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過去は過去として、よりよき未来をつくるためには自身が変わらなければならないとマンデラは行動で伝えていく。
変化の激しい時代を生きる私たちに、大切なことを教えてくれる物語だと感じた。
苦難の日々を生きてきたマンデラが励みとした詩の一節が、劇中に何回か紹介される。
ウィリアム・アーネスト・ヘンリーという人の詩であるということだ。
「・・・門がいかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
私が我が魂の指揮官なのだ」
お釈迦さまが説かれたという、「自分を灯火としなさい」という教えや、儒学(陽明学)の始祖王陽明の「山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し」という教えに通じるこの詩の一節を、憶えておきたいと思う。
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