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江戸時代にベストセラーとなったレシピ集の「豆腐百珍」にならい、百の温泉湯豆腐を創作する。
拙者は嬉野温泉を使う地の利を得ているが、重曹を小さじ一杯1リットルの湯に溶かしたものでもとろりと豆腐が溶けますぞな。
今回は「初霜」である。
《お見立てのストーリー》
豆腐が溶けてきたところで、味噌を入れて調味。
これを稲刈りの終わった後の田んぼに見立てる。
そして主役の豆腐に大根おろしをまぶして初霜に見立てる。
薬味の七味を紅葉に見立ててお見立て三段仕込みの温泉湯豆腐である。
熱燗が恋しいこの季節に、
胃にやさしくて日本人の口にあう、やさしくホットな湯豆腐である。
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