河瀬直美監督の、国際的に評価された映画「殯の森」を見た。 たんたんと進行するストーリー。日常生活の断片のドキュメントといった映像。 しかし、老いや大切な人を亡くした人の心という重いテーマが重低音として見る人の心を打つ。 見終わって時を経て、心のなかに熟成していくものを育む映画だ。 それは、もう一度聴きたくなる、良質な音楽のような感じがする。