源氏物語を、瀬戸内寂聴訳で読み始めた。 以前から興味はあったが、訳本で十冊からなる分量におじけづいてなかなか手を出す気にならなかった。 しかし、今年は源氏物語が書かれてから1000年になる記念の年だという。このきっかけを逃がすと、生涯手に取ることもないかもしれない。 また、その気になるという、自分のこころの動きが面白くもある。 当面の間、平安のみやびやと、もののあはれの世界をトリップすることにする。