上海帰りのリルです。

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キュリー夫人だけじゃなく、

2005-01-14 16:42:20 | 日本語の授業
 今日は、1~4限まで、3年精読。キュリー夫人の課のまとめと、次の課の導入です。

 もう一回「キュリー夫人」を読んでも良かったんだけど、学生があんまり乗り気じゃないようだったので、他の台本を持っていきました。

 だって、ちゃんと芝居っけのある学生はいるのに、セリフがあんまり面白くないんだもの。

 他の台本というのは、宮崎 駿アニメ「耳をすませば」のものです。
これ、手作りなんです。市内の外国語学校で日本語を教えてる中国人の先生が、受け持ちのクラスの学生と、ディクテーションがわりに、DVDを見ながら、そのセリフ(もちろん日本語)を聞き取って、書き起こしたもの。某オフ会で、私が学生とアテレコごっこやった話をしたら、その手作り台本をくださったの。

 これは、授業に活用させなきゃ、と思い、今日持っていきました。

 やっぱり、名場面は、ラストシーンでしょ。
 中学3年生のプロポーズ。

 この映画を見たことのない学生のために、ちょっと場面と登場人物(雫と聖司)の説明をして、セリフを黒板に書いて、まず、私がひとり2役で
読んでみました。(やりたがりの私^^;)

 そのあと学生達に向けて「やりたい人!」と言ったら、恥ずかしそうに手をあげた女の子がひとり。「じゃあ、昨日ピエールになりたいと言った
Gくん、聖司。」と言って読ませました。

 プロポーズのセリフなんて恥ずかしいよね。でも、そのほうが聴いてるほうも面白がるので、そこは狙いました。

 「あ、その『うん』じゃ、『ヤッター!』って言えないなぁ。」なんて
ダメ出しもしつつ、3組に読ませました。

 最初に手をあげた女の子は、この映画が好きで、こういう日本語の台本を探していたという。「どこで、買えますか?」と質問に来たので、「これは、売っているものじゃないんだ。」と言って、私の台本を貸してあげました。すごく喜んでた。うん。こういう日本語教材を作るといいですね。著作権の問題とかあって、出版するのとかはダメだろうけど、私に
この台本をくれたAMさんみたいな発想の先生がもっと増えるといいな。

 そのあとの3コマはちゃんと練習問題とか、次の課の導入とか、やりましたよ。次の課は「近代の夜明け」。これも、ちょっと難しそうです。