ねこじゃらし

いきもの・いけ花・園芸・額装・食べ歩き・お散歩・・・趣味の記録 

090130 いけ花 15 “剣山無し”

2009-01-31 05:19:12 | いけ花
花材に木の花が多くなって来て、春らしい
柳の銀色の芽、マンサク、サクラ・・・

私が選んだ包みはサンシュユ(Cornus )と薔薇(Rosa )の組合せだった

 

サンシュユは見た目よりも良く曲がり、タメがきき、強く・・・少し折れてしまっても・・・曲げられる木だそうだ。まず、サンシュユを構成して、そこに薔薇をそえることにしよう。
薔薇は水が落ちていて少し首が曲がってきている。何度か、水切りをしてみた。

ムラサキと黒の、まだ使ったことのない細長い水盤がこの黄色とピンクに合いそうだ。
テキストに、“剣山無し”というのがある。
水盤に、剣山を使わないで花を留めていく。
木などを3本組むと、脚が安定して立たせることができる
今日のは、枝2本で立っている
先生に注意されたことは、
枝の切口を水盤に接する面が最大になるように角度と形を考えてきること
この花器は幅が狭いので、端に枝を渡しておさえることもできる・・・ということ

右に流れる枝の先はぽきぽきと上へためてある
先生に見ていただいた

薔薇を立たせたことに意味があるならば・・・
茎に重なる線はとりましょう・・・
ということで、薔薇の茎がはっきり見えるようになりました

先生ありがとうございました


サンシュユ Cornus officinalis Sieb.et Zucc.
分布:中国、朝鮮 日本には享保年間に伝わった
このように花は小さいのに意外に種子が大きい
図鑑によると赤く熟した1.5cmほどもある核果ができるそうだ
花材としては、花の時期しかお目にかかることがないけれど
葉は4~10cm、裏面の葉脈に黄褐色の刺毛の塊が目立つ とある。
ミズキ科ミズキ属の葉脈は平行に湾曲して
先端が葉の縁に達せずに葉の先端のほうへ流れていくのが特徴

参考:林将之 フィールドガイド22 葉で見分ける樹木 2004 小学館
   (この本、いい本なのに学名が書いてないのが残念だな・・・)
   保育社 原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ

今日の千属 090124

2009-01-25 19:50:50 | 今日の千属
 ルリハナガサ
これ、葉だけ見るとアジサイで、花がぜんぜん違うからなんだろうってことになって、やっとわかったらバナナの部屋のトックリランの隣で虫に食われてたルリハナガサだった。鉢のほうが早く花がついて、ハウスのはこれからだ。

 エケベリア(錦晃星)
モコモコのビロードみたいな葉の株からニョキッと伸びた花穂に花が開いた。

今日見つけた花と実 あいうえお順
あ あ アザレア アッサムニオイザクラ アブチロン アメリカンブルー 
    アロエ アンスリウム 
  う ウィンターコスモス 梅 
  え エケベリア(錦晃星)
  お オキザリス オステオスペルマム  オタカンサス 朧月
か か カタバミ ガザニア カランコエ カランコエ(ツピフロラ)
    カンノンチク(実)
  き 菊 キバナアマ キルタンサス ギルベレア キンギョソウ 
    ギンモクセイ 
  く クフェア(タバコソウ) クリスマスローズ クンシラン(実)
  け 月下美人(実)
  こ 胡蝶蘭
さ さ サザンカ
  し シクラメン シャコバサボテン ジャトロパ ジャノヒゲ(実) 
    十月桜(?) シンビジウム 
  す 水仙 スカビオサ スゲsp. ストック ストレプトカーパス 
    ストロビランテス ストレリチア  
  せ ゼラニウム

た つ ツバキ 
  ち チャイニーズハット
な な ナスタチーム ナンテン(実) 
  に ニチニチソウ 
  ね ネオゲリア
  の ノウゼンカズラ科sp.
は は ハナキリン パパイヤ バラ パンジー
  ひ ヒポエステス 
  ふ フウセンカズラ フウロソウ ブーゲンビレア フブキバナ 
    プリムラ ブルーデージー  
  へ ペペロニア ベニゴウカン(カリアンドラ) ベゴニア 
    ベルゲニア(ヒマラヤユキノシタ) 
  ほ ポインセチア ボケ
 
ま ま マツバギク マネッティア(カエンソウ) マミラリア
  む ムシトリスミレ
  め メランポジウム
や や ユリオプスデージー 
ら り リッピア 
  る ルリハナガサ 
  ろ ロウバイ ローズマリー
わ わ ワイルドストロベリー(実)

090124 カマキリ CUMC

2009-01-25 14:52:29 | 生物
ムシトリスミレを見に行ったらカマキリの子どもがかかっていた
大物だ~~ じわじわ消化されてしまうのか??



・・・っとおもってドキドキしながらよく見たら
花茎に後肢 葉の縁に中肢 絶妙なバランスで構えている
ムシトリスミレの葉にくっついてしまっているのではなくて
もしかして ムシトリスミレに捕まえられる虫を餌にするつもりで
ここで張っているのかしら?
 


ちょっと鉛筆の先でつついてみたら(ごめん)
案の定ムシトリスミレの粘りにとらわれているのではなく
さささっとラベルの裏へ隠れた

後ろから見ると頭が 
ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)みたいな子だった

090123 いけ花 14 “色をいける”

2009-01-25 07:55:57 | いけ花
月3回のお稽古なので 一週お休みだった
 ガーベラ(また違ったあずき色だ) 
 ガマズミだそうだ
 マンサク 木の花が春らしい
どうやっていけるかずいぶん悩んだ。新しいテキストの3・4も見てみた
この組み合わせ、どれも花だから『花を生ける』になるのか・・・
ガマズミの繁りがよいので、苦手な塊(『マッス』)の練習にならないか・・・
いつも、花器選びには色のことを考える。今回はマンサクの黄色をいただいて黄色の花器にしよう。

マンサクを良く見ると、黄色い花弁の内側に、小豆色のガクが見える。この色はガマズミのつぼみやガーベラの色と同じ。小豆色はかためて『マッス』にしてみよう。マンサクの枝が太くていい線なので、これは塊とは離して線を見せたい。
黄色い三角の水盤もあるけれど、今日は刺し口が二箇所ある花器で小豆色の塊と黄色の枝の線と2つに分けて。でも小豆色のガクが両方に共通感を持たせてくれるだろう。小豆色の塊と黄色の花器も良く合いそうだ。テーマは『塊と線』にしよう。

先生に見ていただきました

壁の前に移動して・・・
「これは『株分け』?」「『塊と線』です」
「そうねぇ、塊というにはちょっと、『マッス』のときの線は教科書ではどんな風になっていた? これはちょっと、それより『色をいける』ということではこれは成功しているわね」「じゃあ『色をいける』ということで・・・」
先生がマンサクの枝先の葉芽をパシパシと切ってくださった「強さ、意志ってものが出るでしょ、これだけでも」
不思議です。あるとないとでは違うんですね



色を意識すると言うことは、アレンジメントを勉強に行ったときに繰返し学んだことだ。いけばなではあまり言われてこなかったことだけれども、自分ではいつも意識してきた。(肌色のガーベラオレンジのガーベラの作品や鑑賞ナスのときなんかもそれ)草月流でも『色をいける』というテーマがあるけれども、今回のいけ華が色を意識したものだと先生に見ていただけたのは、3種の材料がどれも花だったことが関係あるかもしれない。
私の意図したの塊が塊になってないし、線が線として練れていなかったってこともあるけれどもね・・・。

まあ、今日は『色をいける』という作品ってことにします

しかし、写真を見てみると、なんかなぁ~~。枝の線はなんかあっちむいているし、もうちょっと丁寧に。ガマズミの塊とガーベラはしっくりいってない、ガーベラの位置やガマズミの切り方も丁寧に。まだまだいろいろ手を入れられそうだナ。
自分の机でいけていたときは気がつかなかった。後ろ(背景)がごちゃごちゃしてるから。白い壁の前に持って来たら、線がはっきりわかるようになって、まだまだだな・・・ってわかった。

よくみて丁寧に時間をかけよう、次回はね。

先生、ありがとうございました

090123 坂道

2009-01-24 14:21:02 | お散歩・その他
 

坂を下ると近道 振り返るとこんな坂
道の向こうから なんかミャーみゃーと呼ぶ声がする

 

いたいた 屋根の上でひなたぼっこか? 毛づくろいなんかしている
でも、声は別のほうから聞こえる

 

もどって探してみると いたいた・・・
鳴いているのは門から出てきたこの猫
自動車の下の猫を呼んでいる 出てきた

 

急いでいかないと・・・帰りにまた来て見よう

 

さっきの猫がなんだい?って感じで見下ろしている
角を曲がったら また別の猫がこっちを伺っていた 

帰りに同じ道を通ったら もうどこにも猫の姿は無く、
道はすっかり日陰になっていた
まだまだ寒い

090123 タイサンボク

2009-01-24 14:01:19 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など

以前勤めていた建物の前をとおりかかったら
変なものが落ちていた

みあげたらタイサンボクの木
タイサンボクの実(といっていいのか)だった

雌蕊がらせん状に集合していて、その1つ1つがはじけている
勤めていたときには花こそ気がついていたけど
実を見るのはみるのははじめて

090123 プリマベーラ 2

2009-01-24 13:16:43 | 食べ歩き


先週も耳鼻科の帰り ここでランチだった また来てしまった
きょうはパスタではなくてハンバーグ 
デザートまでゆっくりして かえろう ¥1,050
きょうは猫にもたくさん会えたし ブーゲンビレアの大きな株も見つけたし
郵便局も2件よれたし いい一日だった 

090123 ブーゲンビレア

2009-01-24 12:45:48 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
1年ぶりに耳鼻科へいった
1回じゃよくならなくて今週も通院
田町から麻布十番へ遅いお昼を食べに裏道をふらふら
途中で見上げるような立派な茂みを発見
よくみたらブーゲンビレア(ブーゲンビリア)だった
 
オシロイバナ科 Bougainvillea属 和名:イカダカズラ
八百屋さんの2階までとどくかという立派なブーゲンビレア

写真をとっていたらお店の方が駐車場から近よってこられて
30年前に1500円で購入された鉢を地面におろしたのだとおっしゃって
株元を見せてくださった

ほんとに1本がこれほどに伸びたんだ
ブーゲンビレアって温室の花ってイメージだけど
植物図鑑でも品種の紹介などがあってその横に
ハワイやシンガポールの玄関やお庭に咲き誇る写真がのっていたりして
南国の花なのに この辺で野外で咲くんだ

15℃以上あればいつでも咲いていますよ とお店の方は言っていた

 

刺があって通る人に危ないから切るんだよ
ここがきれいだから見てくれ とおっしゃった壁も写真取らせてもらった



ブーゲンビレアの花びらのように見えるのは葉が変化した苞葉で
実際の花は筒状の小さなものだ
3つくらいずつついている
開花しているのもあった 一斉ではなく 次々と咲いていくみたいだ




勝駒

2009-01-19 20:23:57 | お酒
「お燗が美味しいお酒」 というのぼりがでている
久しぶりに麻布十番の庫裏さんを訪ねた
若い男の方3人が、梅錦の節分の日絞りたて予約の大きなお知らせを張り出している
なにかお探しですか?と声をかけてくださる 庫裏らしい

御燗用は一升瓶で ずらりと店内の低いテーブルに置いてあったけど 
わたしは4号瓶でなにかお奨めはないでしょうかと相談する
どんなお酒がお好みですか?
こういうときどのように説明したらよいのかわからないが
吟醸酒の香りがするお酒よりも純米酒のほうが好きですと説明してみた

 
まず手に取って薦めてくれたのが 勝駒 
そして 三日月のラベルのお酒
勝駒は200石と製造量も少なく、料理屋さんに入るほか、酒屋さんでは扱っているお店が少ないそうだ
せっかく庫裏に来たのだからこれに決めた
冷やでも美味しく楽しめますということで期待が高まる

 勝駒 純米酒
富山県高岡市 清都酒造場
アルコール分:15.0度以上16.0度未満
原材料名:米、米こうじ
精米歩合:50%
製造年月日:20.12
090117 KA 

評点 1.7
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした

熟度 2
1若い(熟成不足) 2飲み頃  3過熟(老ねている)

感想
のみやすい。 
さわやかで水のような味と ちょっとの辛さと甘味がある
お燗にしても冷でもよい というお奨めに従い早速暖めてみる
さわやかさと水ような感じがなくなって
軽く やさしめな濃厚さで まとまりがある味になった
甘くて 旨味のある お酒らしい味になった 
不思議だ 
美味しいなぁ 幸せだなぁ 1.7

韮饅頭・餃子・アミの佃煮

この瓶にはお手紙がついている・・・といってもよいみたいなラベル
いろいろ書いてある。お酒作りに対する愛情と誇りがつづられている
県の酒造協同組合さんのHPをみると、ラベルの字は池田満寿夫さんだそうだ