のほほん書斎(日高茂和)

イエイッ!ブラボー!たーまや~っ

江戸の昔は、花火を見ては「たまや」に「かぎや」。

芝居(歌舞伎)を見ては「音羽屋」「成駒屋」etc・・・。

落語を聴いては「○○町」と、お客さんが興に乗ったら屋号や居住地を叫んで誉めたのだそうな。

歌舞伎の場合は現代でも同じように声がかかっている。

現代でもおなじみなのは、クラシックの演奏会での「ブラボー」やジャズのライブでの「イエイッ」がおなじみ。

私もジャズ・ライブでは時おり叫ぶ。

ジャズ・ライブで、静かなエンディングの曲の余韻の後にうまく

「ブラボーッ」

と抑えめに声をかけても場が和みそうだが、おそらくクラシックのコンサートでコンチェルトの後などの静寂を破り、

「イエ~イッ!」

などと叫ぼうものなら、心底感動していても、つまみ出されて出入り禁止になりそうであるから、用心することにしよう。



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