上海帰りのリルです。

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『キュリー夫人』を読む

2005-01-06 21:20:48 | 日本語の授業
 ケガを心配してくださった方、ありがとうございます。アザもだんだん
薄くなってきました。

 さて、今日はひさびさに朝一(8時)からの授業です。日本からの見学者(60代女性)がひとりいらっしゃいました。来年度からこの大学で
教えることを希望していらっしゃる先生です。

 今日から読むのは「キュリー夫人」。本文は戯曲なのですが、その前に
登場人物についてわかるように、マリーとピエールについて書いた「ラジウムの発見者」という文を読むことにしました。

 見学のU先生、一時限目は私の授業、二時限目は隣の(教室も隣なの)M先生の授業を見学されました。

 見学者がいるとはりきっちゃう私、(いつも元気ですが^^)まず、朗読して聴かせるとか、「(マントに)くるまる」を実演して見せるとかして、U先生に「面白かったです。」と感想をいただきました。私、「わかりやすかった」って言われるのと同じくらい「面白かった」って言われるのが嬉しいです。面白くて、わかりやすい授業をめざしているんですけどね。

 授業終了後、U先生、M先生、いつもお世話になってるW先生と私の
4人で、学食で食事しました。U先生、とても上品な方で、今は英語の先生をやっていらっしゃるんですって。オーストラリアで日本語を教えた経験もあるのだとか。「ここの仕事は面白いですよー。」とお話しました。
けっこう関西アクセントのU先生、それを気にしていらした。W先生は
「標準語でお願いします。」っておっしゃるからね。

 でも、もうひとりの日本人教師O先生はあんまり標準アクセントではないですよ(北関東アクセント)。でも、ベテラン国語教師でいらっしゃる。だから、O先生は「古典」や「文学史」も教えていらして、私は「精読」の他は「会話」なのね。

 W先生によると外国生活でへこたれないことが一番だそうです。
「S先生は大丈夫だと思ったの!」だって^^。

 この仕事を希望される方、「外国生活を楽しめる」という点をW先生に売り込んでみてください。それから、W先生曰く「神経の細い人はダメ」だそうですよ。

 さて、明日も朝一から。いよいよ戯曲に入ります。
意味をとるだけじゃなく、セリフらしく読む指導まで、やりたいな。
…ってこういうの、考えるのが楽しいんですよ、この仕事。