のほほん書斎(日高茂和)

ダシ殻野郎! (寸言採録VOL.1)

日々の暮らしのなかで印象に残った言葉などについて語るカテゴリーを新たに設けることにする。
カテゴリーのタイトルは「寸言採録」にする。
goo辞書によれば、「寸言」は、「短いが深い意味のある言葉」と説明されている。

ここでは、軽く、記憶に残った言葉について語っていくことにします。

さて、第一弾は「ダシ殻野郎!」である。
しょっぱなから、かなり荒っぽくて恐縮恐縮。

正月に、ぼけーっとテレビのチャンネルをいじくっていたら、新春歌舞伎というのを中継していて、お客さんがゲラゲラ笑っていて面白そうだったので、ついつい「助六」という演目をひととおり見てしまった。

話は助六なる武士が、訳あってある名刀を探すために、いろんな人にケンカを売って刀を抜かせようというようなもので、ケンカを売るさまなどが滑稽で面白い。
その、ケンカを売る時に吐いたセリフのひとつに、相手に対して「ダシ殻野郎!」とののしる場面があったのだが、この切れ味のよい、まさに威勢のよい江戸っ子のタンカが胸が空く思いがした。

しかし、「ダシ殻野郎!」だ。「この役立たずめぇ!」と言ったニュアンスだろう。

あまりにも可笑しかったのでしょっちゅう思い出す。
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