ねこじゃらし

いきもの・いけ花・園芸・額装・食べ歩き・お散歩・・・趣味の記録 

花垣 亀の尾生もと純米酒

2009-01-18 21:30:01 | お酒
デパートのお酒売り場ではよく、ハッピを着た蔵元さんからの出張らしき方が、試飲を勧めながらお酒を売っている。今日は、花垣さんだった

おひとり、初老の紳士が味見している
「生もと」 が出ているので 味見をお願いしたら
その紳士が「おお~お眼が高い」とかなんとか言ってきた  
「生もとは味が個性的なので、だめな人はだめだし これにはまると、こればっかりになられますね。ちょっと酸味があるといいますか・・・」と蔵の方

たしかに、酸っぱくて味が強い
「これ、御燗にするとガラッと変わり、これまたいいですよ、ちょっとつけましょうか?」
燗酒を勧められる事はあるけれども、実際に店頭でつけてくれるとはびっくり 
お願いすると、取っ手のついた金属のコップ(チロリ)で少量をササっと湯煎してくれた

おとなしくなって、さらにいろいろな味がしてきた
ちょっとばかり 強い気がするけど

もうひとつ、山廃を味見
「山廃もね、いいお酒ですよ くらべるとなんですけども 私などは山廃で十分もうこれ楽しんでます」と蔵元の販売員の方
たしかに生もとの後に飲んでみるとやさしく弱い感じになるけど、十分美味しい

 
薄紙で丁寧に包まれて大事そうに並んでいる
今日は、お燗していただいた 生もと にしてみよう

   

花垣 亀の尾生もと 純米酒
福井県大野市 南部酒造場 
原材料名:米、米麹
精米歩合:70%
アルコール分:15°以上16°未満
原料米:五百万石20%、亀の尾80%
日本酒度:+3.0 
酸 度:2.0
アミノ酸度:1.8
酵 母:7号系
製造年月日:2008.12


評点 2.1
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 2
1若い(熟成不足)
2飲み頃
3過熟(老ねている)


 感想 
うわ~~黄色い・・・というか茶色だ。試飲では気がつかなかった・・・。
すでに、古酒みたいだ 
裏書を見ると「コシヒカリなどの先祖である亀の尾を二人の篤農家・鈴木秀則氏、松浦助一氏の手によりここ大野で復活栽培いたしました。この古代品種をいにしえの技法「生もと造り」で挑戦しました。野趣溢れる風味と熟成による旨みを、できれば味わいの広がるお燗でお楽しみください」とある。
漫画、夏子の酒で描かれていたあのお米。
「熟成と濃いエキス分による深い色合いもお楽しみください」とも書いてある。

一口いただいて、びっくり・・・またまた、甘くて渋くて酸っぱくて・・・
封印された8号酵母のお酒の味の上を行く・・・ お米のせいか、精米70%のせいか、酵母のせいか、全部だろうな・・・
でも、
ひき肉を甘辛く炊いたものやきんぴらごぼうがのったお弁当をいただいて一緒に飲んだら、平気になった。

おもしろい。すごい。
こういうお酒を楽しめるようになりたいものだ。
いまはまだ だめだけど・・・。


090111 8号酵母 村重酒造 日下無双 

2009-01-12 16:26:57 | お酒
8号酵母という札に注目 購入
お店の方がちゃちゃっと札を取って、破損防止の包装をする。「あの~その札も持ち帰りたいのですが・・・」といったら「ああこれが大事なんですね」と笑われた




そそいで見る いただきもののお猪口
うわ~黄色い

8号酵母 純米酒 日下無双(ひのしたむそう) 封印された味復活!
山口県岩国市 村重酒造
原材料名:米、米麹
精米歩合:80%
アルコール分:16度以上~17度未満
使用酵母:協会8号
杜氏:日下信次さん
原料米:
日本酒度: 
酸度:
アミノ酸度:
製造年月日:20.10
090111 KS 951

評点 2.5
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 ?
1若い(熟成不足 2飲み頃 3過熟(老ねている)

感想
これは変わっている 酵母のせいなのか、精米80%のせいなのか???
甘くて辛くて渋くて酸っぱくてうまみ成分見たいなものも感じられる
しょっぱさ以外の味覚のオンパレード!!
(辛味は味覚ではなくて痛覚だそうだけど・・・)

裏ラベルに協会8号酵母について・・・とある
この酵母は昭和35年に開発された酵母で、味わいが時代のニーズに合わなかったため、お蔵入りしていた幻の酵母です。
・・・とのこと・・・

お屠蘇みたいな・・・とにかく変わった味だった 

6号酵母の新政をお持ちするはずの観戦をドタキャンしたお詫びにこの8号酵母のお酒をお酒の師匠(勝手に師匠と思っている)に差し上げたんだけど・・・、これは困っておられるのではないだろうか。
自分が美味しいと思ったお酒を差し上げて困られてもそれは仕方ないけれども、自分が理解できないお酒をお渡ししてしまって・・・これはどうしたらよいものか・・・。封印された8号酵母という話題性でお許しいただきたい。

 アニメ「もやしもん」を久しぶりに見ていたら、菌劇場5 にこのお酒がチラッとでてきた。オオ~~有名なのかなこれ


大洋盛 鳳麟蔵の無濾過原酒

2008-12-22 07:52:31 | お酒
 
口に厳重に化粧紙がしてあって、期待感が高まる
有楽町の交通会館ビル1階 むらからまちから館で
大洋盛 生貯蔵新米新酒 鳳麟蔵の無濾過原酒 一回火入れ 生貯蔵酒 冬季限定
生貯蔵で新米でつくった新酒で無濾過の原酒・・・期待感が高まる

 新潟県村上市 大洋酒造 
原材料名:米、米麹、醸造アルコール
精米歩合:60%
アルコール分:19°
原料米:
日本酒度: 
酸度:
アミノ酸度:
製造年月日:'08.11
081221 YM 977

評点 1.8
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 1.8
1若い(熟成不足) 2飲み頃 3過熟(老ねている)

後ろのラベルにいろいろ書いてある(このラベルとてもはがしやすくてありがたい)
もろみを圧搾したあとに行う“おり下げ”や“炭素濾過”をせず、“加水”もしていない・・・だから強かったんだ。これが無濾過原酒。通常は蔵人が味見する程度で門外不出だったんだそうだ。低温殺菌(火入れ)が2回のところ1回だけなので生まれたての初々しい香りと荒削りだが芳醇な味わいをお楽しみください・・・と言うことでした。う~~っむ、確かに。
冷かオンザロックで 鰻・角煮・ビーフシチューに合うと書いてある。
大洋酒造さんはH20関東信越国税局酒類鑑評会で吟醸酒と燗酒酒の部で優秀賞、全国新酒鑑評会で金賞をもらったそうだ。鳳麟蔵は工場の名前。



感想
1口目 すごく強い
お湯で割ってみた これで落ち着いていただける感じ
ちょっと私にはむりだったかな 2.1

常温でほって置いた
年が明けてまたいただいてみた
すっかりおとなしくなっていて甘い水
・・・そうだ 飲んだこと無いけど“甘露”って感じ
不思議だ 
とうとう、3週間楽しみました
さいごは少し白くにごって酸味も出てきて
相変わらず甘くてスッと強い味になった 
おもしろかった           1.8

火入れ
残存する酵素を失活させること、火落ち菌の活動を促進させる物質を破壊すること、これらを目的にして行われる加熱殺菌。
その方法や温度やタイミングは酒質によって異なる。純米で61~61℃、吟醸酒で59~61℃。  
参考:上原浩著 純米酒を極める 光文社新書078 p.219






新政 特別純米酒 六号

2008-12-16 19:29:03 | お酒
あしたいただくのに何が良いかな~~寒そうだし・・・
と見ていたら、六号虎 という文字が眼に入った


これは協会6号酵母で造ったお酒だ

新政 特別純米酒 六号虎(ろくごう)
秋田県 新政酒造(株)
原材料名:米、米麹
精米歩合:60%
アルコール分:15°
酵母:協会6号
製造年月日:’08,11
081216 KS 1,050

評点 1.8
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 2
1若い(熟成不足) 2飲み頃 3過熟(老ねている)

感想
穏やかな香りがする 酸味も感じる ふくよかな味がする
お燗にしたら まとまった感じになってさらに美味しくなった

焼き魚“鯖”

 協会6号の特徴 
昭和10年、秋田県「新政」(今回のお酒の酒蔵ですね)の蔵中から分離。香りは穏やかだが、味は9号よりも深みがある。糊精の大きい環境下でも増殖が阻害されないので、生もと系にも向いている。
参考:上原浩「純米酒を極める」光文社新書078 p.129

裏のラベルを見るとこの酵母が発見されたのは昭和5年で、日本醸造協会最古の酵母だと言う。なんか、70年と言う歴史に、ありがたい感じがする。このお酒は、研究機関に保存されていた当時の酵母に近い株を譲り受けて今の技術で新たに作ったお酒だそうだ。


葛飾の花 純米酒 葛飾酒作り本舗

2008-12-09 17:42:09 | お酒
   
葛飾の花 純米酒 葛飾酒作り本舗
福島県 東白川郡 藤井酒造店
原材料名:米、米麹
アルコール分:15~16°
原料米:ちよにしき100%
精米歩合:60%
日本酒度:+4.0
酸度:1.6
製造年月日:2008.10
やや辛口 やや芳醇 常温・ぬるめの燗

評点 2.0
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 1.9 
1若い(熟成不足) 2飲み頃  3過熟(老ねている)

感想
カルガモ米農家のSさんに 思いがけず お酒をいただいた
田植えから関わられたそうだ
いいなぁ  
自分で植えたところから知っているお米で造られたお酒をいただけるなんて
チャンスがあったら、そんなこと体験してみたい
感想を・・・ときかれたんだけれども
わたしの好きな純米酒
吟醸香のような華やかな香りが無いので
お食事しながら 杯を重ねられる味だと思った
たくさんを知らないが、純米の中ではやや淡白(淡麗というのか?)になるのかもしれない
しかし しっかりと味があって(芳醇というのかな?)酸味も感じられる 
ぬるいお燗にしたら味がつよくなった
後味がすっと消える

ご馳走様でした

葱と手羽先の煮込み


 葛飾酒作り本舗 HPを検索してみた 
パンフレットも同梱されていた
葛飾区の「郷土と天文の博物館」で学ぶ市民の集まりに 
福島の人々が賛同して昨年(H19)から始まった酒作りのようだ
博物館はお花茶屋の近くですね 
藤井酒店のHPをひらくと“いのちのしずく(生命の酒)”という曲が流れてきます
田んぼは塙町那倉地区にあるようです

葛飾には以前2軒の造り酒屋があったそうだ
ラベルの花は江戸時代花卉栽培が盛んだった葛西領堀切の花菖蒲を後の二代目歌川広重となる画家が描いた浮世絵「三十六花撰 堀切菖蒲園」をモチーフにしているとのことです

今回いただいたお酒は 5月31日に田植えされ、
作られた300本のうちの1本のようです 

貴重なものをありがとうございます

 ちよにしき というお米
あまり聞いたことがない
福島県南会津の開当男山酒造さん、白河市の千駒酒造さんのお酒にも使われているようだ
チヨニシキという品種がある
早植栽培・早生で強稈・多収 昭和60年愛知県農業試験場山間農業研究所でトヨニシキの食味、穂発芽性の改善を目的として、コシヒカリの子どもの「初星」(母)とササニシキの子どもの「トヨニシキ」(父)との交配により育種されたお米だという。
酒米好適種ではない、主食としてのお米でお酒をつくったのだろうか


081205 英勲 1

2008-12-07 20:50:19 | お酒
 英勲 古都千年

英勲純米吟醸酒
京都産米「祝」100%使用
古都千年

京都市伏見区 斉藤酒造
アルコール分15~16度
原材料名:米・米こうじ
精米歩合:55%
08.11AB
300ml 474 京都駅I

評点 2.1
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 2
1若い(熟成不足) 2飲み頃 3過熟(老ねている)


甘く複雑な重々しい味がする
柿のような香

英勲は11年連続 全国新酒鑑評会で金賞を受賞している 
売り場の方のお勧めでお土産として購入

ポットより鉢、鉢より庭植え と水管理などは大きいほうが失敗が無い
体積と表面積の問題
お酒の管理も小瓶は難しく、4号瓶が限界か・・・と聞いたことがある

しかし300ml と 720ml(1485) の 値段???   300mlはお得??


081205 綾小町 純米酒

2008-12-06 20:48:42 | お酒

綾小町 純米酒 
京都府 綾部市 若宮酒造
原材料名:米、米麹
精米歩合:65%
アルコール分:15~16°
原料米:京都五百万石100%
日本酒度:+2.5 
酸度:1.6
アミノ酸度:1.4
製造年月日:20.11
081205 京都駅I

評点 1.9
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 2
1若い(熟成不足) 2飲み頃  3過熟(老ねている)

感想
名前に惹かれて購入
旅のお土産なので300mlの小瓶で
のみやすい。美味しいお水とさわやかなお米の味がする
4号瓶でもう一度味わってみたいです

ご馳走様でした

自分で煎った落花生 チーズ

若宮酒造
たれ口からこぼれる新酒に涙し、タンクの数だけ性格がちがう醪を我が子のようだ・・・という蔵元の便りをHPで読ませていただき、愛犬との逸話にほろっとしました。少し飲みすぎました。

多摩自慢 1 純米 無濾過

2008-11-23 21:38:22 | お酒



多摩自慢 純米無濾過
東京都福生市 石川酒造(株)
原材料名:米、米麹
精米歩合:70%
アルコール分:14~15°
製造年月日:'08.10.21
081120 KS

評点 1.8
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 1.8
1若い(熟成不足) 2飲み頃 3過熟(老ねている)

感想
のみやすい やさしいお酒
水の味、お米の味がするような感じがする
甘みがある
東京の酒蔵
以前、見学をしたことがある
ひんやりとした木造の蔵を思い出しながらいただいた
ご馳走様でした




花の舞 1 純米 しぼりたて 生原酒

2008-11-18 22:31:13 | お酒
蔵開きにいってきたと、お土産をいただいた
というか 行くと言うので「純米を!」とリクエストしたんだけど・・・

  純米 しぼりたて 生原酒

お祭りのような にぎやかな蔵開きだったそうだ

花の舞 純米しぼりたて 生原酒
静岡県 浜松市 花の舞酒造(株)
原材料名:米、米麹
精米歩合:60%
アルコール分:18~19°
原料米:
日本酒度:+3(やや辛) 
酸度:1.8(濃醇)
アミノ酸度:
赤石山系地下水使用 新酒の蔵出し期間中にしか味わえない手作りの冬季限定酒
製造年月日:081014
いただき方 ロック・冷やして・常温用


評点 2
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 1.8
1若い(熟成不足) 2飲み頃 3過熟(老ねている)

感想
口元に近づけるともうフルーツのような香りがする
でも吟醸香とはちがうみたいだ
口に含むと ふっくらした酸味がある 面白いお酒だ
お燗にしたら さらに酸味と辛味が増した 
アルコール度が高いのに のみやすい 

ごちそうさまでした

牡蠣ご飯


秩父錦 1 ひやおろし 無濾過原酒 本醸造 生詰

2008-11-05 05:41:29 | お酒

北海道と青森に初雪だそうだ 秋が深まっていく・・・
「ひやおろし」の文字にするするするぅ~~~とひきよせられた

まだ、日本酒が美味しいと思えなかった頃、農業系大学出身の女性が、「日本酒は純米! ラベルに米・米麹と書いてあるのを買う。醸造アルコールってかいていあるのは純米じゃない」といっていたのをまねして、純米酒を買うことにしていたら、だんだんお酒が美味しく感じられるようになってきた。

でも、今回は
純米じゃない「本醸造」というマイナスファクターよりも、
「ひやおろし」つまり「秋限定」 と 「限定品」の文字と 「無濾過」と「原酒」と「生詰」と「蔵元直詰厳封之証」・・・と6つのプラス要素で、買い!!になりました
季節限定とか地域限定とかに弱い

秩父錦 ひやおろし 無濾過原酒 本醸造 生詰
埼玉県 矢尾本店
原材料名:米、米麹、醸造アルコール
精米歩合:60%
アルコール分:18.8°
原料米:
日本酒度:+1.0 
酸度:1.8
アミノ酸度:1.8
製造年月日:20.09
081104 KS 1,260

評点 2.1
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 2
1若い(熟成不足)
2飲み頃
3過熟(老ねている)

感想
のみやすい。 お燗にするととがった感じが丸くなり、味が濃く複雑になる感じ。1口、2口飲んでしばらくすると、香りが残る ちょっとわたしにはきつい 甘いアルコールの味

利き酒をするとき、ひゅるる・・・というか、るるる・・・というか
慣れた方は、口の中で独特の転がし方をしてお酒を評価する
今日はいただくときにちょっと、まねしてみた
とんでもな~~~い
ヘタだからだろう、やり方がちがったのだろう
アルコール分が舌を刺激するし、香りが鼻につんと来るし、味がうわ~~と気管に入ってきて咳き込むし・・・
かっこよく利き酒するのは容易ではない・・・です
でもね・・・だ~~れもお酒飲むときひゅるる・・・なんて飲み方しないでしょ。普通に飲んで、ふつうに食事とあわせる。そのやり方で美味しいのが一番
「ひゅるる・・・」「るるる・・・」は       当分パス

春巻き・青椒肉絲・古代米入りご飯

 矢尾本店
全国新酒鑑評会七年連続金賞
HPの秩父錦の説明は残念ながら工事中 
地酒のほか、焼酎、ワインも造っているようだ

 原酒・・・アルコールの加水調整をしない清酒
ふつう清酒は15°のところ
このお酒、アルコール分が18.8°と高めになっている
純米でなくても、醸造アルコールを添加していても、加水していなければ「原酒」
現在の酒税では15°が基準で、1°上下するごとに加算・減算される
日本酒は醸造酒としてはもっともアルコール度が高く、造り方によるがもろみを絞ったままだと20~22°にもなる
それを水で薄めて15°に調整して出荷される
水を加えないのが原酒で、熱を加えていないのが生酒
おなじ、しぼったままでも意味が違う、まちがえそうだ

以前、M酒店さん主催の全国の蔵元さんを一同にあつめた日本酒の会で、1つの原酒を1°づつ割り水した5種類の同じお酒を飲んで度数順をあてるって催しがあったな・・・ぜんぜん当たらなかったけど 割り水で味や感じがちがってくるってのはわかった


 生詰・・・「生」酒を「詰」めたものではない
この秩父錦は「生詰」と書いてある
「生詰」は「生」酒を「詰」めたものではない
日本酒は通常2回火入れをする
ろ過後貯蔵前に行う火入れをしていないと「生貯」
瓶詰めのときなどの出荷時におこなう2度目の火入れをしないのが「生詰」
どちらか一方をやっていないと「生」と言う字がつかわれる
火入れを2回ともやってないのが「生酒」
「生酒」というとなんか美味しそうなイメージがするから不思議で、「生詰」と書いてあると生酒かとおもってしまう
う~~~ん、日本酒は難しい


参考:尾瀬あきら 2001 知識ゼロからの日本酒入門 幻冬社 p.60・62