私の顔を見てください! 43年ぶりで、自分の顔にもどれました。
あきらめていたよりも、治るとは思いませんでした。
醜い顔になったのは、今から、43年前の、22才の時です。
庄内病院で、普通の「中耳炎」の手術が失敗で、耳と目と口の神経の束を切られてしまいました。
手術が終わって「鏡を見せて!」と言っても、母は見せてくれません。
一週間たって、やっと見せてくれて、鏡に写った自分の顔を見て、泣いてしまいました。
一瞬にして、左の耳は聞こえなくなりました。今も聞こえません。
左の目は、上まぶたはたれて、あっかんべーのまま、
口もたれて、右に曲がってしまいました。
食べたり、飲む時も、ダラダラこぼれるから、人の前で恥ずかしくて食べれません。
笑えば、口がキューと右にまがるので、恥ずかしくて笑えない子になってしまいました。
やっと夢がかなった、仕事もやめなければなりませんでした。
毎日、注射して、治ると思っていたのに、若い先生が新潟に帰る時、
私に「神経が麻痺したんじゃなく、切れたんだよ!だから注射してても治らないんだよ!」と、
告げられた日、「どうしてわたしだけが、こんな目に合うの!」22才のわたしは、自殺をはかりました。
それなのに、奇跡で生き返ってしまいました。
その時読んだ本が私を変えてくれました。
「一生懸命やっている人間を、笑う人間なんて、くだらない人間だ!
くだらない人間に、いくら笑われたって平気なはずだ!
逃げないでぶつかれば、魅力ある人間になれる!」この言葉が励まされたコトバです。
43年前に医者から「私の目は失明するよ!」と言われたコトバが、ズーッと頭から離れませんでした。
43年間、左の目は閉じた事ありません。
思いきって、庄内病院の形成科に行ってみました。
「先生!寝てる時も目、開けっ放しで!痛くて!目閉じらして!」
忘れられません、6月14日、手術してくれました。43年振りに、目を閉じて寝る事が出来ました。
そして、抜糸の日の事です。「大井さん!どうして43年も訴えなかったんですか?」
「だって、それ以上のもの、もらったもの!」 「何をもらったんですか?」
「私はいろんな痛みがわかったもの!」 「大井さん!口の方も治してやるよ!」
「今、65才もなって、このままでいい!」 「そんなもんじゃないでしょう、苦労したでしょう!」
それを聞いた私は、先生の前で、声を出して泣いてしまいました。「大丈夫だよ!治してやるよ!」
そして、10月19日足から20センチの粘膜を取って、口の肉を通してひっぱりあげてくれました。
曲がった口は、真ん中に来ました。びっくりです。
ストローを、口の真ん中で吸えるようになりました。
口からダラダラたれないで、食べる事もできました。幸せです。
「工藤」先生との出会いがなかったら、死ぬまで曲がった醜い顔のままでした。
「工藤」先生本当にありがとうございました。本当に幸せです。
あきらめていたよりも、治るとは思いませんでした。
醜い顔になったのは、今から、43年前の、22才の時です。
庄内病院で、普通の「中耳炎」の手術が失敗で、耳と目と口の神経の束を切られてしまいました。
手術が終わって「鏡を見せて!」と言っても、母は見せてくれません。
一週間たって、やっと見せてくれて、鏡に写った自分の顔を見て、泣いてしまいました。
一瞬にして、左の耳は聞こえなくなりました。今も聞こえません。
左の目は、上まぶたはたれて、あっかんべーのまま、
口もたれて、右に曲がってしまいました。
食べたり、飲む時も、ダラダラこぼれるから、人の前で恥ずかしくて食べれません。
笑えば、口がキューと右にまがるので、恥ずかしくて笑えない子になってしまいました。
やっと夢がかなった、仕事もやめなければなりませんでした。
毎日、注射して、治ると思っていたのに、若い先生が新潟に帰る時、
私に「神経が麻痺したんじゃなく、切れたんだよ!だから注射してても治らないんだよ!」と、
告げられた日、「どうしてわたしだけが、こんな目に合うの!」22才のわたしは、自殺をはかりました。
それなのに、奇跡で生き返ってしまいました。
その時読んだ本が私を変えてくれました。
「一生懸命やっている人間を、笑う人間なんて、くだらない人間だ!
くだらない人間に、いくら笑われたって平気なはずだ!
逃げないでぶつかれば、魅力ある人間になれる!」この言葉が励まされたコトバです。
43年前に医者から「私の目は失明するよ!」と言われたコトバが、ズーッと頭から離れませんでした。
43年間、左の目は閉じた事ありません。
思いきって、庄内病院の形成科に行ってみました。
「先生!寝てる時も目、開けっ放しで!痛くて!目閉じらして!」
忘れられません、6月14日、手術してくれました。43年振りに、目を閉じて寝る事が出来ました。
そして、抜糸の日の事です。「大井さん!どうして43年も訴えなかったんですか?」
「だって、それ以上のもの、もらったもの!」 「何をもらったんですか?」
「私はいろんな痛みがわかったもの!」 「大井さん!口の方も治してやるよ!」
「今、65才もなって、このままでいい!」 「そんなもんじゃないでしょう、苦労したでしょう!」
それを聞いた私は、先生の前で、声を出して泣いてしまいました。「大丈夫だよ!治してやるよ!」
そして、10月19日足から20センチの粘膜を取って、口の肉を通してひっぱりあげてくれました。
曲がった口は、真ん中に来ました。びっくりです。
ストローを、口の真ん中で吸えるようになりました。
口からダラダラたれないで、食べる事もできました。幸せです。
「工藤」先生との出会いがなかったら、死ぬまで曲がった醜い顔のままでした。
「工藤」先生本当にありがとうございました。本当に幸せです。