遼、決めた!タイガーが待つ「HSBCチャンピオンズ」へ出場表明
今週開催の国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」に出場する石川遼がこの日の練習ラウンド後に
会見を行い出場するか否かが注目されていた11月5日(木)から8日(日)まで中国・上海の
シェーシャン・インターナショナルGCで開催される「HSBCチャンピオンズ」への出場を正式に発表した。
「HSBCチャンピオンズ」は欧州男子ツアーとして開催されていたが今季からWGCの競技となり
石川は「コカ・コーラ東海クラシック」の優勝によりその出場権を獲得していた。
同大会にはタイガー・ウッズ(米国)、フィル・ミケルソン(米国)など世界のトッププレイヤーが集結するため
石川にとってはかっこうの腕試しの場となる。
しかし、同週にはスポンサー契約を結んでいるトヨタが主催の「The Championship by LEXUS」が
開催されるため、ホストプロである石川がどちらに出場するかは明言を避けていた。
しかし、父でコーチの勝美氏がトヨタに話したところ、トヨタ側も「是非頑張って欲しい」と
海外トーナメントへの出場を快諾。
これを受けて出場の意向を固めた。
石川は「どちらも出場したかったですね。でも気持ちよく大会に臨めると思いますし
トヨタさんには感謝しています」と主催者に感謝しつつ
「世界中から選ばれた選手が出場するトーナメントだし、ものすごくレベルの高い中で
どこまで出来るか楽しみです」と大舞台への意気込みを語った。
「プレジデンツカップ」で世界選抜を引っ張る活躍を見せた日本の18歳
“RyoIshikawa”が一流プロが待つ超エリートフィールドで再び世界を驚かす。
HSBCチャンピオンズの出場を決めたんですね
また超一流の中で戦う姿が見られるんで楽しみですねって
言ったけど見られるかな
今朝ゴルフ中継が入るSTVを見ていたら遼君の様子が流れました
インタビューもしたようですが明日に持ち越されました
それであす朝「ズームインSUPER」で遼君が出演するようですから
新聞のチェックして下さいね~
さて~明日からブリヂストンOPが開幕します
「応援よろしくお願いします」今週はブリヂストンOPって遼君が言ってます
PCの前で応援してますよ~
昨年のようにバーディー遼産でガンガン飛ばして欲しいですね~
遼君は9:40スタートですよ
ブリヂストンOP昨年の成績、つぶやきにフッション
今日の紙面から
遼がマナービデオ出演快諾
石川遼(18=パナソニック)が自らビデオに出演して、ギャラリーに観戦マナーを守るように促す。
先週の日本オープンでの携帯電話による写真撮影行為など、頻発するギャラリーのマナー違反行為を受けて
日本ゴルフツアー機構(JGTO)の山中博史専務理事(46)は20日、選手らが出演する
「マナー啓蒙(けいもう)ビデオ」を制作することを明らかにした。
この日、22日開幕のブリヂストンオープン会場(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C)で開かれた
選手会ミーティングで選手らに協力を要請した。
石川は「もちろん」と出演を快諾。
早ければ11月にも会場などでビデオが流される。
カメラ付き携帯での撮影など、頻発するマナー違反行為にJGTOが迅速に対応する。
山中専務理事は「啓蒙ビデオをつくるため、金曜日(23日)にも制作会議をします。
選手に出演してもらうのが一番効果がある。
協力してもらえることになりました。早急に対応したい」と話した。
JGTOでは19日の緊急協議でビデオの制作を決定。
この日の選手会ミーティングで選手に出演協力を要請して賛同を得た。
「もちろん! お願いされるまでもないですよ。率先してやりたい。
僕だけの問題じゃない」と石川も快く了承した。
宮本勝昌選手会長らと出演することになりそう。
「石川人気」でゴルフへの注目度が高まり、昨年の同時期と比較して今年のギャラリー数は約8万人も増えた。
同時にマナー違反も急増。9月のパナソニックオープンでは石川のラウンド中に
携帯電話などで撮影したり、体に触れる人が続出した。
先週の日本オープン最終日では、6番ホールでカメラ音を気にした石川がダブルボギーをたたく場面もあった。
制作したビデオは早ければ11月から会場内のモニターで流す予定だが、専務理事は
「大会ウェブサイトやテレビ局に協力していただけるなら、中継内で呼び掛けたい」と私案を話した。
今大会では主催するブリヂストンが全18ホールのティーグラウンドに
「撮影禁止」と書かれた看板を急きょ設置。
「ゴルフは非常に神経を使うスポーツです」などと書かれたチラシを3万6000枚作成した。
試合では石川組を中心にして、ホールごとにギャラリーに注意を呼び掛けていくという。
次週のマイナビABC選手権では入場ゲートで荷物チェックを実施。
携帯電話のマナーモード設定や、カメラを持参した人には撮影禁止の趣旨を説明するという
石川は「根気強くやっていくことが近道だと思う」とこれからの対策に期待を寄せた。
マスターズでは入場口に空港の金属探知機のような荷物チェックゲートがあり
携帯電話やカメラは一時的に預かられる。
莫大な費用がかかり日本ツアーでの設置は難しいため撮影禁止を
周知徹底させることでギャラリーの良心に訴える。
ミーティング参加の遼君
遼、14歳アマ伊藤の相談役
石川遼は20日、22日に開幕するブリヂストンオープンに向け
会場の袖ケ浦CC袖ケ浦Cで練習ラウンドを行った。
先週の日本オープンでプレーオフの末に惜敗してから2日。
アマチュアの伊藤誠道に請われるかたちで2人で9ホールを回り試合に備えた。
「小3から誠道は知ってますが、実は初めてですね、一緒に回るのは。
アプローチ、距離感もいいもの持ってるし、僕が教えるようなことはないですよ」と謙遜。
伊藤を筆頭に同世代の選手がツアーに出場しはじめたことに
「『オレらみんなで男子ツアーを盛り上げたい』と話してきたけど
だんだんと夢がかなってきてるんじゃないかなと思う」と笑みがこぼれた
4戦連続予選落ちが続く伊藤から
「昨年予選落ちが続いた時期があったけど落ち込まなかったんですか」と相談されると
「毎日毎日が勉強だったし、プレーできるだけで幸せだった。
そういう風に思ってプレーしてほしい」と勇気づけていた。
桃子 遼くんから刺激生涯賞金3億円照準
賞金総額1億2300万円のビッグトーナメント、マスターズGCレディースは
23日に兵庫・マスターズゴルフ倶楽部で開幕する。
20日に練習ラウンドを行った上田桃子は日本オープンで優勝争いを演じた
石川遼に刺激を受け、今季ツアー2勝目と生涯獲得賞金3億円突破を目指す。
またプロ3戦目の竹村真琴(19=フリー)も上位進出へ精力的にラウンドをこなした。
上田は江連コーチが見守る中、入念にショットの感触を確かめた。
諸見里らとハーフでラウンドを終え、その後は黙々とアプローチ練習。
「日本オープンを見て、いいイメージで入ることができた。
遼君がなぜ凄いのか客観的に見ることができて良かった」。
プレーオフの末に敗れた石川の奮闘ぶりに刺激を受け、気持ちを高ぶらせた。
調整に充てていた先週は原因不明の腹痛に苦しんだ。
SANKYOレディース最終日(11日)の朝から胃が痛みだし都内の病院で検査を受けたが
「点滴しても、薬を飲んでも良くならなかった。検査してもよく分からなかった」という。
思うような練習ができない中、週末にテレビで見た石川の姿に目を奪われた。
武器のドライバーはもちろんだが、ミスしてもアプローチやパターでパーをセーブ
チャンスが来たらバーディーを取るプレーが印象に残った。
「勢いだけじゃなく、裏付けられた技術がある。
良い練習をしているんだと、つくづく思った。
目標に対して自分のやるべきことが分かっている。
志が高いのが見ていて伝わった」と18歳が急成長した理由に納得。
そして「自分はアプローチ、パターは越えなきゃいけない壁。
今まで通りの練習だけじゃなくて、新しい挑戦もしないといけない」と
米ツアーでも勝つために課題のアプローチを磨く決意を固めた。
タイガー・ウッズと石川遼のセカンドシーズンを分析する
ツアープレーヤーたちの被告人・・竹本直哉(08.12)
先週のツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で、ついに今季の賞金ランキングが確定した
その前週のカシオワールドオープンでは、当初“圏外”の津曲泰弦が上位70人に与えられる
来季のシード権のボーダーラインの73位に滑り混み、逆転の初シード入りを果たすなど
今年も悲喜こもごものドラマが繰り広げられた。
その中で“まないたの鯉”状態で結果を待ったのが自身2年連続のシード権の確保を狙う竹本直哉だった。
大会が始まる前のランキングは71位。
予選通過さえすれば間違いなく安泰、という状況も本人にしてみたら「大丈夫、大丈夫」と
何度言い聞かせても「もしかして…」と不安になってしまうのも仕方ないだろう。
予選2日間のゴルフを一言で表現するなら「とにかく固かった」と、反省しきり。
「絶対に予選を通らなければ」との切羽詰まった思いと元々の調子の悪さが加わって
5オーバーの78位で予選落ちした。
不甲斐ない結果に自らのブログで「被告人」と名乗り、その心境を裁判の結果待ちにたとえ
「この先はもう他力本願です…」と、観念したものだ。
毎年、同大会では一人か二人、こうして“自宅待機組”が現れるがその心情たるや計り知れないものがある。
土曜日に和歌山の自宅に着いた竹本もまたしかりでそれこそインターネットの
スコア速報に「かじりつきだった」という。
特に最終日は逆転シード入りを狙う津曲のほかに佐藤えいちが奮闘しさらに7年連続8回目の
シード権がかかった立山光広の動向にも目が離せない状況だった。
3人に抜かれると圏外に弾き出されるだけに、「ヒヤヒヤしながら見ていました」と、振り返る。
しかもその日は生放送ではなく、そのためスコア速報が後半からストップしたため
会場にいる契約先ミズノのスタッフと、連絡を取り合うしかなかった。
まんじりともしない2日間は、いよいよ何回目かの電話で晴れた。
スタッフだと思って話しかけると、やにわに「竹本! 決まったぞ、良かったな!!」と
同じミズノの手嶋多一の声が・・・。
ちょうどスタッフの隣にいて電話を変わったようで、その言葉でようやく安堵。
さらにスタッフが「念のために」と、コンピューターの賞金ランキングの速報画面を
わざわざ写メールに撮って転送してくれたそうで、「それで本当に安心して…。
嬉しいというよりなんとかシード2年目に進級できたみたいで本当にホっとした感じでした」と胸をなで下ろした。
同大会では片山晋呉が2年ぶり5度目の賞金王を決め、石川遼が史上最年少の1億円プレーヤーに。
また小田孔明がプロ9年目のツアー初優勝を飾るなどお祝いムードに染まったが
その陰でこんなドラマが繰り広げられていたのだ。
石川はその最終日、やはり逆転の初シード入りを狙う河瀬賢史とのラウンドで
シード権確保の難しさを垣間見た。
その心境を思いやり、こんなことを話していた。
「僕は今年、偶然というか、まぐれというか、すごく低い確率の中、優勝することができて
再来年のシード権も獲れたからこうしてドライバーでのびのびプレーできますけど
(シードが)ない状況では気持ちもゴルフも変わってしまうと思う。
何年か先には僕も、シード権のためにゴルフをしなければいけない時が来るかもしれない。
そのためにシード権のある今年は春先からスコアを考えず、どんな状況でも安定した
ショットが打てるように取り組んできたんです」。
約4500人以上はいるといわれるプロの中で、70人など一握りだ。
さらに、その中で初優勝を経験できる選手などまさに氷山の一角にすぎない。
ようやく初シード入りを果たしても、翌年にはあっけなく弾き出されることもあり
ほとんどの選手が1年、1年を薄氷を踏む思いで過ごしている。
「自分では何も出来ない週末は本当に辛かった」という竹本も、どうにかシード権を確保出来たと
分った途端に「急にやる気が出てきた」と、やにわに腹筋や背筋の基礎トレーニングで自らにカツを入れたという。
翌週のゴルフ日本シリーズJTカップは初日に「勉強のため」と、わざわざ会場にやってきて
プロ仲間や関係者に頭を下げて歩いていた。
前週の顔面蒼白とは打って変わった晴れやかな笑顔で「来年もよろしくお願いします!」。
来年こそツアー初優勝を狙う竹本にも引き続き、ご声援のほどを…!!
今週開催の国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」に出場する石川遼がこの日の練習ラウンド後に
会見を行い出場するか否かが注目されていた11月5日(木)から8日(日)まで中国・上海の
シェーシャン・インターナショナルGCで開催される「HSBCチャンピオンズ」への出場を正式に発表した。
「HSBCチャンピオンズ」は欧州男子ツアーとして開催されていたが今季からWGCの競技となり
石川は「コカ・コーラ東海クラシック」の優勝によりその出場権を獲得していた。
同大会にはタイガー・ウッズ(米国)、フィル・ミケルソン(米国)など世界のトッププレイヤーが集結するため
石川にとってはかっこうの腕試しの場となる。
しかし、同週にはスポンサー契約を結んでいるトヨタが主催の「The Championship by LEXUS」が
開催されるため、ホストプロである石川がどちらに出場するかは明言を避けていた。
しかし、父でコーチの勝美氏がトヨタに話したところ、トヨタ側も「是非頑張って欲しい」と
海外トーナメントへの出場を快諾。
これを受けて出場の意向を固めた。
石川は「どちらも出場したかったですね。でも気持ちよく大会に臨めると思いますし
トヨタさんには感謝しています」と主催者に感謝しつつ
「世界中から選ばれた選手が出場するトーナメントだし、ものすごくレベルの高い中で
どこまで出来るか楽しみです」と大舞台への意気込みを語った。
「プレジデンツカップ」で世界選抜を引っ張る活躍を見せた日本の18歳
“RyoIshikawa”が一流プロが待つ超エリートフィールドで再び世界を驚かす。
HSBCチャンピオンズの出場を決めたんですね
また超一流の中で戦う姿が見られるんで楽しみですねって
言ったけど見られるかな
今朝ゴルフ中継が入るSTVを見ていたら遼君の様子が流れました
インタビューもしたようですが明日に持ち越されました
それであす朝「ズームインSUPER」で遼君が出演するようですから
新聞のチェックして下さいね~
さて~明日からブリヂストンOPが開幕します
「応援よろしくお願いします」今週はブリヂストンOPって遼君が言ってます
PCの前で応援してますよ~
昨年のようにバーディー遼産でガンガン飛ばして欲しいですね~
遼君は9:40スタートですよ
ブリヂストンOP昨年の成績、つぶやきにフッション
今日の紙面から
遼がマナービデオ出演快諾
石川遼(18=パナソニック)が自らビデオに出演して、ギャラリーに観戦マナーを守るように促す。
先週の日本オープンでの携帯電話による写真撮影行為など、頻発するギャラリーのマナー違反行為を受けて
日本ゴルフツアー機構(JGTO)の山中博史専務理事(46)は20日、選手らが出演する
「マナー啓蒙(けいもう)ビデオ」を制作することを明らかにした。
この日、22日開幕のブリヂストンオープン会場(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C)で開かれた
選手会ミーティングで選手らに協力を要請した。
石川は「もちろん」と出演を快諾。
早ければ11月にも会場などでビデオが流される。
カメラ付き携帯での撮影など、頻発するマナー違反行為にJGTOが迅速に対応する。
山中専務理事は「啓蒙ビデオをつくるため、金曜日(23日)にも制作会議をします。
選手に出演してもらうのが一番効果がある。
協力してもらえることになりました。早急に対応したい」と話した。
JGTOでは19日の緊急協議でビデオの制作を決定。
この日の選手会ミーティングで選手に出演協力を要請して賛同を得た。
「もちろん! お願いされるまでもないですよ。率先してやりたい。
僕だけの問題じゃない」と石川も快く了承した。
宮本勝昌選手会長らと出演することになりそう。
「石川人気」でゴルフへの注目度が高まり、昨年の同時期と比較して今年のギャラリー数は約8万人も増えた。
同時にマナー違反も急増。9月のパナソニックオープンでは石川のラウンド中に
携帯電話などで撮影したり、体に触れる人が続出した。
先週の日本オープン最終日では、6番ホールでカメラ音を気にした石川がダブルボギーをたたく場面もあった。
制作したビデオは早ければ11月から会場内のモニターで流す予定だが、専務理事は
「大会ウェブサイトやテレビ局に協力していただけるなら、中継内で呼び掛けたい」と私案を話した。
今大会では主催するブリヂストンが全18ホールのティーグラウンドに
「撮影禁止」と書かれた看板を急きょ設置。
「ゴルフは非常に神経を使うスポーツです」などと書かれたチラシを3万6000枚作成した。
試合では石川組を中心にして、ホールごとにギャラリーに注意を呼び掛けていくという。
次週のマイナビABC選手権では入場ゲートで荷物チェックを実施。
携帯電話のマナーモード設定や、カメラを持参した人には撮影禁止の趣旨を説明するという
石川は「根気強くやっていくことが近道だと思う」とこれからの対策に期待を寄せた。
マスターズでは入場口に空港の金属探知機のような荷物チェックゲートがあり
携帯電話やカメラは一時的に預かられる。
莫大な費用がかかり日本ツアーでの設置は難しいため撮影禁止を
周知徹底させることでギャラリーの良心に訴える。
ミーティング参加の遼君
遼、14歳アマ伊藤の相談役
石川遼は20日、22日に開幕するブリヂストンオープンに向け
会場の袖ケ浦CC袖ケ浦Cで練習ラウンドを行った。
先週の日本オープンでプレーオフの末に惜敗してから2日。
アマチュアの伊藤誠道に請われるかたちで2人で9ホールを回り試合に備えた。
「小3から誠道は知ってますが、実は初めてですね、一緒に回るのは。
アプローチ、距離感もいいもの持ってるし、僕が教えるようなことはないですよ」と謙遜。
伊藤を筆頭に同世代の選手がツアーに出場しはじめたことに
「『オレらみんなで男子ツアーを盛り上げたい』と話してきたけど
だんだんと夢がかなってきてるんじゃないかなと思う」と笑みがこぼれた
4戦連続予選落ちが続く伊藤から
「昨年予選落ちが続いた時期があったけど落ち込まなかったんですか」と相談されると
「毎日毎日が勉強だったし、プレーできるだけで幸せだった。
そういう風に思ってプレーしてほしい」と勇気づけていた。
桃子 遼くんから刺激生涯賞金3億円照準
賞金総額1億2300万円のビッグトーナメント、マスターズGCレディースは
23日に兵庫・マスターズゴルフ倶楽部で開幕する。
20日に練習ラウンドを行った上田桃子は日本オープンで優勝争いを演じた
石川遼に刺激を受け、今季ツアー2勝目と生涯獲得賞金3億円突破を目指す。
またプロ3戦目の竹村真琴(19=フリー)も上位進出へ精力的にラウンドをこなした。
上田は江連コーチが見守る中、入念にショットの感触を確かめた。
諸見里らとハーフでラウンドを終え、その後は黙々とアプローチ練習。
「日本オープンを見て、いいイメージで入ることができた。
遼君がなぜ凄いのか客観的に見ることができて良かった」。
プレーオフの末に敗れた石川の奮闘ぶりに刺激を受け、気持ちを高ぶらせた。
調整に充てていた先週は原因不明の腹痛に苦しんだ。
SANKYOレディース最終日(11日)の朝から胃が痛みだし都内の病院で検査を受けたが
「点滴しても、薬を飲んでも良くならなかった。検査してもよく分からなかった」という。
思うような練習ができない中、週末にテレビで見た石川の姿に目を奪われた。
武器のドライバーはもちろんだが、ミスしてもアプローチやパターでパーをセーブ
チャンスが来たらバーディーを取るプレーが印象に残った。
「勢いだけじゃなく、裏付けられた技術がある。
良い練習をしているんだと、つくづく思った。
目標に対して自分のやるべきことが分かっている。
志が高いのが見ていて伝わった」と18歳が急成長した理由に納得。
そして「自分はアプローチ、パターは越えなきゃいけない壁。
今まで通りの練習だけじゃなくて、新しい挑戦もしないといけない」と
米ツアーでも勝つために課題のアプローチを磨く決意を固めた。
タイガー・ウッズと石川遼のセカンドシーズンを分析する
ツアープレーヤーたちの被告人・・竹本直哉(08.12)
先週のツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で、ついに今季の賞金ランキングが確定した
その前週のカシオワールドオープンでは、当初“圏外”の津曲泰弦が上位70人に与えられる
来季のシード権のボーダーラインの73位に滑り混み、逆転の初シード入りを果たすなど
今年も悲喜こもごものドラマが繰り広げられた。
その中で“まないたの鯉”状態で結果を待ったのが自身2年連続のシード権の確保を狙う竹本直哉だった。
大会が始まる前のランキングは71位。
予選通過さえすれば間違いなく安泰、という状況も本人にしてみたら「大丈夫、大丈夫」と
何度言い聞かせても「もしかして…」と不安になってしまうのも仕方ないだろう。
予選2日間のゴルフを一言で表現するなら「とにかく固かった」と、反省しきり。
「絶対に予選を通らなければ」との切羽詰まった思いと元々の調子の悪さが加わって
5オーバーの78位で予選落ちした。
不甲斐ない結果に自らのブログで「被告人」と名乗り、その心境を裁判の結果待ちにたとえ
「この先はもう他力本願です…」と、観念したものだ。
毎年、同大会では一人か二人、こうして“自宅待機組”が現れるがその心情たるや計り知れないものがある。
土曜日に和歌山の自宅に着いた竹本もまたしかりでそれこそインターネットの
スコア速報に「かじりつきだった」という。
特に最終日は逆転シード入りを狙う津曲のほかに佐藤えいちが奮闘しさらに7年連続8回目の
シード権がかかった立山光広の動向にも目が離せない状況だった。
3人に抜かれると圏外に弾き出されるだけに、「ヒヤヒヤしながら見ていました」と、振り返る。
しかもその日は生放送ではなく、そのためスコア速報が後半からストップしたため
会場にいる契約先ミズノのスタッフと、連絡を取り合うしかなかった。
まんじりともしない2日間は、いよいよ何回目かの電話で晴れた。
スタッフだと思って話しかけると、やにわに「竹本! 決まったぞ、良かったな!!」と
同じミズノの手嶋多一の声が・・・。
ちょうどスタッフの隣にいて電話を変わったようで、その言葉でようやく安堵。
さらにスタッフが「念のために」と、コンピューターの賞金ランキングの速報画面を
わざわざ写メールに撮って転送してくれたそうで、「それで本当に安心して…。
嬉しいというよりなんとかシード2年目に進級できたみたいで本当にホっとした感じでした」と胸をなで下ろした。
同大会では片山晋呉が2年ぶり5度目の賞金王を決め、石川遼が史上最年少の1億円プレーヤーに。
また小田孔明がプロ9年目のツアー初優勝を飾るなどお祝いムードに染まったが
その陰でこんなドラマが繰り広げられていたのだ。
石川はその最終日、やはり逆転の初シード入りを狙う河瀬賢史とのラウンドで
シード権確保の難しさを垣間見た。
その心境を思いやり、こんなことを話していた。
「僕は今年、偶然というか、まぐれというか、すごく低い確率の中、優勝することができて
再来年のシード権も獲れたからこうしてドライバーでのびのびプレーできますけど
(シードが)ない状況では気持ちもゴルフも変わってしまうと思う。
何年か先には僕も、シード権のためにゴルフをしなければいけない時が来るかもしれない。
そのためにシード権のある今年は春先からスコアを考えず、どんな状況でも安定した
ショットが打てるように取り組んできたんです」。
約4500人以上はいるといわれるプロの中で、70人など一握りだ。
さらに、その中で初優勝を経験できる選手などまさに氷山の一角にすぎない。
ようやく初シード入りを果たしても、翌年にはあっけなく弾き出されることもあり
ほとんどの選手が1年、1年を薄氷を踏む思いで過ごしている。
「自分では何も出来ない週末は本当に辛かった」という竹本も、どうにかシード権を確保出来たと
分った途端に「急にやる気が出てきた」と、やにわに腹筋や背筋の基礎トレーニングで自らにカツを入れたという。
翌週のゴルフ日本シリーズJTカップは初日に「勉強のため」と、わざわざ会場にやってきて
プロ仲間や関係者に頭を下げて歩いていた。
前週の顔面蒼白とは打って変わった晴れやかな笑顔で「来年もよろしくお願いします!」。
来年こそツアー初優勝を狙う竹本にも引き続き、ご声援のほどを…!!