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storytellerです。本当に短い物語を書いたり、思い出話や日常の諸々について綴ります。

渡船に乗って埼玉(熊谷)から群馬(千代田町)へ

2024-11-28 19:55:40 | 神社仏閣

今年のミステリーツアーは長野県の海野宿(11月15日の記事)が最後かな、と思っていたら、新たに第6弾が企画された。さて、今度はどこへ行くのかな?

まずは、早めのお昼を。QPさんとわたしが愛してやまない城西ラーメン(行田市)の手打ち太麺。汁は昭和を思わせる醤油味。絶品だわ~。

そして向かったのが、利根川の土手。向こう岸は群馬県だ。

実は、ここ熊谷市葛和田からは利根川を渡船で渡って群馬県に行くことができるのだ。

群馬県千代田町のウェブサイトに赤岩渡船についての説明があるが→赤岩渡船 | 千代田町、それによれば、

「赤岩渡船は、千代田町赤岩から利根川をはさんで向こう側の埼玉県熊谷市葛和田をつなぐ主要地方道(県道)熊谷・館林線上を運航する動力船であります。利根川広しといえども現在、県道として1つしか残っていない橋のない公道の1つで、年間2万人を超える方々に利用されています。」

ということ。そうか、これは川を横切る県道なのだ!

船は群馬県側の岸にあるので(↓の写真の指マークが差しているところ)、

埼玉県側から乗る場合は、このように黄色い旗をあげて群馬県側の船頭さんに合図を送る。

船が群馬県側を出たのを確認したら、旗を降ろして乗り場へ向かう。

あ、船が近づいてきた。旗で合図をしてからまだ5分ほどしか経っていない。早いな~。

さあ乗ろう。さようなら埼玉、いざ群馬へ!

乗船客は救命ベストの着用が求められる。利根川ではちょうどカイトサーフィン(↓左)やウィンドサーフィン(↓右)をしている人がいたので、パチリ。

片道7分ほどの短く快適な船の旅だった。

下船したとき、船頭さんから「今は風速7メートルですが、8メートル以上になったら船は出せなくなります」と言われ、どきっ。千代田町でお寺を参拝する予定なのだが、乗り場に戻ってきたとき風速8メートル以上だったら、わたし達はどうすればいいのだ!?まさかこの寒さの中、利根川を泳いで渡るわけにはいくまいし!?

一抹の不安を抱えながら、船着き場から歩いて10分弱のところにあるお寺に向かう。

千代田町赤岩にある高野山真言宗の赤岩山光恩寺は、約1,200年前に開かれたと伝えられている。

 

境内には十月桜がぽつぽつと咲いていた。

 

イチョウの大木。黄葉が見事。

ここには群馬県指定重要文化財が2つある。一つはこちら。

阿弥陀三尊像だ(阿弥陀如来像と両脇に観音と勢至)。といっても、建物の中に安置されているので観ることはかなわず。

もう一つは、こちら。さて何でしょう?

ただの石ではないよ。これは、地蔵菩薩画像板碑(いたび)で、鎌倉時代に作られたものだという。この石には地蔵菩薩の立ち姿が彫られているが、長い年月を経た今は薄っすらとしか見えない。

日本で最初の女医、荻野吟子の石像。1851年に埼玉県大里郡妻沼町(現在の熊谷市)にて生まれ、明治18年に政府公許の女医第一号となった。

こちらの長屋門は荻野吟子の生家のものであり、明治23年以前に(正確な年は不明)光恩寺に移築されたといわれている。合格の門だ。わたしの生徒さんに高校受験と大学受験を控えている人が何人もいるので、彼女・彼らに代わってわたしがみんなの合格祈願をした。

このお方は、不動明王!

恐ろしい形相はともかく、牙が迫力ありすぎ。鬼かと思ってしまった(ごめんなさい)。それにしても、お賽銭のほとんどが1円と5円って・・・。

最後にクイズ。さて、わたし達がお寺の参拝を終えて船着き場に戻ったとき、無事、渡船に乗って埼玉県側に戻れたでしょうか???



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
赤ずきんさんへ (storyteller)
2024-12-02 13:23:34
>赤ずきん さんへ

こんにちは。
車で行けるところですが、あえて渡船に乗って行ったというのが、
思い出深い小さな旅となりました。

八斗島ですか。知らなかったのでネットで調べてみました。
伊勢崎市にあるのですね。
「やつたじま」、と読むのか~、わたしは「はっとじま」かと 苦笑。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (赤ずきん)
2024-12-02 11:37:30
いつもありがとうございます。
舟で川を渡ってお参りってお洒落ですね^-^
大きくて綺麗に色付いた銀杏の樹。
丸くって可愛らしいです。

昔、八斗島というところへ行ったことがあります。
群馬県の。。。
川で大きな魚が飛び跳ねていました。
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ナラママさんへ (storyteller)
2024-12-02 10:18:46
>naramama さんへ

こんにちは。ご訪問&コメントありがとうございます。
ご実家が利根川沿いにあるのですね。
同行者の話では、通学時に自転車ごとこの船に乗せて
向こう岸の学校まで通ったという知人もいるそうです。
バスケの試合に勝った良い思い出が渡船と結びついているのも、
素敵なお話ですね!

わたしは去年千葉から埼玉県北に越してきたので、
埼玉初心者です。小江戸はとても良いけどいつも観光客でいっぱいだよ、
と聞いているので、なかなか出かける勇気?がなくて。
ナラママさんの記事、とても参考になりました♪
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storyteller様 (naramama)
2024-12-02 09:32:03
はじめまして!
私の記事へのリアクションありがとうございました。
storytellerさんの記事を読ませていただき、葛和田とか妻沼とか…懐かしくてコメントをしました。
実は私、実家が利根川沿いにありまして、60年くらい前、中学生の頃に!( ´∀` )
この舟(今の様に綺麗でなかったかも?)で、バスケットボールの対外練習試合のため群馬に渡りました。
まだあったのですね!
その試合めちゃくちゃ勝った(笑!)のでよく覚えていました。
楽しい記事をありがとうございました。
ナラママ
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だんちょうさんへ (storyteller)
2024-12-01 15:17:18
>だんちょう さんへ

こんにちは。
札幌のラーメンは絶品ですね!!!
40年近く前に一度だけ食べましたが、
バターの塊が入っていて、こってり濃厚な味が最高でした!
札幌は手打ち太麺はあまりないのでしょうか。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (だんちょう)
2024-12-01 10:48:07
こんにちは。
爽やかな晴天。
いいですね!

城西ラーメン手打ち太麺
これまた美味しそうなラーメンですね。
札幌ではあまり見慣れない麺です。
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allyさんへ (storyteller)
2024-11-30 06:16:48
>ally さんへ

おはようございます。
お、クイズにチャレンジしてくれた最初のブロガーさんだ!
ありがとうございます。笑。

正解は・・・。惜しい!!!
無事渡れたのですが、風速が7メートルのままだったので、
というのが理由でした~。
本当に危ないところでしたよ、もし船が出なかったら、
うんと遠くまで歩いて橋を渡り、また向かい側の駐車場のところまで
ひたすら歩いて・・・ということになっていたはずですから。

コメントありがとうございました♪
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オトシガミさんへ (storyteller)
2024-11-30 06:13:34
>xxkaminosizukuxx さんへ

おはようございます。
カッコイイ系でも可愛い系でもない顔なのに、
なぜかオトシガミさんにはそのように見える!不思議だ~。
夢の中でわたしを美化してくれているのね、優しいわ。

コメントありがとうございました♪
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fairyさんへ (storyteller)
2024-11-30 06:10:05
>fairy333 さんへ
おはようございます。
利根川の川幅はとても広いので、海のように見えるかもしれないですね。
しかし、水の色はきたな~い 苦笑。
渡船に時刻表はなく、利用したい人が黄色い旗をあげたら、
それを合図に出船するんです。
船頭さん達大変ですよね、ずっと旗を見張っていないといけないなんて。
2人いるので、交代でトイレに行ったり食事したりできるだろうけど、
なかなか大変なことだと思います。

あの写真は実際より痩せて見える奇跡の一枚、不思議です。
携帯カメラが勝手に加工してくれたのか 笑。

なぜ日本ではSTにならなかったのか、話せば長い物語なので、
いつかブログ記事にするかも。ま、国の制度の違いに阻まれて、
というのが結論です。STになれないと分かった時は涙涙でした。
今は自宅と塾で英語を教えています。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (ally)
2024-11-29 17:49:34
こんにちは。
実は、戻ったときに風速8メートル以下だったのかを気にしながら読んでいたんです…。最後はクイズかあ!笑

えーっと…8メートル以上だったけど船頭さんとstoryさんQPさんの気合いと根性で渡りきった!!笑
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Unknown (xxkaminosizukuxx)
2024-11-29 13:43:39
スタイルが良いから、カッコいい系のお顔かと思っていましたが違いました
セミロングヘアで可愛い系に訂正します😚💕
毎回楽しみですよ〜♪
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Unknown (fairy333)
2024-11-29 11:35:16
story tellerさん

こんにちは
最初の写真を見たら、これは海だ!と思いきや、なんと利根川だったんですね。
橋のない公道があるとは知らなかったです。
向う岸は群馬とは!
黄色の旗を乗船者がいるというサインだという事は、決まった出発時間はないのですね。
驚いたのは、この乗船は「無料」だという事!
「無料」という言葉が大好き人間なので、反応しちゃいました。

黄色に輝くイチョウの下にいる女優さん!
あらっ!
スマートになられて、タイトな白いパンツがよくお似合いよ。

ところで、storytellerさんはSTさんではないのですか?
アメリカ時代は訪問STさんでしたよね。
今は、その講師をされてるのかな?

そう言えば、storytellerさんとお名前もS.Tさんだ!

ミステリーツアー第6弾、スペシャルな企画、紅葉も歴史も乗船もできて特大ツアーでした。
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