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のほほん書斎(日高茂和)

「殿もりの殿のみやっこ心あらばこの春ばかり朝清めすな」

「殿もりの殿のみやっこ心あらばこの春ばかり朝清めすな」(源公忠の作とされている歌)

学生の頃に知った平安時代の歌ですが、とても気に入っていて、いまだに憶えています。

桜が散り敷く花のじゅうたんを思い描かせる歌ですが、現代ではなじみのない言葉によるので大胆に意訳します。

・・・宮殿のメンテナンス係りの職員たちよ。皆さんは職務に忠実だから今日もきれいに庭を掃き清めることであろう。しかし、私がメンテナンス係りの上官だったら、この一日だけの怠慢を見て見ないふりをするよ。いや、できれば勘違いということで掃除をしないでくれたらと思う。一年に一度だけ、桜の花びらが風に散ってこの道に花のじゅうたんを敷いてくれる。
せめてこの春のこの一日だけは、風雅の心に導かれ、庭の掃除を怠るとよい。
(写真は昨日鹿島の鹿島城跡で撮ったものです)

コメント一覧

Django
久し振り~。
訳あって連絡が取れない状況にありました。

えーと、どうすれば連絡先を伝えられっとかな?

ohnolht@gmail.com

一遍、ここへメールしてもらえんね?


あ、ところでこの歌よかねー。
古の雅人は流石やね。
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