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のほほん書斎(日高茂和)

長崎港の「坂の上の雲」

長崎港に、大きな碇が安全灯の台座を兼ねたモニュメントとして据えつけられている。

碑文によれば、明治41年に三菱造船所でつくられ、大型旅客船の係留ブイを固定するために使われたものだという。



明治41年は、日露戦争の日本海海戦から三年後である。

そのころ使われた言葉である「一等国」の仲間入りを、明治維新の文明開花から38年の短時日で成し遂げた当時の日本人は、さぞ、意気軒昂であったことだろう。

この、碇と、その碇の由来と、澄んだ青空に浮かぶ雲を見たときに、ここでも「坂の上の雲」が展開していたのを想像して、目頭が熱くなった。

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