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CDとなって再発売されるまで、私はLPを持っておらず、板橋ファンの知人がくださったテープで聞いていたが、何回も聞いているうちに伸びてきたので自分なりの「使用制限」をしいていたところだった。
アルバムのタイトル曲「渡良瀬」は板橋文夫の故郷を流れる川の名にちなんで命名された曲で、彼の代表作である。
今から30年近く前のこのころの、彼が若手から中堅の音楽家として世に出て行くころの記録だが、彼の音楽を象徴する激情と叙情、そして作る曲の美しさがすっかりまとまっている名作だとつくづく感じ入りながら聞き返している。
このアルバムタイトルにもなっている「渡良瀬」は、1999年交響詩にアレンジされ、神奈川フィルとの共演でシンフォニーとして響きわたった。
演奏を終えたあと、ラジオに出演した際の板橋が、
「自分はこの曲をつくり、この曲を演奏するために生まれてきたのではないかと思う」
と語ったのが印象的だった。
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