カルカッタより愛を込めて・・・。

今月のアピア40のライブは3月21日(金)です。また生配信があるので良かったら見てください。

私の人体実験。その4。

2021-07-28 12:47:14 | Weblog

 毎年10月に会社の健康診断がある。

 昨年の10月の体重はコロナ禍ゆえ、脂肪を少し付けた方が良いと思っていたとは言え、前年より9キロも増え、71キロ台になっていた。

 私の見た目の体形は変わっていないと思う。

 筋トレは続いているし、食べ物もほとんど変わらない。

 だが、4月にタバコを止めてからは、かなりお腹が空くのが早くなったことを実感していた。

 やはり食べる量が少し増えていたのだろう。

 それから71キロ台から3キロぐらいは減らしたいと思っていたが、なかなか減らなかった。

 そこで「大胸筋が歩いている!」のバズーカ岡田先生のYouTubeを見ていると、「除脂肪したいのならスーパー大麦を食べろ!」と言っているのを見て、私はすぐに「はい!」と答え、アマゾンでスーパー大麦を購入した。

 毎日15グラムくらいを食べるようにしてきた。

 10分間ボイルしたスーパー大麦を、朝はきな粉ヨーグルトのなかに、夜はひき割りの納豆のなかに入れて食べていた。

 もう食べ始めてから1ヶ月半が経ち、今朝800ミリグラムのスーパー大麦を食べ終えた。

 食べ始めてから、しばらくすると、体重が70キロを越さなくなっていた。

 毎日のように体重は計っているが、1キロぐらいは上がったり、下がったりを繰り返していた。

 それが気が付くと緩やかに下降していた。

 先日、希望であった68キロにもなった。

 バズーカ先生の言う通り、スーパー大麦は腸活の神食材である。

 除脂肪したい人、腸活したい人にはお勧めの食材です。

 私のこの人体実験は成功したと言えよう。

 私に良いものは愛犬あんにも良いだろうと、最初スーパー大麦を5粒ぐらい、あんにも食べさせていた。

 しかし、あんのウンチにそのまま出てきてしまったので、今は大麦を10粒くらいみじん切りにして小さじ一杯の納豆やヨーグルトに入れてあげている。
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不機嫌と微笑み。

2021-07-20 12:36:09 | Weblog
 最近、友人に勧められ、三浦綾子氏の「氷点」を読んでいる。

 もう下巻の半分ほどのところまで読み終えたが、気になる一文があったので、そのことを少し書き出してみる。

 「人間と言うものは案外、同じ屋根の下に住む者の影響を、このように強く受けているのかも知れないと啓造は思った。ゲーテか誰かの、「不機嫌は、最大の悪だ」といった言葉が思い出された。」

 この「不機嫌は最大の悪」と言うことは正しく本当である。

 何も新聞の三面記事に載る犯罪だけが罪ではない、不機嫌でいることは正しく罪である。

 不機嫌故に本人はいっこうに気付かない。

 前科者にはならないが、周りにいるものを破壊し、時に恐怖を与え、自分の思い通りにならないことへの怒りを分からそうとする幼稚さがある。

 自分が周りにいるものを傷付けていることなどいっこうに気付かない。

 このコロナ禍、不機嫌な親のために孤独な思いをしている子供が多くいるのだろう。

 児童相談所はコロナ禍のいま相談件数は激しく増加している。

 愚痴を言える私たちは良い、逃げようと思えば逃げれる大人の私たちはまだ良い。

 帰りたくもない場所に帰らざるを得ない子供、我慢に我慢を重ねなくてはならない子供、そうしないと生けれない子供がいることを私たちは知らなくてはならない。

 不機嫌な親の親も不機嫌だったのかも知れない。

 自らも知らないところで親に復讐出来なかったことを子供に復讐してしまっているかも知れない。

 だが、負の連鎖は断ち切った方が良い。

 「不機嫌は最大の悪」と気付いた方が良い。

 しかし、間違ってはならない、不機嫌な人に「不機嫌は最大の悪」と言っても、たぶん、あまり変わらないか、もっと不機嫌になるだろう。

 だから、そうした人がいても、微笑んでいなくてはならない。

 その人がそうせざるを得ない思いを受け容れ、その人のために静かに祈ることをした方が良い。

 そして、自分の不機嫌があれば、それを認め、手放すトレーニングをした方が良い。

 ごはんが美味しくなる。

 お酒が美味しくなる。

 微笑みにはそうした力がある。

 マザーテレサは良く言っていた「あなたたちは微笑みの力を知らない」と。

 私たちはきっともっと微笑みの力を知れるのである。
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路上生活者のワクチン接種。その後。

2021-07-14 12:25:39 | Weblog

 良い知らせである。

 路上生活者であるおじさんが台東区の保健所に行き、コロナワクチン接種の予約をして来たことを先週の土曜日、本人から聞いた。

 そのおじさんは免許書を持っていたが、保健所では免許書など、戸籍の分かるものが無くても予約は出来るとのことだった。

 面倒なことは何もなかったとも言っていた。

 たぶん日本全国どこの保健所でも同じようにワクチン接種が出来ると思う。

 もちろん、高齢者からであるが住所不定でも可能であることが確認出来た。

 住所不定の方で、もしワクチン接種を打ちたい方は台東区の保健所に行って見ると良いかも知れない。

 間違えなく、何人かの路上生活者の人がワクチン接種をしていると思う。

 炊き出しに来た路上生活者でこれからワクチン接種をしたいと思っている人にも私は会った。

 ただネットの予約とかは出来ないと思う。

 まず初めに一回行き、そこで一回目の接種の日程を決めるのである。

 計三回行くことになるが、コロナの必要以上の不安は拭うことが出来るのだろう。

 まだ劇的には変わっていないが、ゆっくりと確実にコロナ克服の道を歩んでいると思う。

 期待するも期待しないも、あなた自身である。

 愚痴をこぼし、誰かをバカにし、今日を生きるのか、希望を持ち、誰かを励まし、今日を生きるのかはあなた自身である。

 
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背中で。

2021-07-05 11:48:07 | Weblog

 その日、私は白髭橋のカレーの炊き出しに向かう車のなかで思った。

 {今日は思う存分、可能な限り、愛情深い態度で、彼らと会おう}と。

 何年も来ているからこそ、一つのルーティーンをこなすように慣れあいのようになってしまってはいけない、私に出来る最良のことをその都度、今日こそ、また新たな思いでしてみようと思った。

 しかし、そうは思ったものの、私は普段と何も変わらず、カレーの炊き出しを待つ、彼ら一人ひとりの顔を見て、マスクを配りながら挨拶をしていった。

 私は独りでカレーを食べるおじさんに特に声を掛けるようにしてきた。

 友達もなく、話す相手もなく、他人と言葉を交わしたのは、もしかすると、私との週に一度の「おはよう」だけのおじさんもいるかも知れない。

 そう思うと、私は私のなかにある愛情を否応なしに掻き集め、「あなたは愛されている」と伝えたい思いになった。

 しかし、何か変わったことをするではない、マザーの言うように、ただ何気ないことに比類ない愛情を注ぐだけである、そうあれるように祈りながら、この身体を動かすだけであった。

 
 猫を飼っているおじさんがカレーの炊き出しに来ていた。

 彼は話し好きで、誰とでも話しが出来た。

 そのおじさんの周りに六人のボランティアが集まっていた。

 みんな楽しそうに話していた。

 だが、そのすぐ後ろで独り顔を上げずに、黙々とカレーを食べていたおじさんがいた。

 彼は以前、生活保護を受け、アパートにいたが、人間関係が上手く行かず、また路上に戻った。

 肝臓が悪いのだろう、顔色がずっと黒かった。

 彼の友達、遠ちゃんは数年前「オレは水神大橋から飛び降りて死んでやる」と言って、ほんとうに飛び込んで死んだ。

 彼は「遠ちゃんは凄い!ほんとうにやるんだから。遠ちゃんが呼んでるけど、オレは勇気がない」と言っていた。

 彼の哀しみ、孤独、怒り、不安はどんなものだったのだろうか。

 そこにいたボランティアの誰一人、彼のことは知らなかっただろう。

 ただ猫のおじさんの話しが面白くて、そこに集まっていたのだろう。

 だが、そうした背中で誰かが傷付くこと、誰かを傷付けることを知らない。

 それゆえ、顔を上げることの出来ないおじさんの孤独を感じられないかも知れない。

 私たちは正しいと思いながら、行ったことであれ、誰か他人を傷付けてしまうことがあることを知ろうとする意思を持った方が良いと思う。

 確かに孤独な人に話しかけるのには勇気がいる。

 激しい孤独にも関わらず、話し掛けないで欲しいと拒絶する人もいる。

 話し掛ければ、うすっぺらな自分を見透かされてしまうような不安もないとは言えないだろう。

 だけど、失敗を恐れずに、自分の行うことが、愛か、愛ではないか、ついて考え、行動すれば良い。

 それはいつも私が私自身に説いていることである。

 私は猫のおじさんには申し訳ないが、「すいません、他にもおじさんがいるので」と言い、その輪を壊し、すぐにカレーを独りで食べていたおじさんに声を掛けた。

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