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のほほん書斎(日高茂和)

旅立ち・・・母を見送るその2(母の葬儀)

■2月2日

ドクター回診。

今日の日中もつかどうかの状態ですという。
仕事の関係で明後日にしか来ることができない姉が、臨終に間に合わないかもしれないことを心配するが、けっこうもちそうな気もする。

■2月3日~5日

「サムバディ・ケアーズ」

偉大な業績を展開する日々を送ったデューク・エリントンの口癖はノーバディケア(誰もかまっちゃくれない)だったという。

そのエリントンが病床に伏した時に書いた曲が

「サムバディ・ケアーズ(みんなが見守ってくれる)」

親類縁者、施設・医療関係者の誰もが臨終を前にした母を見守ってくれる。

そして、私たち姉弟まで見守ってくれ、世話をしてくれる。

母は生きた。

危篤の報から6日生きた。

その間の呼吸をする姿を見ているうちに、私自身に生きる自信がふつふつと湧いてくるのを感じじた。

私は、母により、もう一度生を受けたことを実感した。

5日の夜は大潮。

19時半ごろから潮が引き始めることを新聞で知る。

姉達に自然が導くことになろうと告げる。

6日早朝。息を引き取る。


・・・・・

板橋文夫さんの曲に

「旅立ち」という曲がある。「もう一度この町に」という曲がある。

私は、脳内にこれらの曲を響かせつつ、母を見送った。

コメント一覧

日高茂和
拝復 雨通宿 様
http://blog.goo.ne.jp/sh-nohohon-mob
「凛」とした母でした。

何か、元気が出る経験をした一週間でした。

これから、さらに新しい日々を大事に創っていきますでございますよ。

しばらくは、あいさつや供養や整理で落ち着きませんが、じっくり、ゆっくりやっていきます。
雨通宿
さびしくなりますね
自然の道理とかポジティブにいこうとか頭で理解していても 悲しいものは悲しい。
でも、親に感謝を感じると何か物事が前に進む気がしています。
きっと凛とした方だったのでしょうね! 

これからちょっと大変ですよ。
一人前目指してお互いがんばりましょう。
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