjinsennin

・自問する ~千盡~ ☆ いまどき万葉集なの コロナとかウクライナとか どう向き合ふの

2023-03-15 09:59:00 | 万葉集

老いの記~3月~ 2023年3月13日 月曜日


・自問する ~千盡~

☆ いまどき万葉集なの コロナとかウクライナとか どう向き合ふの


万葉集第7巻1118番歌

柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)

葉を詠む

◇ いにしへにありけむ人も吾が如か三輪の檜原に挿頭折りけむ

 ※「かざし」頭髪や冠に挿す花などの枝。


斎藤茂吉 万葉秀歌(上) p236

巻7-1118

◇ いにしへにありけむ人も吾が如か三輪の檜原に挿頭折りけむ


巻2-196 柿本人麻呂

◇ 春へは 花折りかざし 秋立てば 黄葉かざし


巻4-497 

古にありけむ人も我がごとか妹に恋ひつつ寝ねかてずけむ

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※「寝ねかてずけむ」〈かて〉補助動詞未然形。できる。〈ず〉打消。〈けむ〉過去推量。


  むかし旅に出た人々も

  私のように妻のこと

  恋しく思って眠れぬ夜を

  過ごしていたのであろうかな


釈迢空 倭をぐな

◇ 絶え間なく 人に読み説き、忘れ居つ―。万葉集マンネフシフの清き しらべを

・硫気ふく島

たゝかひのたゞ中にして、

我がために書きし 消息

あはれ たゞ一ひらのふみ―

かずならぬ身と な思ほし―

 如何ならむ時をも堪へて

 生きつゝもいませ とぞ祈る―

◇ きさらぎのはつかの空の 月ふかし。まだ生きて 子はたゝかふらむか

◇ 戦ひにはてしわが子と 対ひ居し夢さめて後ノチ、身じろぎもせず


▫️photo <時の彼方に>

       senjinsennin  千盡仙人

祓川湧水園 2023年3月14日(火)

サツマイナモリ