のほほん書斎(日高茂和)

涙腺が・・・

涙腺が、近年とてもゆるみやすくなってきている。

人の話を聞いたり、ドラマや映画を見たり、音楽を聴いてもウルッときてしまうことが多い。
近頃は、毎日のようにウルッときている。
(何の感動もない日々よりよっぽどマシなことには素直に感謝したい。)

そこで、恰好のブログネタでもあるので、「今日の感涙」なるカテゴリーを設けることにした。

感涙には、個人的な経験が背景となる要素が高いので、小生の感動が読んでくださる方にどれだけ伝わるか不安ではあるが、これもひとつの小生の人生の記録としてつきあってもらおうと思っている。

さて、「今日の感涙」カテゴリーの第一弾は、薩摩兵児(さつまへこ=江戸時代の薩摩の血気盛んな男子)の感激についてである。

NHKの昔の大河ドラマ「翔ぶがごとく」(司馬遼太郎原作)の再放送が、ケーブルテレビの時代劇チャンネルで今月から始まった。
毎日放送なので、ついていくのが大変なのだが、ビデオに留守録して夜な夜な見ている。

第五回放送までに、若き西郷隆盛が、主君の島津斉彬公に見出され、身分を超越して活躍の機会を与えられ、西郷さんが感動し、奮起するシーンが描かれた。
また、理不尽な境遇におかれていた大久保利通も、斉彬の藩政改革で不遇から抜け出せることになり、斉彬に大きな敬意を抱くようになる。

その時代、島津七十七万石という大藩にあって、主君が下級武士を、その名を指名して重く用いるということはめったにありえることではなかってあろう。

ドラマでは、建白書の内容を認めた斉彬公が、その建白書に直筆で回答を書いて西郷へ返却するという話や、江戸へ上る供のひとりとして、西郷さんの名前を直筆にて供のリストに加える話が描かれる。
主君直々のお沙汰と知った西郷は、大いに驚き、「殿が、ジキジキに!」と絶句し、腰を抜かしそうになる様を西郷さん役の西田敏行が好演している。
その瞬間、西郷さんは、命を賭してこの主君のために働こうと強く決意したに違いない。

人を見る目と公正な判断をする名君。そして、その信頼に身命を賭して真剣に応える部下の姿。・・・体制とは違う意見や態度をもっているが、、その組織のためによい結果をもたらす可能性のあるものを見出し、登用する。そして、それまで冷遇されていたが、活躍の場を与えられたことに奮起して獅子奮迅の働きをする部下。
人を活かすも殺すも、権力側にあるものの見る目のよしあしがその組織の盛衰を左右する。

コメント一覧

のほほん
拝復
ガタキュンさん

感動したら、素直に涙を流すことにしました。
これは、いいことだと思います。
ガタキュン
のほほんさんも涙腺緩むんだねー
優しい性格なんですね。

私も昔大好きだったフォーク歌手の音楽を聴いたりコンサートDVDみるとボロボロ泣けます。
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