高倉健の唯一のテレビドラマ出演作品の「あにき」を見ている。 1977年の作品というから俺が中三か高一ぐらいの年の頃の作品だ。 健さんは無論のこと、共演の大原麗子や小林稔侍、阿藤海、田中邦衛などなどみんな若い。 下町人情を描いた作品を彩る昭和の景色や生活用具や食器類を懐かしい思いで楽しんでいる。 鳶の頭を演じる男の中の男栄次(高倉健)の中にある複雑な心情に戸惑うことの多い物語だが、 情緒・風情をしみじみと感じる物語だ。