大人のファンタジーである。 なんともいえない懐かしさ。 昭和の三~四十年代の香りがただよう。 亡き人が現れるというファンタジーは、夏の伝統習俗である、お盆の行事と重なるイメージがある。 大切な亡き人からと、生きている人から亡き人を思う気持ちに感動した。 もう一度見たいと思う作品である。 余談ながら、 やきもの商売をなりわいとする小生は、昭和演出の小道具に、水玉の茶器が使われていて、一瞬画面に映るのを見逃さなかった。