上海帰りのリルです。

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すべって転んで、新年好。

2005-01-01 22:04:59 | 上海つれづれ日記
 ブログに書こうかどうか、迷ったんですが、書きます。

 昨日の晩、大学の前の道…解けた雪が凍ってツルツルになった道で
転んでけがをしました。前のめりに倒れて、手はついたんだけど、結構
勢いがついていたので、おでこの右側をゴン!と道路に打ち付けました。

 たいしたことはないんです。右のまゆの上にちょっと
こぶができたくらい。

 それを、部屋で冷たいタオルで冷やしながら、メールチェックしたら、
アニメ好きSJくんからメールが来てました。彼のメールに「道で滑って転んだ」と書いてあったので、返事に「私も転んで、おでこにコブができた。」と書いたら、すぐ返事が来て、「大丈夫ですか。ひどくなったらたいへんだから、痛かったら、すぐ電話ください。」と。

 あらら、すごく心配させちゃったわ。で、SJくんのケイタイに電話して、「たいしたことないの。大丈夫。心配させちゃってごめんね。」
と言いました。「あー、安心しました。」とほっとした声で言うSJくんに、「こういうときの塗り薬を私持って来てないんだけど、なんていう
薬を買えばいいかしら」と聞いたら、「あとで母に聞いてメールで送ります。」と言ってくれて、すぐにメールで「薬局は中国語でヨウティエン」
と薬の名前を送ってくれました。

 そして、今朝。顔を洗って鏡を見たら、昨日はなかったあざができてる!キャー!!(……人からみたらよーく見ないとわからないくらいなんですけどね。)これは、病院とか行ったほうがいいんだろうか…と思う。

 で、日本で入った海外旅行保険の上海市内の提携病院の住所を見て
地図で場所をチェック。『日本語』マークも付いてる。
日本語の通じる医師またはスタッフがいるってことね。
その電話番号にかけてみたら、テープに録音された日本語で、
「診療時間外です。」と言っていた。元日は休みなのね。
でも、薬を買うにしても、ひとりじゃ不安。

 元生徒、今社長のEさんに電話する。
「あ、あけましておめでとうございます。」から始まって、ちょっと久し振り!なんて話して、「実は転んでけがしちゃってさ、」と言ったら
Eさんあわてる。「どの程度?」「いや 大したことはないんだけど…」
と説明。聞けばEさんは今日の午後出張で浙江省にたつと言う。
「SOさん!」「え?」「SOさんは今日休みだから、私が彼女に電話します。薬を買うにしても、病院に行くにしても、通訳がいたほうがいいでしょう。」「すみません。」「先生が『すみません』なんて言わないでください。」「ありがとう。」

 それで、以前美容院に連れて行ってくれたSOさん(Eさんの会社の社員)が私のところまで、来てくれることになって、
部屋で待っていました。

 そこへ電話のベルが。
出たら、SJくんでした。「母に聞いたら、昨日メールに書いた薬は刺激が強いから、顔にはつけないほうがいいって。だから、病院に行きましょう。今、そちらへ向かっています。」「え?もう途中まで、来てるの?はい。じゃあ、待ってます。」

 すぐ、SOさんに電話したんだけど、彼女も家を出たあとだったので、
「じゃあ3人で」ということにしました。

 まずSJくんが部屋まで来てくれて、私の顔を見て、「え?けがはどこですか?」と。窓の近くの明るいところまで行って、「ここ。」と目頭のあざのところを指さす。「あー。もっとこんなになってるかと思った。」手でコブの形を作ってみせるSJくん。はい、だから大したことはないんだけど。「でも、顔だから気になって。」「そうですよね、女の子にとって顔にけがはたいへんですよね。」…女の子扱いしてくれて、ありがとう(^^;

 SJくんにSOさんも来ることを話して、ロビーまで、降りて、5分ぐらいして、SOさんが到着しました。

 通訳2人付きで、歩いて5分のところにある病院へ。
受付でも、診察室でも、2人が通訳してくれたので、助かりました。
おじいさん先生が大きい懐中電灯で(ふつうの懐中電灯です…)照らして、診てくれて、24時間以内は冷やして、それ以降は暖めなさいと。
2人の若者が頼りない先生に付き添って来て、いろいろ通訳している状況というのは、ほほえましいらしく、おじいさん先生はニコニコしていました。言葉もわからないのに、真剣な顔されたら、私、心配だけど。だから、(やっぱり)たいしたことなかったみたいです。

 おじいさん先生が懐中電灯を取りにいっている間に、SOさんとSJくんが私の足元を見て…夏からずっと履いているストラップ付きの裏が
ツルツルの靴だったので、「靴を買う!」と提案。

 病院を出たその足で、3人でバスに乗って人民広場に向かいました。
バスを降りたところでSJくんとはバイバイ。SJくんはそのままおばちゃんちへ向かいました。うん、もともと今日はおばちゃんちで食事の約束があるって言ってたんだよね。でも、私を心配して来てくれたの。
SOさんも社長に言われて、すぐ来てくれて、
「社長は今日はごめんなさいの気持ちですよ」って。
なんだか、悪いイメージが伝わりやすい中国人の、私はいい人とばかり
会っているような気がする。こういう話はみんなに伝えるべきよね。
今回のはちょっと私がはずかしい話だけど(^^;

 SOさんと服飾市場の中の靴屋に行って、ヒールなしのくるぶしまでの
黒のブーツを買いました。さっそく、あしたから履こうと思います。
デパートなんかでブーツを買うとセール中でも300元はするの。
でも、今日買ったのはSOさんが値切ってくれたのもあって、60元でした。なんか値段より価値があるっていうか、ストーリーがあるブーツだね。今月一時帰国するときにも、履いて帰ろうっと。