マンジュウなどは、本当に怖かった。あんこが甘いからだ。
寒天など、口に含んだ瞬間泣きそうになっていた。
ケーキも苦手というへんなガキだった。
ようするに、甘いお菓子が嫌いだったのである。
しかし、
海苔巻きせんべいは大好きで、今でも好きだ。
オヤジの晩酌のビールの泡の苦味が大好きだった。
これもへんなガキだ。
中学くらいから、コーヒーはブラックでしか飲まなくなった。
マセた野郎である。
しかし、中年になってから甘いものが大好きになった。
健康の面からすればヒジョーに危険である。
ビールの苦味はますます好きになっている。
健康の面からすればヒジョーに危険である。
さて、つい最近まで、演歌が嫌いだった。
まず、まともに聴いたことがなかった。
ところがである。
何かの記事に八代亜紀の歌唱について「地の底から湧き上がる魂の声云々・・・」というような一節を読んでからずっと気になっていた。
ものは試しに、とお手軽なネットでレンタルでCDを借りた。
なかなかのものである。
はっきり言ってファンになった。
中年になると、好みが変るものだ。
これが、人間の幅が広がったのであればけっこうなことだが、どうも広がるのは、腹のまわりの・・・・・・
ヒジョーに、危険である。
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