のほほん書斎(日高茂和)

七人の侍(映画)

一言レビューです。

黒澤明監督の「七人の侍」

浪々の身となれど、誇りと義侠心に満ちた武士が、代償を求めず困窮した農民を命をかけて守る物語である。

組織的戦闘で、強盗と化した野武士を倒そうと立ち上がるなかで、己の利益だけのために身勝手な行動をする百姓たちに向かって、武士のリーダーが言い放つ。

「他人を守れるものが自分も守ることが出来る。自分の利だけを考えて動くものは、組織全体を滅ぼす。」と。

変転と困難の多い現代を生きる人間の胸にしみる言葉である。
途中で休憩時間がある長編だが、長さを感じさせないおもしろさがある。

おやじブログ

コメント一覧

のほほん
拝復
つばくろう様

いろいろと含蓄の多い映画でした。
機会があったら、また見たいと思います。

武士はもちろんのこと、百姓たちのそれぞれの人物の個性が印象的で、自身を投影しながら見て、参考になったり楽しめたりでした。
つばくろう
こんばんは。
>「他人を守れるものが自分も守ることが出来る。自分の利だけを考えて動くものは、組織全体を滅ぼす。」
まるで、現代の政治家や官僚、強いてはこの世の中を戒めるために言っているような台詞ですね。
本当に彼らに聞かせてやりたいものです。
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