#11〜#15 ◇ 貴女は僕の大事な人 ◇ 海鳴りを聴きにこれから出かけます
相生月子卑弥呼抄 回想録 千盡仙人
#11
◇ 貴女は僕の大事な人
171017
*眠れないハートよ凍れ砕け散れ恋の痛手よ永遠の眠りを
*日付けを どこで変えたら いいのやら 荒れているのか心が見えん
*辛い ほかに言葉が見つからん キョウモイチニチクモリゾラカモ
*欲深い おいらの心と 貴女を 愛する心と 喧嘩している
*愛が負ける その醜さは 嫉妬の 心の狂い 愛の狂乱
171018
*晩秋の海辺の恵比寿いかがでしょ空どんみりと波は荒るるや
*老いらくの恋に溺れる老醜の憂い哀しみ悦びやあはれ
171019
◇貴女は僕の大事な人 今日もどこかで一目だけでも逢ひたい
*勇み足 心貧しく貴女欲(ほ)る 思ひ遣りなきうつけ者 僕
*うつけ者ついに貴女にトドカナイ思ひに沈む思ひやりなさ
*貴女の心の内を知りながら酷い所業のならず者 僕
*お許しを 畢竟及ばぬ 高みに 貴女は立つの 無辺の愛の
171021
*秋の雨冷たく降りぬお昼どき相生橋は混み合ってをり
*老いらくの恋に夢中のおじいちゃん不安に怯え慄くやあはれ
#12
◇ 恋人に冷たくされて
171023
*幸せをかみしめてをり 恋ひ慕ふ 愛しの君に いつも共にと
*ここのかも 続いた雨も台風と 共に過ぎ去り 今日は秋晴れ
*君を呼ぶ 愛しのターボ麗しき私の命 私のマグマ
171025
◇恋人に冷たくされて
*何もかも まさしく夢と 思ひなし 一人で歩く 無辺の道よ
◇恋人の機嫌が直り
*恋人と別れて朝もまだ暗いジョイフルで飲むコーヒーのとき
*恋人と 別れ来ていま ジョイフルに 朝まだ暗く2杯目にココア
*恋人をしかとこの手に繋ぎとめふたりの時を寿ぎましょう
◇相生橋にて
*しらじらと 夜は明けにけり恋人と別れて家路遠山もみゆ
171026
*これほどに孤独なスマホ手に持ちて駆け込み寺はジョイフルでした
*一つの歌 立ちゆくを見に 一つ瀬の 浜に行きます 海に嘆きを
#13◇ 海鳴りの音が聞こえる
171027
*海鳴りの音が聞こえる。貴女と二人で過ごした一ツ瀬の海辺
*私の命にかえて貴女の恋の呪縛を解き放ちます
*朝雲の隙間に日の出一ツ瀬の海の輝きすべてを君に
*海よ私の命そのすべてで貴女をきっと支えてみせる
171030
◇幾つになったの
*最後の お別れの花 薔薇の花 心知らさず 君に捧げる さようなら君
*お別れの花を捧げる薔薇の花心知らさずさようなら君
*流しを 片付けましょう 2、3日 そのままですね 部屋の掃除も
171031
*10月も終わりの日です ツワの花 時雨も忘れ恋に明け暮れ
*暖かく君の心に包まれて安堵の時を過ごしています
*心から愛するをみな人生の最後の時の我が前に立つ
*蜘蛛の巣が朝日にきらきら輝いて深まる秋の風が冷たい
*朝のお茶 淺漬けものも 漬かりすぎ 早く言わなきゃ 愛しているよ
*部屋に君の 髪の毛が落ちているのを 見つけましたよとても嬉しい
#14
◇ 僕って馬鹿みたい。まるっきりの馬鹿。
*永遠の 孤独が似合ひ つまらない 馬鹿やらかして 凍え死にする
*幸せが あると確信できるのに 踏み込まぬまま 逸れて孤独に
*目が覚めた79歳いまやっと認識の果てアウトサイダー
*老い果てに今更思ふ生涯のとぼとぼ歩きアウトサイダー
*この世を失意の内に去ると言ふこれも一つの認識でしょう
*無為のまま この世を去ると はっきりと 認識すれば 無の受容です
171102
*添い寝して仮眠の後に恋人を送り届けた秋深き夜半
*真夜中の ホットコヒー イレブンの 大瀬ポイント 眠気を払ふ
*ここはいまは 貴女とだけの 思い出の 場所と心に 深く秘匿する
*うつせみの 世にただ一人 生きていて おらはいったい 何を求める
*恋人よ十三夜かも美しい (11/1)
#15
◇ 海鳴りを聴きにこれから出かけます
171103
*むらぎもの心静かに我思ふ無辺の闇に我ありと知る
*ジョイフルは一人旅路の一里塚日の出の前に立ち寄りました
*海鳴りを聴きにこれから出かけます。全て忘れる一つ瀬の海に
*日常が どこにあるのか 分からないとんでもないね これは大変
*動けない護国神社に根が生えた。月ちゃんの馬鹿バカバカバカ!
*もういいよみんな手を引くなにもかも諦めましょう終焉の時
*足取りが とっても軽いの 休まずに 直行会いに 行ってもいいよね
*日常を壊すほどにも恋焦がれ共に過ごした日々のつぐない、家事のことごと